けものみち_(漫画)
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けものみち
ジャンル
異世界転移コメディー
漫画
原作・原案など暁なつめ(原作)
作画まったくモー助夢唄
出版社KADOKAWA
掲載誌月刊少年エース
レーベル角川コミックス・エース
発表号2017年1月号 -
発表期間2016年11月 -
巻数既刊12巻(2023年11月現在)
アニメ:旗揚!けものみち
原作暁なつめ
監督三浦和也
シリーズ構成待田堂子
脚本待田堂子、永井真吾、朱白あおい
キャラクターデザイン能海知佳
音楽滝澤俊輔
アニメーション制作ENGI
製作けものみち製作委員会
放送局AT-Xほか
放送期間2019年10月2日 - 12月18日
話数全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『けものみち』は、暁なつめ原作、まったくモー助夢唄作画による日本漫画キャラクターデザイン・キャラクター作画をまったくモー助が[1]ネームと背景その他を夢唄が担当している[2]。『月刊少年エース』(KADOKAWA)にて、2017年1月号から連載中[3]

2019年10月から12月まで「旗揚!けものみち」のタイトルでテレビアニメが放送された。
あらすじ

ケモノ好きな覆面プロレスラー、「ケモナーマスク」こと柴田源蔵は、試合開始前(アニメ版では試合途中)に突然異世界に召喚され、姫巫女に「魔王と魔獣を退治して欲しい」と頼まれる。だが、ケモノ退治を依頼されたことに怒った源蔵は、姫にジャーマン・スープレックスをキメて城から逃亡する。

クラスタの街で狼獣人の少女シグレを借金取りから救い、魔獣を殺さず手なずける「魔獣ハンター」として資金をためて、レスラー時代からの念願であったペットショップ「けものみち」を開店した(アニメ版では開店前の資金集め段階)。しかし、異世界ではペット文化が無く、また源蔵がなついたペットを手放そうとしないため、店は閑古鳥が鳴く状態になる。

そんな赤字続きのペットショップ「けものみち」に、大食いドラゴン娘の花子を腹いっぱいの食事を給料として店員に雇い、その従者でヴァンパイアのカーミラも居候することになり、騒々しくも獣まみれな毎日が繰り広げられる。
登場人物

