けんかをやめて
[Wikipedia|▼Menu]

「けんかをやめて」
河合奈保子シングル
B面黄昏ブルー
リリース1982年9月1日
規格7インチシングル
ジャンルアイドル歌謡曲
時間4分29秒
レーベル日本コロムビア
作詞・作曲竹内まりや
ゴールドディスク


第24回日本レコード大賞 金賞

第8回あなたが選ぶ全日本歌謡音楽祭 金賞

第9回FNS歌謡祭 優秀音楽賞

チャート最高順位

週間5位(オリコン[1]

1982年度年間64位(オリコン)[1]

4位(ザ・ベストテン[1]

1982年年間44位(ザ・ベストテン))[1]

3位(ザ・トップテン

河合奈保子 シングル 年表

夏のヒロイン
(1982年)けんかをやめて
(1982年)Invitation
(1982年)


テンプレートを表示

「けんかをやめて」は、河合奈保子が1982年9月1日にリリースした10枚目のシングルである(EP: AH-255)。
解説・エピソード

当時山下達郎と結婚し歌手活動休止中だった、シンガーソングライター竹内まりやが河合奈保子のシングル(作詞・作曲)を初めて担当した。竹内は、以前たまたまテレビで河合が「スマイル・フォー・ミー」をはつらつと歌う様子を見て「彼女はしっとりとした歌を歌ってもきっと似合うだろうなあ」と感じ、突然「けんかをやめて」のフレーズが浮んできて、いつか河合に歌ってもらおうと思っていたという[2][3]

二人のボーイフレンドを天秤にかけるというプロットは、竹内が幼少時によく聴いていた洋楽ポップスの影響が強い[2]。竹内によれば、三角関係を歌ったメアリー・マクレガーの大ヒット曲「Torn Between Two Lovers」のニュアンスに啓発された曲だという[4]。程なくして、河合への楽曲提供のオファーがコロムビアからタイミングよくあり、「あ、実はこんな曲があります」という流れでシングルのリリースにつながった[2]

竹内は「奈保子ちゃんが歌うと、ちょっとワガママな女の子の揺れてる気持ちが自然に聞こえてくる」と評し、また河合の抑揚をつけた「ごめんなさいね 私のせいよ」という歌い方から少女の心の機微が伝わってくると述べた[2]。作曲家・筒美京平はこの曲を高く評価している[2]

竹内はのちにこの曲をセルフカバーしたが、「流石に『これって何様のつもり?』って気持ちにはなりましたけど」[2]「奈保子ちゃんが歌うとすごく可愛いのに、私が歌うとひどく傲慢な女性に聞こえるのはなぜだ(笑)?」と自ら解説し、歌い手による視点の変化の妙を語った[5]。さらに竹内は「私の曲の中では『何様ソング』の代表みたいな事になってますよね(笑)」と、自嘲しながらコメントしている[2]

本作は楽譜で発売される際、河合奈保子版は.mw-parser-output .frac{white-space:nowrap}.mw-parser-output .frac .num,.mw-parser-output .frac .den{font-size:80%;line-height:0;vertical-align:super}.mw-parser-output .frac .den{vertical-align:sub}.mw-parser-output .sr-only{border:0;clip:rect(0,0,0,0);height:1px;margin:-1px;overflow:hidden;padding:0;position:absolute;width:1px}4⁄4拍子で記譜されるのに対し、竹内まりや版は6⁄8拍子で記譜されることが多い[6]
収録曲
けんかをやめて(4分29秒)作詞・作曲:
竹内まりや/編曲:清水信之

黄昏ブルー(4分26秒)作詞:竜真知子/作曲:馬飼野康二/編曲:若草恵

収録アルバム

あるばむ」(1983年)

セルフカバー

竹内まりや - 1987年のアルバム『REQUEST』、2008年のアルバム『Expressions

その他の主なカバー

Donna Fiore(2008年、アルバム『fiore』)

茉奈 佳奈(2009年、アルバム『ふたりうた』)

稲垣潤一(2009年、アルバム『男と女2』) - 「けんかをやめて(duet with 小林明子)」のタイトルで収録

関連項目

1982年の音楽

過ぎし日の想い出

脚注^ a b c dオリコンランキング情報サービス「you大樹」
^ a b c d e f g 鳴田麻未 (2013年). “[Power Push] 竹内まりや×クリス松村「Mariya's Songbook」対談 (1/5)”. ナタリー. ナターシャ. 2014年5月29日閲覧。
^ M-song 2013
^ Impression 1994
^ 鳴田麻未 (2013年). “[Power Push] 竹内まりや「Dear Angie ?あなたは負けない / それぞれの夜」インタビュー (3/4)”. ナタリー. ナターシャ. 2014年5月29日閲覧。
^ 例えば「ピアノ弾き語り 竹内まりや MARIYA TAKEUCHI」,kmp刊 2014年11月15日, ISBN 978 4 7732 3908 9 等は6⁄8拍子で記譜されている。

参考資料

(1994年7月) 竹内まりやImpressions』のアルバム・ノーツ [ライナーノーツ]. MOON RECORDS/ワーナーミュージック・ジャパン (AMCM 4200).

(2013年12月) 『Mariya's Songbook』のアルバム・ノーツ [ライナーノーツ]. MOON RECORDS/ワーナーミュージック・ジャパン (WPCI 11666).





次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:32 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef