さくらの親子丼
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『さくらの親子丼』(さくらのおやこどん)は、2017年10月7日から11月25日まで毎週土曜日の23時40分-翌0時35分に、東海テレビの制作により、フジテレビ系列の『オトナの土ドラ』枠で放送された日本のテレビドラマである。主演は真矢ミキ[1]

2018年12月1日から2019年1月26日まで続編『さくらの親子丼2』(さくらのおやこどんツー)が[2]2020年10月17日から12月19日まで第3シリーズ(タイトルは『さくらの親子丼』)が放送された[3][4]
第1シリーズ

さくらの親子丼
ジャンル
連続ドラマ
原作清水有生
企画横田誠(東海テレビ)
古賀誠一(オスカープロモーション / 協力)
脚本清水有生
演出阿部雄一
木内健人5年D組
坂梨公紀
出演者真矢ミキ
吉本実憂
本仮屋ユイカ
矢野浩二
柳美稀
齋藤めぐみ
飯沼千恵子
河野洋一郎
藤波辰爾
井藤瞬
大地伸永
市原あやの
塚田僚一A.B.C-Z
ナレーター吉本実憂
音楽富貴晴美
エンディングHilcrhyme涙の種、幸せの花
国・地域 日本
言語日本語
時代設定2017年
製作
チーフ・プロデューサー市野直親(東海テレビ)
プロデューサー遠山圭介(東海テレビ)
浦井孝行(オスカープロモーション)
村山太郎(オスカープロモーション)
制作オスカープロモーション
製作東海テレビ放送

放送
放送チャンネルフジテレビ系列
映像形式文字多重放送
番組連動データ放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2017年10月7日 - 11月25日
放送時間土曜 23:40 - 翌 0:35
放送枠オトナの土ドラ
放送分55分
回数8
公式サイト
特記事項:
第7話(七杯目)は前夜の「アジアプロ野球チャンピオンシップ・日本×台湾」中継(18:30 - 22:54、120分延長)のため、120分繰り下げ(1:40 - 2:35)。
最後の一杯【完全版】は主題歌を歌うHilcrhymeのメンバーの逮捕により急遽放送中止、別番組に差し替えとなった。
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あらすじ(第1シリーズ)

九十九さくらが居場所のない子どもに無償で親子丼を提供する「たまりば」に、不良少女の二宮あざみと正木リエがやって来る。偽名を使って帰って行ったが、その後二人は「たまりば」に通うようにになる。あざみは、カツアゲした相手の手下から復讐を受けてけがを負い、九十九堂で暮らすことになるが、さくらの娘・恭子は、あざみが兄の悠平を殺害した犯人・花菜子の娘であることを理由に、あざみが九十九堂で暮らすことに反対する。

あざみは、妹の夢を叶えるために健気に生きる君塚達也、シングルマザーの佐伯風花、母からの過剰な期待と体罰が原因で心が歪んだ小学校教員の御代川由希、一家心中で生き残り死に急ぐ松島剛志らとの出会いを通して少しずつ心を動かされていく。リエは更生し、働き始める。それと同時に、さくらの真意を知った恭子はあざみのことを認め、九十九堂に住んでいてほしいと頼みさえするようになっていた。

東海林直晃が「たまりば」にやって来る。直晃は、母親の美春に暴力を振るう引きこもり少年だった。直晃の暴力に耐えられなくなった美春は、直晃を強制的に自立支援センター「ハートスクール」へと入所させる。しかし「ハートスクール」は、高額な料金を取っておきながらろくに教育をしない悪徳な施設だった。さくらは、たびたび「ハートスクール」を逃げ出しては「たまりば」で親子丼を食べる直晃を保護したが、未成年者略取誘拐の罪で逮捕されてしまう。あざみの説得により、美春は告訴を取り下げ、さくらは無事に釈放された。

