さくら_(2002年のテレビドラマ)
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さくら
ドラマの舞台の一つ、高山市・さんまち通り
ジャンルテレビドラマ
田渕久美子
出演者#登場人物
ナレーター大滝秀治
時代設定2002年1月 - 2003年4月[1]
製作
制作NHK

放送
放送国・地域 日本
放送期間2002年4月1日 - 9月28日
放送時間15分
放送枠連続テレビ小説

番組年表
前作ほんまもん
次作まんてん
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『さくら』は、2002年平成14年)4月1日 - 9月28日に放送されたNHK連続テレビ小説第66作である[2]

連続テレビ小説ではこの作品から、BShi放送用に全編ハイビジョン映像で撮影されるようになり放送枠が追加された[3]。デジタルBShiとアナログBShiはサイマル放送、デジタルBS2とアナログBS2はサイマル放送。BShiとBS2の初回放送は同時間帯に放送されていたため、月 - 土曜の7時30分 - 7時45分はBS2・BShiの4つのチャンネルで、土曜の9時30分 - 11時はBS2の2つのチャンネルで放送された。

2007年4月2日から9月29日までBS2 月 - 土曜の7時45分 - 8時に再放送され、2023年9月4日から11月20日まではNHK総合で月 - 金曜(祝日を除く)14時45分 - 15時[4]、11月29日からは放送時間を14時15分に繰り上げ、12月28日まで3話連続で再放送していたが[5]、年末年始の放送休止期間中の2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震の影響により、その後も特別報道番組が組まれたため休止期間が延長、1月10日から再放送を再開した[6][注釈 1]第213回国会中継による休止などを挟み、2月28日まで(同日のみ14時15分 - 14時45分)放送。
概要ドラマの舞台、ハワイ・ホノルル市郡中心街

ヒロインオーディションには2512人が応募した[8]

舞台は、岐阜県(旧高山市古川町郡上八幡)、東京都ハワイ州ホノルルで、岐阜県が主な舞台の1つになった最初の作品である[9]

2002年の初放送時の平均視聴率は23.3%、最高視聴率は27.5%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)[1]

次作ヒロインへのバトンタッチセレモニーは万博記念公園大阪府吹田市)にある太陽の塔で行われた[10]

視覚障害者向けの解説放送は、前作『ほんまもん』を以て卒業した関根信昭の後任として、江原正士が本作から担当した。
あらすじ
第1週『かわいい子には旅をさせよ』

松下さくら(エリザベス・さくら・松下)はアメリカハワイ生まれの日系4世(父が日系3世、母が日本人)でハワイ大学マノア校在学中。大学で日本の英語教師の募集を見たさくらは日本行きを決意。大学卒業後来日し、母の実家である東京の神山家を頼る。しかし就職先の「東京あけぼの中学校」から突然、岐阜県・飛騨の「高山あけぼの中学校」の赴任を命じられる。急遽父方祖母の故郷である飛騨地方に飛んださくらは、温泉で出会った桂木慶介とひと騒動になるが、彼はあけぼの中学の教員だった。
第2週『郷に入っては郷に従え』

あけぼの中学にALTとして赴任したさくらは、桂木のクラスの副担任となる。だがあけぼの中学は進学校として有名な男子校で、英語担当の沢田は自由な授業を許さない。さくらは在日外国人が集う「〈俺〉鳴門(れおなるど[注釈 2])」で憂さを晴らすが、お茶くみ、セクハラに耐え兼ね、東京の神山家に帰ってしまう。
第3週『雨降って地固まる』

さくらの祖父・功はさくらを諭し、さくらはしぶしぶ高山に戻るが辞職を申し出る。さくらを慕う生徒たちは沢田の授業をボイコット。さくらは辞職を撤回し、二度と職場放棄はしないと誓う。同じ寮に住むさくらと桂木の仲が噂になり、さくらは引っ越しを決意。家庭訪問で訪れた沼田家に下宿する。
第4週『住めば都』

