この項目では、一般的な「ごみ」全般について説明しています。
行政上のごみの位置づけについては「廃棄物」をご覧ください。
プログラミングの「ごみ」については「ごみ (プログラミング)」をご覧ください。
麻雀用語の「五三」については「麻雀用語一覧#か行」をご覧ください。
5つの味については「五味」をご覧ください。
「ゴミ」はこの項目へ転送されています。ジョージアのハシュリ地区の村については「ゴミ (ハシュリ地区)」を、ジョージアのオニ地区の村については「ゴミ (オニ地区)」をご覧ください。
ごみ(ゴミ、埖、塵、芥)とは、
一般には生活に伴って発生する不要な物。
ものの役に立たず、ないほうが良いもの[1]。
利用価値のない こまごました汚いもの[2]。「ちり」「あくた」「ほこり」。
つまらないもの[3]。「ごみ情報」などと使う[3]。
濁水にとけて混じっている泥[3]。
「くず」や「かす」は、ものを削るか切るなどによって残った部分を指すため通常は「ごみ」とはいわれない(パンくず、絞りかすなど)[4]。 ある物が環境汚染のような社会に対する悪影響をもたないもので、個人の所有する物である場合に、それが資源かごみかは経済学的には誰かが正の代金を払ってでもそれを購入しようとする物か、あるいはそれを所有する個人が他の所有物や購入物ではなくそれ自体を使う可能性があるかによる[5]。 市場において正の価格で取引されないものの中にも個人あるいは家計からみた基準では「資源」として扱われるものが存在し、上のうち個人が他の所有物や購入物ではなくそれ自体を再利用する例として、ジャムの瓶をペン立てに再利用するような場合がある[5]。アメリカ合衆国には感謝祭に七面鳥を食べ、その骨でスープを作る習慣があるが、スープを作るために七面鳥の骨だけを購入することはしないのもその例として挙げられる[5]。 また「廃品」は買取価格に変動はあるものの有価物とされ、各家庭や商店などから出される古紙や空きビンなどを買い取る廃品回収業者(買出人、収集人)がいる[6]。 他方で、個人あるいは家計からの基準だけで、ある物を資源かごみかに区分することは、社会的な見地から是認されない場合があり、具体的には環境汚染のような外部費用が発生している場合や、費用をともなう行政サービスが政策的な配慮から個人に無償で提供されている場合などに問題を生じる[5]。 希少な資源を節約するため一般ごみから「資源ごみ」を分け、追加的な収集システムを並存させるリサイクルも行われているが、その際にはリサイクル活動の社会的便益と社会的費用(分別、収集、加工等を施す際に発生する費用)を考慮し、社会的純便益を最大化するようなシステムが検討される[5]。 消費パターンの見直しや廃棄物管理の改善がない場合、埋立て処分場や環境中に蓄積するプラスチックごみの量は、2050年までに約1,200万トンにも達すると想定されている[7]。 プラスチックごみの主な影響 海を渡ってくるごみ(海洋ごみ、渡洋ごみ)の管轄権については国連海洋法条約に規定されており、排他的経済水域における管轄権(海洋環境の保護及び保全)(第56条)、および海洋環境を保護し保全する義務(192条)があり、いずれも漂着側の海域管轄国に適正化の義務があるとされる[8]。
ごみと資源
生活環境とごみ「ごみ問題」を参照
プラスチックごみ
スチレンやベンゼンの毒性や発がん性[7]
プラスチックごみが水路を塞ぐことで発生する自然災害[7]
プラスチックごみが下水道を詰まらせることで発生するマラリアのリスクの拡大[7]
海洋ごみ漂着ごみ詳細は「漂流・漂着ごみ」を参照