ある日恭子は、あざみの母親・花菜子が小田原でスナック「蘭」を経営していることを知る。あざみは花菜子に会いに行くが、彼女の態度や悠平を殺したことに対して罪悪感を抱くことすらしない様子に激怒し、そのまま飛び出してしまう。恭子が花菜子の過去について調べると、彼女なりにあざみのことを思っていたのだということが分かり、ついに彼女を九十九堂に連れて来てしまう。突然現れた花菜子にどう接していいのか分からなくなるさくら。必死に謝罪する花菜子に、さくらは「一生許さないが、憎むのはやめる」と言い、あざみのためにも必死に生きるよう諭した。あざみは花菜子と花菜子の再婚相手と共に3人で暮らすことを決意し、九十九堂を去った。あざみがいなくなったあとも、「たまりば」には、子どもたちに親子丼を作り続けるさくらの姿があった。
キャスト(第1シリーズ)
九十九家
九十九さくら(つくも さくら)〈52〉
演 -
真矢ミキ[5]古本屋・九十九堂書店主人。夫と息子と娘と幸せに暮らしていたが息子が死亡して心に大きな傷を負い、夫とも離婚。プロレスファン。「空腹こそが非行のもとになる、それは人間らしく生きるためには絶対に良くないことだ」と考え、行き場を失い腹を空かせた人が訪れると、無償で親子丼を食べさせるようになった。そして現在は店の奥にある通称「たまりば」で身寄りがない人や子供達に無料で親子丼を提供、相談に乗ったりしている。あざみのことは「悠平が命がけで守った命」との思いを持ち、帰る場所のないあざみと暮らしている。悠平の部屋は16年前のままにしている。歪んだ娘に対して歪んだ愛情を抱く峰子を説得すると同時に、自分が悠平に執着しすぎていたことに気づき、ほとんどの遺品を焼却処分する。花菜子が謝罪に訪れた際は混乱し、一旦は追い出したが最終的には受け入れ、「一生許さないが、憎むのはやめる」と言い、人生を無駄にせず必死に生きろと諭した。
九十九恭子(つくも きょうこ)
演 - 本仮屋ユイカ[6](幼少期:長谷川美羽[7])さくらの娘。「プローヴァ」という雑誌の記者。さくらが「たまりば」で親子丼を提供することを良く思っていなかったため別居していた。後述のように兄を殺されているため、不良少年・少女に憎しみを持つ。さくらが居場所のない子供たちに親子丼を食べさせていることをあまりよく思っておらず、「落ちこぼれを甘やかしているだけ」とさくらに言ってしまう。あざみが兄を殺した加害者の家族だからという理由で、あざみが九十九堂に住むことを反対するが、さくらの思いを知ると、自分もあざみを守りたいと思うようになり、一緒に九十九堂に住むよう頼む。リエを小百合の病室に連れて行き、ハルエに謝罪する機会を与える。自分が悠平を殺した花菜子の娘であるとあざみに打ち明けられ、彼女とどう接すればいいのかとさくらに問われ、「今まで通りにすればいい」と答える。前述のように花菜子を見つけ出し、あざみを連れて行った。恭子も花菜子を憎んでいたが、花菜子を九十九堂へ連れて行き、謝罪の機会を作った。
九十九悠平(つくも ゆうへい)
演 - 大地伸永[6]さくらの息子。さくらの作る親子丼が好きだった。17歳の時にファミリーレストラン 「ハングリーライオン」でウェイターとしてアルバイト中、あざみを殺そうとした花菜子を止めようとして揉み合いになり、胸にナイフが突き刺さって亡くなった。
九十九堂の常連客
二宮あざみ(にのみや あざみ)〈17〉
演 -
吉本実憂[8][注 1](1歳期:谷村海紗[9]、幼少期:安山夢子[10])ある日「たまりば」にリエと共にやって来た少女。後述の通り母に殺されそうになった時、悠平が止めに入ったことで救われた。自分が生まれる前に父親には逃げられている。事件の後は、遠い親戚に養子としてもらわれたが、事件が公になってからは強く当たられる。カツアゲした相手の手下たちに復讐として暴力を振るわれ、一時的に九十九堂で暮らすことになる。さくらと恭子が自分について話しているのを偶然聞いてしまい、九十九堂に帰りづらくなってしまい、リエと不良仲間のもとにいたが、彼女が体調を崩したことで九十九堂に戻り、さくらから教えてもらったレシピで親子丼を作ってあげる。さくらが誘拐犯として警察に連行された時は、被害届を取り下げるよう美春に直談判した。恭子がインターネット掲示板 で見つけた母の元に出かけていき母・花菜子と再会、彼女がさくらに謝罪するのを見届けた後、一緒に暮らすため九十九堂をあとにした。
中西俊太(なかにし しゅんた)〈32〉
演 - 塚田僚一A.B.C-Z[11]九十九堂と同じ商店街にある「鶏八精肉店」の店員。


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