さそり
Scorpion
監督水川淳三
脚本野村芳太郎、森崎東
製作小角恒雄
出演者佐藤友美
石立鉄男
露口茂
伊藤雄之助
音楽山本直純
撮影笠川正夫
編集杉原よ志
製作会社松竹
配給松竹
公開1967年5月13日
上映時間89分
製作国 日本
言語日本語
テンプレートを表示
『さそり』(さそり)は1967年5月13日に松竹が製作・配給したエロスサスペンス映画[1]。成人映画指定を受けた作品である[2]。佐藤友美のデビュー作である[3][4]。モノクロ作品。 スーパーマーケットの経営者野田善平(伊藤雄之助)は、名古屋に出張した時ブルーフィルムを見た。それは善平に浮気心を起こさせるのに十分であった。その後、一夜のアバンチュールを楽しもうと善平はそこの映写係ユキ(佐藤友美)を連れ出した。帰京の予定日が来ても、善平は妻(菅井きん)に仮病の電話をかけ、ユキとホテルに泊まり続けていた。数日後、善平はユキに金を払って帰京した。善平にとってはただの浮気だった。ところが、ユキが善平の後を追って上京してきたことから、善平は結局、彼女を囲い者にしたのだった。彼は、ユキの存在が妻にバレるのを恐れていたが、そんなある日、東京に働いているユキの幼な友達順一(石立鉄男)が、ユキを訪ねてきたのである。順一がユキのヒモになるのには、大して時間はかからなかった。一方、善平はユキの要求する金額が増えていくので別れる決心をしたが、ユキと順一の仲を知って逆上し、反対に順一に殺されてしまった。それは過失致死ではあったが、あまりのことに茫然自失した二人は一緒に、善平の死体を自殺に装って、逃走した。そして、善平から無心した金が無くなると、ユキは当然のように売春婦にまでなり下がっていった。そんなある日、ユキは客を装っていた刑事に、売春現行犯で逮捕された。だが、初犯のために間もなく釈放された。一方警察では、ユキが善平の死と関係があることを知って秘かに捜査を始めた・・・。
あらすじ
出演者
佐藤友美 : 山根ユキ
石立鉄男 : 荒木順一
露口茂 : 山下刑事
菅井きん : 善平の妻
加藤武 : 井上刑事
加賀まりこ : 飲み屋の女
牟田悌 : 名古屋の男
曽我廼家一二三 : 安田
浜田滉 : ブルー映画の男
比嘉照子 : ガイドガール
金原亭馬の助 : 金井
呉恵美子 : 善平の娘
水木梨恵 : 車中のグラマー
江幡高志 : 接待係
大泉滉 : ポン引き
荒井千津子 : ミニスカートの女
桜井センリ : 管理人
石橋エータロー : 巡査
伊藤雄之助 : 野田善平
スタッフ
監督 : 水川淳三
製作 : 小角恒雄
撮影 : 笠川正夫
脚本 : 野村芳太郎、森崎東
音楽 : 山本直純
編集 : 杉原よ志
同時上映
『情炎』
脚注^ “ ⇒さそり”. 一般社団法人日本映画製作者連盟. 2022年8月14日閲覧。
^ “さそり
^ “佐藤友美 略歴