声の項は特記がない限り、テレビアニメ版の声優。演の項は特別実写再現動画「今週のけものみち」の出演。
けものみち関係者
柴田 源蔵(しばた げんぞう)
声 -
小西克幸[4] / 演 - HARASHIMA本作の主人公。「ケモナーマスク」のリングネームで活動するケモノ好きの覆面プロレスラー。得意技はジャーマン・スープレックス。性別・種族を問わずケモノを愛し、多くの人にケモノの素晴らしさを広めようと思っている。普段の振る舞いこそ敢闘精神に溢れた好青年であるが、ケモノに対する執着は度を越しており、後述の魔獣ハンターなどに対する仕打ちをはじめ、全裸で水浴びしていたシグレより偶然そこにいたユニコーンの方に着目するなど、ケモノのことが絡むとすぐに暴走する。特にケモノを害する者には不寛容かつ容赦がなく、相手が誰であろうと徹底的に懲らしめようとする。反面、ケモノが絡まない事柄には冷淡かつ消極的である。プロレスに対するこだわりも強く、レスラーとしての矜持やポリシーに基づいた行動を見せることも多い。ルーミアによる鑑定では、種族名は「人種」ではなく「レスラー」である。元の世界で試合開始前(アニメ版ではMAOとの試合中)に突然勇者として異世界(エドガルド王国の城・召喚の間[5])に召喚され、そこに存在する獣人や半獣人・魔獣のこともケモノと認めて愛するようになる。超常的な膂力を持つ種族と互角以上に戦うなど戦闘能力は高いが、その性癖から魔獣を殺さないうえ、魔獣を狩るハンターの妨害をするため、魔獣ハンター組合では浮いた存在となっている。魔獣を簡単に制圧することから付けられた魔獣殺しの異名を激しく嫌っており、呼んだ者については容赦なく制裁している。
ひろゆき
声 - 末柄里恵[6] / 演 - るびん(豆柴[7]源蔵とともに異世界に召喚された小型の雑種犬。その小さく可愛らしい姿はこの世界では希少であり、雑誌取材や写真撮影で「けものみち」の売り上げを支えている。希少価値の高さ故にしばしば誘拐の対象として狙われる。源蔵にとっては転移後の世界における最愛のパートナーでもあり、ひろゆきに危害を加えようとする者は例え相手がケモノであろうと実力行使による制裁も辞さない。BD&DVD特典「けものみちのく」第1話にて試合会場の「ペット禁止」の貼り紙がひろゆきによる粗相が原因と判明する。
シグレ
声 / 演 - 関根明良[8]獣人の少女。会計士の資格を持ち実務能力は高く、「けものみち」を実質仕切っている。借金を返せずエドガーに売り飛ばされるところを源蔵に助けられ、借金を立て替えてもらっているため、完済するまでの期間は「ご主人様」(アニメ版では「源蔵さん」[注 1])と呼ぶ約束をしている。貧乏生活が長かったため、金と食べ物には意地汚い。赤字の元凶である源蔵やカーミラには時々キツい言動を放つ。嗅覚に優れ、臭いで種族を見破れるため花子がドラゴンハーフと自称していること、さらには魔王配下の高位貴族であることも薄々気がついているが、面倒ごとに巻き込まれたくなくて知らないふりをしていた。セリスの特訓や食料品の特売で持ち前の素早さを生かすことがある。アニメでは源蔵が叩きのめした冒険者たちの武器を「落ちていた」と称して拾い集めては武器屋に売っている。この描写は漫画にも逆移入されている。
花子
声 - 八木侑紀[8]本名はファフニール・ギルドメラグ・リンダブレア[9]。人化したドラゴンにして魔王配下四大公爵家であるファフニール家の長女であるが、素性を隠してドラゴンハーフを自称している[9]。悪食かつ大食いで、特に肉には目が無い。オーク肉ばかりの食事に飽きて家出し、美食を求めて街にやって来た[9]。腹いっぱいの食事を給料として源蔵に雇われ、花子と名付けられる。幼い見た目に反して体重は異様に重い。アルテナが「けものみち」を訪れた際に源蔵が勇者候補であり、本来自分たちと敵対する存在であることを知ったが、源蔵本人は獣人や魔獣に対して友好的なのでそのまま家族同様に暮らしている。ファフニール家の者であると明かした際に源蔵と決闘をし引き分けたが、命の危機を感じた花子は何でも願いが叶うとされる宝珠を体に宿し産んだ。
カーミラ
声 - 櫻庭有紗[8] / 演 - 赤井沙希フルネームはヴァンシュタイン・カーミラ。花子の従者を務めるレッサーヴァンパイアである。素性を隠しているつもりだが、アホの子であるため、素性を隠しきれていない[10]。頭が半デッドで記憶力が悪い。花子を追って街を訪れ、源蔵たちを消そうとするも返り討ちに遭い、花子に付いて「けものみち」で居候することになる。ケモミミも尻尾も持たないことから源蔵による扱いは冷たく、事あるごとにプロレス技をかけられる。また、花子への行き過ぎた主従愛があるたびに花子からも制裁される。負傷した後には庭の不浄の土(ひろゆきにとってはトイレ)に埋まって傷を癒やしている。髪の毛は呪いの触媒としての価値がある。吸血鬼なので霧やコウモリや狼に変身可能だが、一度狼に変身した時源蔵に気付かれないままモフられ、それ以降源蔵の前では変身しない。
ジーク
声 - 津田健次郎[注 2](オーディオコメンタリー)獣人。言葉を話さず黙々と雑用をこなす。登場回数は多いが、作中で一切の言及が無いため詳細は不明だった。しかしクビナガギドラ討伐に向かう船上で、漁師、バーテンダー、刀鍛冶、ひよこ鑑定士、農家、美術講師、医者、タイル職人、配管工、政治家秘書といった多彩な職歴や、本名がジークフリートであることが明かされた。本来、勇者にしか使えないはずの光魔法を使用する。カーミラ以外の人間に対しては触角を接触させることで意思疎通が可能。「ちょっと世界を救いに」留守にすることがある。アニメ版ではハンターギルドの酒場で源蔵と同席してから一緒に行動している。
四大公爵家

魔王配下の貴族で魔獣たちを従える。竜種のファフニール家、吸血鬼種のドラキュリアス家、狼種のフェンリル家、スキュラ種のヒュドラー家。それぞれ火・土・風・水の属性を司り、魔王居住地の四方に勢力を持っている。四大公爵家に認められた者は魔王に会う資格がある。
フブキ
名はフェリシア
[注 3]。レアな狼系一族にして四大公爵家であるフェンリル家の令嬢。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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