こみっくパーティー
[Wikipedia|▼Menu]

こみっくパーティー


ジャンル恋愛シミュレーションアドベンチャー
ゲーム:こみっくパーティー (PC18禁/DC)
こみっくパーティー DCE (PC一般)
こみっくパーティー PORTABLE (PSP)
対応機種Windows 95/98(初回版)
Windows 98/Me/2000/XP
(リニューアル版、PC一般)
ドリームキャスト
PlayStation Portable
開発・発売元Leaf(PC18禁)
アクアプラス(DC、PC一般、PSP)
プロデューサー下川直哉
ディレクター鷲見努
キャラクターデザインみつみ美里甘露樹中村毅
シナリオ三宅章介、む?む?、鷲見努
音楽石川真也、中上和英、下川直哉
米村高広、松岡純也
発売日1999年5月28日(PC18禁)
2001年8月9日(DC)
2003年5月30日(PC一般)
2005年12月29日(PSP)
売上本数20,112本(PSP)[1]
レイティング18禁(PC18禁)
全年齢対象(DC、PC一般)
CERO:C(15才以上対象)(PSP)
キャラクター名設定可
エンディング数9(PC18禁)※
10(DC、PC一般)※
セーブファイル数12(DC)
10(PSP)
画面サイズ640×480 8bit(PC)
キャラクターボイス主人公以外パートボイス(PC18禁)
主人公以外フルボイス(DC/PC一般/PSP)
その他※ 双方とも攻略対象の主なヒロインの人数
Windows初回版とドリームキャスト版は
ロットアップ
漫画
作者犬威赤彦
出版社メディアワークス

その他の出版社
TOKYOPOP

掲載誌月刊コミック電撃大王
レーベル電撃コミックス
発表号2001年1月号 - 2005年3月号
巻数全5巻
アニメ
原作AQUAPLUS
監督須藤典彦
シリーズ構成山口宏
キャラクターデザイン田口広一
音楽信田かずお
アニメーション制作OLM TEAM IGUCHI
製作ケイエスエス
放送局千葉テレビほか
放送期間2001年4月1日 - 6月24日
話数全13話
OVA:こみっくパーティーRevolution
原作AQUAPLUS
監督坂田純一
キャラクターデザイン桂憲一郎
音楽AQUAPLUS[注 1]
アニメーション制作カオスプロジェクト
製作こみパ準備会
話数全4巻
その他後にテレビアニメの第1 - 4話として放送
アニメ:こみっくパーティーRevolution
原作AQUAPLUS
監督東郷光宏
キャラクターデザイン桂憲一郎
音楽池頼広
アニメーション制作RADIX
製作こみパ準備会
放送局tvkほか
放送期間2005年4月4日 - 6月27日
話数全13話
その他第1 - 4話はOVAの再編集版
テンプレート - ノート
プロジェクト美少女ゲーム系漫画アニメ
ポータルコンピュータゲーム漫画アニメ

『こみっくパーティー』 (COMIC PARTY) は、Leaf(株式会社アクアプラス)より1999年5月28日に発売された恋愛アドベンチャーゲーム+恋愛シミュレーションゲームであり、同ゲーム内における同人誌即売会のイベント名でもある。同人誌を書きながら女の子と仲良くなるというコンセプトの作品。公式の略称は「こみパ」。

Leafにより、同名の同人誌即売会が開催されたこともある(後述)。
概要

本作は、Leaf東京開発室の旗揚げ作にして代表作であると共に、ドリームキャスト (DC) やPlayStation Portable (PSP) といったコンシューマーゲーム機への移植と、それらのWindows (PC) への逆移植やアニメ化という幅広い展開を見せたという点で、『To Heart』と双璧を成すLeafの看板作品でもある。

かつてF&Cで腕を振るっていたみつみ美里甘露樹らの手によるグラフィックは、それまでのLeaf作品の特徴であったクセが強いそれとは一線を画する。また、Leaf名義の作品では初めて声優による音声出力が実装されている。

