ささめきこと
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ささめきこと
ジャンル学園漫画ラブコメディ百合
漫画
作者いけだたかし
出版社メディアファクトリー
掲載誌月刊コミックアライブ
レーベルMFコミックス アライブシリーズ
発表号2007年3月号 - 2011年11月号
巻数全9巻
話数全53話
アニメ
原作いけだたかし
監督菅沼栄治
脚本倉田英之
キャラクターデザイン猪股雅美
音楽蓮実重臣
アニメーション制作AIC
製作梅枝高校女子部
放送局放送局参照
放送期間2009年10月7日 - 12月30日
話数全13話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『ささめきこと』は、いけだたかしによる日本漫画作品。メディアファクトリーの漫画雑誌『月刊コミックアライブ2007年3月号に読み切りとして掲載され、同年7月号から2011年11月号まで連載された。同級生の女子に恋をしてしまった女性主人公の片想いを描いたラブコメディである[1]

単行本は全9巻が発売されており、2009年4月現在で15万部を売り上げている[2]2009年10月から12月までテレビアニメが放送された。

作品タイトルの「ささめきこと」とは、「ささやくこと。小声でひそひそと話すこと。ひそかに噂話をすること」などの意味である。
目次

1 あらすじ

2 登場人物

2.1 梅枝高校

2.2 その他


3 用語

4 書誌情報

5 テレビアニメ

5.1 スタッフ

5.2 主題歌

5.3 各話リスト

5.4 放送局


6 Webラジオ

7 脚注

8 関連項目

9 外部リンク

あらすじ

風間汐は、親友の村雨純夏とのランチの最中、「…どうして女の子同士で愛し合っちゃいけないのかしら」と嘆く。「まぁた病気が始まったか」と軽く受け流す純夏だったが、実は彼女は汐のことを密かに思っていた。しかし、汐の理想のタイプは、長身の純夏とは正反対の「カワイイ」女の子であり、想いを打ち明けられずにいた。

