「この世界に愛を」
ローリング・ストーンズ の シングル
B面ダンデライオン (たんぽぽ)
リリース1967年8月18日 (1967-08-18)()
1967年9月2日 (1967-09-02)()
規格7インチ・シングル
録音1967年5月 (1967-05) - 7月
ジャンルサイケデリックロック
時間4分35秒
レーベルデッカ・レコード()
ロンドンレコード()
作詞・作曲ジャガー/リチャーズ
プロデュースアンドリュー・ルーグ・オールダム
チャート最高順位
#8 (UK)
#50 (US)
ローリング・ストーンズ シングル 年表
夜をぶっとばせ
b/w
ルビー・チューズデイ
(1967)この世界に愛を
b/w
ダンデライオン (たんぽぽ)
(1967)イン・アナザー・ランド
(1967)
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「この世界に愛を」(We Love You)は、ローリング・ストーンズが1967年に発表した楽曲。作詞・作曲はミック・ジャガーおよびキース・リチャーズ。イギリスで8位[1]、アメリカで50位[2]を記録。オリジナルアルバム未収録。 1967年5月から7月にかけて、ロンドンのオリンピック・スタジオでのアルバム『サタニック・マジェスティーズ』のセッションの中で録音された。同アルバムのテイストを受け継ぐサイケデリック期のストーンズを表した仕上がりになっているが、この曲は特に重苦しく、不気味なサウンドを湛えている。この曲の核となっているピアノはニッキー・ホプキンスが弾いており、ホプキンスによるとこのピアノのリフも彼自身が作ったとしているが[3]、作者としてクレジットはされていない。また曲の導入部で聴かれる、鉄格子の閉まる音と看守の足音は、実際に刑務所で録音されたものである[4]。この時期のストーンズは、ジャガー、リチャーズ、そしてブライアン・ジョーンズの薬物所持による逮捕と相次ぐ裁判により、音楽活動を停滞させられた苦しい時であり、そのような中で自分たちを励ましてくれたファン達へのお礼のメッセージがこの曲にこめられている。 コーラスにはジョン・レノンとポール・マッカートニーが参加している。二人の参加は、ビートルズのシングル「愛こそはすべて」にジャガーとリチャーズがコーラスで参加したことへの返礼だと言われているが、この曲の録音と前後して、ブライアン・ジョーンズがマッカートニーに誘われる形で「ユー・ノウ・マイ・ネーム」の録音に参加している[5]。しかし、レノンとマッカートニーが参加したことは、リリース当時は公には明かされなかった。許可なくストーンズと共演をすることは、ビートルズが所属するEMIの契約違反になるためであった。そのためストーンズは、二人の参加を公式には認めなかった代わりに「噂」として流した[6]。
解説