F&Cからの移籍組が中心の東京開発室による全く別次元の作風で描かれた本作は、新たなLeaf支持層を獲得することに成功した。

DC版への移植の際には、新たなキャラクター・御影すばるが攻略可能ヒロインとして追加の他、18禁シナリオ及びCG削除のうえコンシューマー向けにイベントCGの追加とシナリオ改訂、オープニングアニメーション(制作はAIC)の追加、チップアニメと1枚絵CGの差し替え、エピローグの差し替え、漫画原稿作成のコマンド入力化、音声のフルボイス化などが行われた。後にそれがPCに再移植され、アクアプラスから『こみっくパーティーDCE』として発売された。なお、DCE版では漫画原稿作成のみタイピングへ変更されている。

PSP版はDC版やDCE版が元になっているが、オープニングアニメーションは『こみっくパーティーRevolution』(以後『Revolution』と表記。詳しくは後述)と同じく、カオスプロジェクト制作による新作へ差し替えると共に主題歌も新調され、漫画原稿作成はPC版同様のコマンド選択に戻された。また、クリア特典としてキャラクターデザイナー描き下ろしのPSP用壁紙やWindows用壁紙が追加されている。
歴史

1999年5月28日 -
Windows (PC) 版発売(18禁)

2000年4月23日 - 同人誌即売会『こみっくパーティー』開催

2001年4月2日 - TVアニメ版『こみっくパーティー』放送開始(?同年6月25日まで)

2001年8月9日 - ドリームキャスト (DC) 版発売

2001年12月18日 - 漫画版連載開始(「電撃大王」1月号)

2002年10月17日 - DC廉価版発売

2003年5月30日 - DCE版(DC版のWindows逆移植版)発売

2003年6月20日 - リニューアルパッケージ版 (オリジナル1999年のゲームの再発行)(18禁)

2003年12月22日 - OVA版『こみっくパーティーRevolution』発売開始

2005年4月4日 - TVアニメ版『こみっくパーティーRevolution』放送開始

2005年8月24日 - TVアニメ版『こみっくパーティーRevolution』DVD-BOX Vol.1 発売

2005年9月22日 - TVアニメ版『こみっくパーティーRevolution』DVD-BOX Vol.2 発売

2005年10月21日 - TVアニメ版『こみっくパーティーRevolution』DVD-BOX Vol.3 発売

2005年12月29日 - PlayStation Portable (PSP) 版『こみっくパーティーPORTABLE』発売

2007年6月22日 - TVアニメ版『こみっくパーティー』廉価版DVD-BOX 発売

内容

本作品では、「こみっくパーティー」と呼ばれる同人誌即売会コミックマーケットコミックレヴォリューションがモデル)を舞台に同人活動を行う主人公・千堂和樹と、高校時代からの同級生であるメインヒロイン・高瀬瑞希を初め、彼の周囲に位置する女性達との恋愛が描かれる。その女性達には、即売会で知り合った女性同人作家やコスプレイヤー、果てはアイドル声優といった、それぞれ個性的な設定が充てられている。なお、これらの女性キャラクター達はそれぞれ相互に排他的(同時に他の女性との関係を進めることが不可)なシナリオを有しているため、彼女らのシナリオに入った後は一本道の物語となる。

これらの女性キャラクター達はそれぞれ悩みや問題を抱えており、そこから生じるトラブルと主人公の助力によるその解決が、物語を進める大きな要素となるという構成を取っているシナリオが多い。なお、これらの悩みなどは作品独自の色合いが加味されているものの、基本となる部分では普遍的なテーマと成り得るものである。

ちなみに、Leafファンディスク『猪名川でいこう!!』に収録されているおまけシナリオには、温泉イベントや脱衣シーンなどが存在するものの、PC版本編とは違いセックスシーンはおろかモザイク処理が必要なシーンすらない。また、このおまけシナリオ自体が最初から全ヒロインが主人公への恋心を自覚し始めている状態で始まるなど、ハーレム色も強めであり、本編のパラレルワールドになっている。

なお、操作面においては、プレイヤーの操作で毎月のこみパ開催に合わせて漫画原稿を仕上げつつ物語を進めていくようになっているが、その入力方法はプラットフォームによって異なる。PC版やPSP版はコマンド選択、DC版はコントローラによるコマンド入力(本文はアナログ方向キー、表紙はABXYボタン)操作、DCE版はキーボードタイピングで行う。
登場人物