そんな純夏の片思いを知った年上のクラスメイト蓮賀朋絵は、間違って共学校に入ってしまった女子生徒愛好者のために、女子の女子による女子のための部活「女子部」を立ち上げないかと純夏に持ちかける。その後も純夏の周りには、女性読者モデルとして活動する男子生徒朱宮正樹や、少女小説を愛好する内気な女子生徒蒼井あずさなどが集まり、騒動が巻き起こる。
登場人物
梅枝高校
村雨 純夏(むらさめ すみか)
- 高垣彩陽本作の主人公。身長が175センチメートルと女子としては長身。成績優秀で運動神経も抜群。クラス委員長。「暴刀村雨」(中学時代、高校生を5人でのしたことでつけられた。ただし真相は、遊園地でしつこく付きまとった男子を純夏が怒鳴って追い払ったものである)という異名もある。家は空手道場で、母は既に他界しており、現在は父と家政婦と3人の兄がいる。自身も空手は相当な腕前(黒帯所有者)であり、道場破りを撃退している。以前、汐に好かれるために「かわいくない」という理由で辞めていたが、シャルロッテの師匠として道場にも復帰(ロッテを鍛えることで汐を自分のほうに振り向かせたいという、やや不純な動機もあった)し、創設された女子空手部の初代部長となった。家事全般は苦手で、料理をするたびに鍋を爆発させている。地味でボーイッシュな格好を好み一見クールでとっつきにくく見えるが、汐がらみや予想外の事態に遭遇したときにはうまく対応できずおかしな行動をとってしまうことも多い。中学校で汐に出会って以来、汐に想いを寄せているが、彼女の好みには当てはまらないと思い、打ち明けられずにいた。しかし、高二の夏休み、風間が怪我で弱気になった祖母の下で暮らすかもしれないことを知り、自分の想いを伝えた(第46話)。
風間 汐(かざま うしお)
声 - 高本めぐみかわいい女の子が好きなおっとりとした女の子。兄と2人暮らし。家事は得意。図書委員。兄ほどではないが、部屋の半分が埋まるほどの蔵書がある。中学生時代に女の子が好きだという理由により檜垣中でいじめを受けたことで転校を余儀なくされ、転校した中学でもクラスで浮いていた所をクラス委員の純夏が接するようになり、それ以来仲を深めている。思い込んだら手段を問わず突っ走る行動力があるが、付合いの長い純夏の気持ちには気づかないなど天然なところがある。18話で純夏への思いを自覚するようになったが中学時代に親友から「気持ち悪い」といわれた事によるトラウマからその思いを封印し、あくまで友達として付き合うことを決めた。その気持ちを抑え続けた結果、自室で感情を爆発させ、右腕を骨折してしまった(31話)。そして32話において自分の気持ちを偽ることをやめて正面から向き合うことを決めた所に、蓮賀から村雨の思いを知ったことで徐々に距離が縮まるようになった。生徒会長選挙に立候補した純夏が後輩で同じ空手部員でもある蝉丸による暴力事件によって立候補辞退を余儀なくされ、事情を知った対立候補も辞退したことによって行われたやり直し選挙に立候補し、他に立候補が無かったため、当選。生徒会長となった(第43話)。
鳥追 きより(とりおい きより)
声 - 加藤英美里通称「キョリちゃん」。吹奏楽部員。食べることが好きでしょっちゅう何かを食べている。特にカレーパンに目がない。ムードメーカーで、純夏のグループ以外にも友人が多いようである。嫌なことはキッパリ断る。ちなみに「キョリ」というニックネームの「KYO」は、本名の他に「Ku-kiYomenaiOnna」という意味もあり、実際、仲間内では最も空気の読めない言動が多い。
朱宮 正樹(あけみや まさき)
声 - 清水彩香クラス副委員長。純夏に想いを寄せる男子で、中学時代からのクラスメート。純夏が汐のことが好きなことを見抜いており、どうすれば振り向いてくれるかを思い悩んだ末にとった女装という行動が妹の目に止まり、「山崎アケミ」という偽名を使い女装して少女ファッション誌のモデルをしていた。元より行動がかなり女の子寄りであるが、ここ一番では身を挺して純夏を護ろうとしたこともあった。純夏や肉親以外にも、モデル仲間、編集長、ドロッセルも彼の正体を知っている。とあるファッションショーで起きた悲劇のためにモデル界から足を引いた。その悲劇以降、彼の書き方がヨレヨレの線になっていたが、村雨の選挙対策で彼氏役を任されることになり、復活する。卒業後は、ロッテの母親であるドロッセルにスカウトされてヨーロッパでモデルとしてデビューした。
蓮賀 朋絵(はちすか ともえ)
声 - 原田ひとみ純夏たちと同学年だが、2歳年上。宝塚の男役のような口調で話す。本人は「少々」と言い張るが、水泳全般の能力が非常に高い。家族構成は分かっているだけで父・兄・継母・祖父がいる(父と祖父は未登場。また兄と継母はメイド達の間で『出来ている』と言われている)。自動車運転免許を持っているが、運転は壊滅的なほどに下手である。女子空手部に入部後、白帯であるにもかかわらず活躍し、色帯を取得、黒帯を目指して村雨の道場で修業をしている。察しが良くリーダーシップと行動力に見るべきものがあるが、猪突猛進型でどこか抜けているところがあるため、純夏からは馬鹿だと思われている。蓮賀重工グループを運営する蓮賀家の娘で、一時は相当な経営難にまで落ちたが、彼女の手腕により立て直しており、祖父(蓮賀義南)から「高校在学の3年間は自由にして良い」と言われている(そのため2年間学業面を封印せざるを得なかった。またそのために現状で彼女にたてつける人間はほぼいない)。なお、表向きには彼女の父が立て直したことになっている。みやことは恋人同士。
当麻 みやこ(たえま みやこ)
声 - 斎藤千和校内屈指の美少女の1人。ツインテールが特徴で小柄。愛称は「姫」。父は蓮賀家の運転手。朋絵によれば「虫も殺さぬ顔をしてひねり潰す」。普段は猫をかぶっており、クラスメイトらに人気があるが、「黒い」発言が時折あったり、毒のある行動を見せたりする。朋絵とは恋人同士。なお、美少女設定ではあるものの、作中の絵ではあまりそういうタッチで描かれる事がない。
蒼井 あずさ(あおい あずさ)
声 - 牧口真幸商店街にある酒屋「あおい」の一人娘で、少女小説家の織野真紗香のファン。同人誌製作もしている。純夏を同人誌即売会にデビューさせた人物。同人誌関係で友人を失った過去がある。彼女もまた、一度妄想するとなかなか止まらないタイプ。アニメ版では同人誌作成協力の項目で日日日が参加している。洞察力に優れ、純夏と汐との間にある恋愛感情を独力で見抜いた人物である。自身も純夏にほのかな想いを寄せていた節もあるが、2人の想いの強さを感じ取り、終始応援する立場を崩さなかった。
シャルロッテ・ミュンヒハウゼン
通称「ロッテ」。ドイツから来た飛び級の留学生で、金髪碧眼の人形のような美少女。空手家の父と映像作家で演出家の母を持つ。


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