「乱歩奇譚」とは異なります。
このはな綺譚
ジャンル異世界、ファンタジー、百合
漫画:此花亭奇譚
作者天乃咲哉
出版社一迅社
その他の出版社
東立出版社
掲載誌コミック百合姫S(2008年?2010年)
レーベル百合姫コミックス
バーズコミックス
発表号Vol.9 - Vol.13
発表期間2009年6月18日 - 2010年6月18日
巻数全2巻(+新装版上・下)
漫画
作者天乃咲哉
出版社幻冬舎コミックス
その他の出版社
青文出版社
掲載誌月刊バーズ(2015年 - 2018年)
デンシバーズ
『このはな綺譚』(このはなきたん)は、天乃咲哉による日本の漫画作品およびアニメ。『コミック百合姫S』(一迅社)のVol.9にて『此花亭奇譚』(このはなていきたん)として連載開始[1]。その後、作者が『月刊ドラゴンエイジ』で連載していてアニメ化が控えていた『GOSICK -ゴシック-』との兼ね合いと、家族の体調不良により[2]、コミック百合姫S Vol.14掲載分から休載[3]。
同号をもって『百合姫S』は廃刊となったが、『月刊コミックバーズ』(現・月刊バーズ、幻冬舎コミックス)の2015年2月号より『このはな綺譚』と改題のうえで連載が再開された[4][5]。2018年8月より、月刊バーズの休刊により「デンシバーズ」での連載に移行。(デンシバーズは2019年1月15日から新サイト『comicブースト』へ移行)混同しやすいがタイトルの漢字は、此花亭奇譚は「奇」、このはな綺譚は「綺」を用いる。目次 八百比丘尼に拾われ育てられた野狐(狐っ娘)の柚は、社会勉強のために高級温泉旅館・此花亭の仲居となる。 柚は個性的な先輩仲居たちと日常を過ごす中で彼女らの優しさに触れ、また此花亭を訪れる様々な神様が織りなす摩訶不思議なできごとを体験していく。
1 あらすじ
2 登場人物
2.1 此花亭の従業員
2.2 稲荷神社の従業員
2.2.1 ウメ
2.2.2 牡丹(ボタン)
2.2.3 明日葉、楪
2.3 その他
3 用語
4 書誌情報
4.1 此花亭奇譚
4.2 このはな綺譚
5 テレビアニメ
5.1 スタッフ
5.2 主題歌
5.3 各話リスト
5.4 放送局
5.5 BD / DVD
5.6 Web番組
5.7 公式ガイドブック
6 脚注
6.1 注釈
6.2 出典
7 外部リンク
あらすじ
登場人物
此花亭の従業員
柚(ゆず)
声 - 大野柚布子[6]本作の主人公。明るい茶色(ベージュに近い)の長髪で、頭頂部に短い一束のアホ毛がある。幼い頃、雪の中に1人で埋もれているところを比丘尼に拾われて彼女に育てられたが、社会勉強や教養を身に着けるため、此花亭で仲居として働いている。少しドジだが、優しく素直かつ純粋で前向きな性格。比丘尼に育てられたため人間の知識が豊富で、古事記を読破しているなど博学でもある。
皐(さつき)
声 - 秦佐和子[6]柚の新人時代の教育係で、彼女の憧れの先輩であり相棒。青紫色の長髪。責任感が強く真面目な性格。暗闇が苦手。此花亭に奉公に行くはずだった柊の代わりに此花亭に来たが、自身は柊のように巫女になりたいと思っている。当初の予定では物語終盤に柚と恋仲になる予定だったが、そうなる前に連載が中断してしまった(「百合姫S」の付録小冊子より)。本人曰く、桐は「長年の悪友」。
棗(なつめ)
声 - 諏訪彩花[6]髪は茶色で短髪。男物の着物とステテコを着用、見た目や体つき、性格や言動が全てがボーイッシュ。一人称は「ボク」。蓮とは幼馴染。蓮は棗が自分の想いには気付いていないと思っているが、実際には棗も蓮には特別な想いを抱いている様子である。柚の事は「ゆんたん」と呼ぶ。
蓮(れん)
声 - 久保田梨沙[6]髪は薄いピンク色でやや巻毛。お洒落やファッションについて明るく、裁縫が得意。「優雅でいること」をモットーとしているが、表に出ない“心の声”では罵詈雑言を吐いている。幼い頃に男の子にいじめられた影響で今でも男が苦手。棗とは幼馴染で彼女のことは「なっちゃん」と呼び、彼女に恋心を抱いている。
櫻(さくら)
声 - 加隈亜衣[6]髪色長髪でサイドでリボンを結んでいる。無口で寡黙(原作では「…」が多いが、アニメ版では普通に喋れる[7])だが好奇心旺盛でいたずら好き。柚よりもさらに幼い子狐。飯綱を使役して掃除や洗濯などの雑務をこなしている。幼い頃、母である八重に連れられて此花亭に来た際に新人時代の桐と出会った。
桐(きり)
声 - 沼倉愛美[6]此花亭の仲居頭。煙管と酒を好む。櫻と同室。ひょうひょうとして食えない性格だが、仲居頭として柚を始め他の仲居たちのことを常に気遣って配慮している。皐とは昔(新人仲居時代[8])からの馴染み(腐れ縁)。実家は荼枳尼天に仕える眷属で、自身も眷属の仕事の経験がある。幼いうちから知恵者で荼枳尼天にも一目置かれていたが、後継ぎとなることが期待される弟が生まれた際に「手のかからない大人にとって都合のいい子供」でいることを求められたことで実家にいづらくなり、此花亭に奉公に来た。新人時代から有能な仲居だったが、経験不足で至らない部分をよく八重に助けられた。
椿(つばき)
声 - 緒方恵美此花亭を仕切る女将。