声優名はPC18禁版以外のみ表記。PC18禁版はキャラクター別ではなく一覧でのみクレジットされているため、誰がどの役を演じたのかなどは不明。

年齢設定はKSS版以外に存在する(アダルトゲームに18歳未満の者を登場させるのは、性交の対象でなくても倫理上の問題があるため、PC18禁版に準拠する言及は避けている)。コンピュータソフトウェア倫理機構には「性行為を連想させるキャラクターの年齢が18歳未満であることを特定できる記述をしてはならない」という規程があり、PC18禁初版の発売後に改定された規程であるため、ヒロインに18歳未満の設定を持つ者が存在する。

なお、Leaf作品では後の『Routes』で初めてこの規程に抵触した。
主人公
千堂 和樹(せんどう かずき)
声:
菊池正美(アニメ版のみ)本作の主人公で、大学生。『猪名川でいこう!!』のおまけシナリオでのデフォルト名は四堂 和巳(しどう かずみ)、クイズゲームではせんどーかずき。第1志望の美術大学に落ち目標を見失っていたところ、幼馴染の大志に半ば強引に同人誌の世界へ引き込まれる。しかしその画才により、同人界でたちまち頭角を現していく。創作意欲は人一倍だが私生活面はやや物臭で、それを瑞希が補う形で日々の生活は成り立っているなど、ある意味、周りにも恵まれている。かなりの甘党。デフォルトのペンネームは千堂かずき、サークル名はブラザー2。なお、本名、ペンネーム、サークル名はそれぞれ変更可能。ちなみに、サークル名は甘露樹のサークル名「Blazer-One(ブレザー・ワン)」のもじり。
ヒロイン