さくらが沼田家に引っ越して間もなく、名古屋に嫁いでいた長女・みどりが離婚するつもりで帰ってくる。さくらは夫の信也と会話すべきと主張するが、みどりの決意はゆるがない。さらにみどりの妊娠が発覚。さくらは桂木と名古屋に赴き、あとから来たみどりと信也に話し合いをさせる。みどりは離婚し、一人で子供を産み育てることになった。
第5週『昨日の敵は今日の友』

子供の教育問題をめぐって仲の悪い嫁・筆子と姑・たね。中学生の英語スピーチコンテストが開催されることを知り、さくらは生徒に参加を呼びかけるが、尻込みした生徒たちは大介に押し付ける。沼田家では健一が連れてきた商店会の人々と急遽宴会が開かれるが、泥酔した筆子は不満をぶちまける。翌日、筆子は荷物をまとめて家を出ようとするが、夜な夜な出かける健一が浮気しているとの噂が入る。筆子とたねは結束。筆子はさくらと紳士服店の女主人・海原涼子のもとに押し掛けるが、健一は店を宣伝するためインターネットを習っていたことが判明。筆子はへそくりでパソコンを購入。さくらにはお礼に着物を譲る。たねはさくらに筆子は「同士」だと語る。コンテスト参加に反対する沢田に、さくらは必ず大介を入賞させると宣言する。
第6週『人は見かけによらぬもの』

大介とスピーチコンテストの練習に励むさくらのもとに商店街の面々が英会話のレッスンに押し掛ける。だがさくらは高熱を出して寝込む。心配した婚約者のロバートが来日。ハンサムで紳士的なロバートに沼田家の女性陣はうっとり。熱が下がったさくらは教職に復帰し、大介とのスピーチコンテストの練習も再開。更に高松も参加表明し、ロバートも指導役に加わる。沢田はいい顔をしないがこっそり差し入れを届ける。コンテストは高松が優勝し、大介が特別賞を受賞。さくらは校長から日本の英語教育では口語より文章体を混ぜた「ジャパニーズイングリッシュ」を教えていると聞かされ、沢田からは英会話と受験英語での苦悩を打ち明けられる。さくらは自分なりのやり方で沢田の授業をサポートすると決める。ロバートは桂木の部屋でMBAの証書を発見して驚く。桂木は東京の証券マンから教師に転じていた。桂木の依頼でロバートはクラスで日本語スピーチを行いハワイに帰国する。
第7週『嘘から出たまこと』

竹下教頭が上の空。竹下の妻が学校を訪ね、夫が娘の結婚資金一千万円を使いこんだ上、共済金から借り入れもしていると訴える。「〈俺〉鳴門」で竹下が相場師と一緒にいるのを見かけたさくらと桂木は詐欺にあったと疑うが、竹下は校長の聞き取りに金は返ってくると言う。桂木のクラスで宮崎雅弘の財布盗難事件が発生。高橋智史が目撃した牛丸彰が疑われるが、桂木は彰を信じ不問とする。竹下が信用組合に借金を申し込んだことが発覚。竹下を騙していたのは元教え子の倉持正隆だった。さくらは憤慨するが、校長も桂木も静観する。竹下は高校時代の倉持が野球部の傷害事件の罪を被って停学になったことを語り教え子を信じたいという。それを聞いた倉持は竹下に金を一部返して自首する。雅弘は桂木に失くした財布が家で出てきたと告白。桂木はクラスで謝罪させる。生徒たちは騒然となるが、桂木は彰を信じていた者はいたかと問い、全員が彰に謝罪する。さくらは教師の仕事の重要さを実感する。
第8週『縁は異なもの味なもの』

夏休みに入ると、桂木は生徒を東京校へ補習授業に引率する。さくらは東京の祖父の功がぎっくり腰で倒れたとの知らせで上京する。入れ違いに妹のももが沼田家を訪問。さくらは功を介護。飛騨を満喫したももが沢田と上京。ももは母親と絶縁している功を責めたてる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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