それぞれに専用エンディングが存在する。
高瀬 瑞希(たかせ みずき)
声:
茶山莉子佐久間紅美(『Revolution』第2話のみ)年齢 - 18歳 / 誕生日 - 5月12日 / 身長 - 160cm / スリーサイズ - B91/W60/H88(cm) /[血液型- A / テーマ曲 - 「風はいつも春一番」本作のメインヒロインで、和樹や大志と同じ大学に通う大学生。赤毛と、右側に寄せ上げた横ポニーテールの髪型が特徴。和樹とは高校時代からの腐れ縁で、文化祭で瑞希が請け負っていた看板の制作を和樹が手伝ったことがきっかけとなる。家事全般の面で何かと世話を焼く間柄。同じく腐れ縁の大志の影響もあってオタク的サブカルチャーを毛嫌いしており、和樹が同人漫画の道へ進むことに強く反発する。少々思い込みの激しい性格。スポーツ万能で、得意な競技はテニス。紅茶に関してはこだわりをもつ。左利き。和樹を理解し、自らも積極的にこみパを楽しむようになって以降はコスプレに興じることとなり、オタクの道へと転がっていく。当初の設定は瑞希が和樹を同人誌の世界に引き込む役であったが、オタクに理解ある人間ばかりになるので一般人の設定となった経緯がある[2]
牧村 南(まきむら みなみ)
声:山田美穂年齢 - 23歳 / 誕生日 - 5月7日 / 身長 - 161cm /スリーサイズ - B86/W58/H86(cm) / 血液型 - O / テーマ曲 - 「森のお茶会」こみっくパーティー準備委員会スタッフ。少々おっとりした性格かつ天然ボケ眼鏡っ娘ながら、こみパ参加者からは頼りになる心優しきお姉さんとして慕われている。ただし、マナーを守らない者に対しては冷徹になることも。澤田真紀子とは同じ高校出身で彼女の後輩に当たり、2人だけの漫画同好会で同人活動も行っていた。和樹達からは「南さん」、由宇からは「牧やん」と呼ばれている。
猪名川 由宇(いながわ ゆう)
声:茂呂田かおる年齢 - 19歳 / 誕生日 - 12月7日 / 身長 - 155cm / スリーサイズ - B79/W55/H80(cm) / 血液型 - B / テーマ曲 - 「だって、そうやもん☆」神戸在住の中堅同人作家。有馬温泉の老舗温泉宿「猪ノ坊旅館」の跡取り娘にして、こみパにも積極的に遠征している眼鏡っ娘。同人活動に熱心なあまり、周囲の迷惑を考えず暴走することもしばしばだが、姉御肌で面倒見は良く、和樹にも色々と助言してくれる。大庭詠美とはかつて親友だったが、詠美との同人誌における売上にこだわりの違いから次第に仲違いし、今では犬猿の仲で詠美から「温泉パンダ」と呼ばれており、由宇も「大馬鹿詠美」と呼ぶ。プロ野球チーム『大阪リーフ』の大ファン。料理は得意だが、納豆は大嫌い。サークル名の「辛味亭」はキャラクターデザイナー・甘露樹の旧サークル名「甘味堂」のもじりである。
大庭 詠美(おおば えいみ)
声:石川静年齢 - 17歳 / 誕生日 - 3月20日 / 身長 - 158cm / スリーサイズ - B82/W56/H84(cm) / 血液型 - B / テーマ曲 - 「プリンセスタイム」こみパ最大の売上を誇る超人気高校生同人作家。流行を的確に掴み売れ筋の漫画を描くことが得意な反面、漫画以外のことは全くダメで、学校の成績も最悪でシナリオ展開では留年も。同人は売上=評価と信じて疑わない主義。由宇とはかつて親友だったが、現在は会う度に悪態を突く関係に。口癖は「ふみゅ?ん」で、自らを「詠美ちゃんさま」と呼ぶ。魚介類を眺めるのが好き。彼女のサークル名「CAT OR FISH!?」は、キャラクターデザイナー・みつみ美里のサークル名「CUT A DASH!!」のもじり。
長谷部 彩(はせべ あや)
声:園崎未恵(OVA以前は旧表記の「そのざきみえ」)年齢 - 17歳 / 誕生日 - 6月12日 / 身長 - 162cm / スリーサイズ - B88/W58/H87(cm) / 血液型 - AB / テーマ曲 - 「月の童話」創作系の漫画を描く高校生同人作家。非凡な才能の持ち主だが、極めて無口かつ物静かで目立たない物腰と作風のため、同人誌は全く売れていない。口癖の代わりによく見せる仕草は「クイッ クイッ(服を引っ張る仕草)」、「コク コク(頷く仕草)」。普段は商店街にある画材店でアルバイトに勤しんでおり、画材の説明を行う時だけ妙に饒舌になる。好きな食べ物はモズク。幼い頃に父親を病気で亡くしており、病床の父親に見てもらう為に漫画を描くようになった。彼女のサークル名「Jamming Book Store」は、ディレクター・CHARM(鷲見努)のサークル名「Charming Software」のもじり。
芳賀 玲子(はが れいこ)
声:むたあきこ年齢 - 18歳 / 誕生日 - 10月31日 / 身長 - 165cm / スリーサイズ - B82/W58/H82(cm) / 血液型 - A / テーマ曲 - 「99%無添加少女」短大生で、こみパ会場では人気のコスプレイヤー対戦型格闘ゲームの男性キャラクターのコスプレが得意。サークル「チーム一喝」の主催でもあり、メンバーの3人とはよくつるんでいる。同人誌を出す際は、ボーイズラブ(いわゆるやおい系)が主。飾らない性格のため、男性である和樹とも気さくに会話する。口癖は「にゃはは☆」、「にゅふふ☆」など。普段はゲームセンターでアルバイトをしている。短大は和樹の大学の併設校であり、一般教養科目は同じキャンパスで受講している。彼女達のサークル名「チーム一喝」は、グラフィッカー・きむらやりょうのサークル名「Team十勝」のもじり。
塚本 千紗(つかもと ちさ)
声:馬場澄江年齢 - 16歳 / 誕生日 - 2月22日 / 身長 - 152cm / スリーサイズ - B76/W54/H78(cm) / 血液型 - A / テーマ曲 - 「はっぴーはっぴーらいふ」地域では名のある進学校に通っている高校生で、経営の苦しい実家の印刷所「つかもと印刷」を一生懸命に手伝っている。よく過重状態の台車を暴走させて人や物に激突したり、印刷機を暴走させたりする。また、あまりに容姿や口調が幼いため、小中学生に間違われることも。口癖は「にゃあー」。好きな食べ物は焼きおにぎり
桜井 あさひ(さくらい あさひ)
声:こおろぎさとみ年齢 - 不明 / 誕生日 - 6月19日 / 身長 - 158cm / スリーサイズ - B81/W57/H83(cm) / 血液型 - A / テーマ曲 - 「そらいろあさがお」即売会の常連客だが、実は大志が極めて高く評価している人気アイドル声優で、劇中アニメ『カードマスターピーチ』のヒロイン「モモ」役を演じている。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:137 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef