くまみこ
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くまみこ
ジャンル
ファンタジーコメディ
漫画
作者吉元ますめ
出版社KADOKAWA
掲載誌月刊コミックフラッパー
レーベルMFコミックス フラッパーシリーズ
発表号2013年5月号 - 2024年1月号
巻数全20巻
話数全120話
アニメ
原作吉元ますめ
監督松田清
脚本ピエール杉浦、池谷雅夫
キャラクターデザイン齊田博之
音楽立山秋航
アニメーション制作キネマシトラスEMTスクエアード
製作「くまみこ」製作委員会
放送局AT-XTOKYO MXほか
放送期間2016年4月3日 - 6月19日
話数全12話+OVA2話
ラジオ:熊出村 村おこし放送
放送期間2016年4月1日 - 6月24日
放送局音泉
放送時間毎週金曜日
放送回数13
放送形式ストリーミング
パーソナリティ日岡なつみ
安元洋貴
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『くまみこ』(英: Kuma Miko: Girl Meets Bear[1])は、吉元ますめによる日本漫画作品。『月刊コミックフラッパー』(KADOKAWA)において、2013年5月号[2]から2024年1月号まで連載。クマを奉る神社巫女として仕える中学生の少女まちと、人間の言葉を話すヒグマのナツの交流を描く。

2014年3月よりKADOKAWAが運営するWebコミックサービス・ComicWalkerにおいても第1話と数話が無料で読める。

2015年10月9日、テレビアニメ化が発表され[3]、2016年4月から6月まで放送された。

本項では漫画のほか、テレビアニメ版とWebラジオ『熊出村 村おこし放送』についても記述する。
あらすじ

東北地方の山奥にある熊出村。その山の上にある熊出神社の巫女として仕える中学生の少女・まちは、都会の高校に進学することを決意する。しかし、ずっと山奥で暮らしていたために田舎コンプレックスを抱え、さらに極度の機械オンチであるため、クマのナツは反対する。まちは都会へ出るためにナツが与える試練へ挑戦しつつ、熊出村で巫女としての役目を果たして行く。少し変わった非日常的な田舎暮らしの日々を描く、スローライフストーリー。
登場人物

声優は特記がない限りアニメ。

文中の話数はアニメではなく、原作準拠(なお、話数は原作では漢数字だが、本稿では洋数字で表記する)。
雨宿 まち(あまやどり まち)
声 - 日岡なつみ / 花澤香菜(2014年テレビCM)[4]本作の主人公。14歳の中学3年生 → 高校1年生(第97話より)。熊出神社に巫女として仕えている。都会に憧れており、都会の高校への進学を決意するものの、長年の村暮らしから田舎コンプレックスを抱えており、現代的な物事に馴染めていない。ナツに正論を言われたり指摘されるとムキになって泣きながら怒り、嬉しい時や機嫌の良いときは笑顔を見せるなど喜怒哀楽がはっきりしている。ナツや良夫のような親しい人物、熊にはワガママを言ったりして、自分の思い通りにならないと暴力的になる一面があり(良夫の場合は着替えを覗くなどの度が過ぎた行為などへの自己防衛)、それ以外の人には恥ずかしがる傾向があって無口になるなど内弁慶である。巫女装束アイヌ風の刺繍が施された羽織(アットゥシ[注 1]や額飾り(マタンプシ)を着用し、首から銅鏡[注 2]曲玉を連ねた首飾り(シトキ)を下げている。基本的にこの巫女装束か、学校の制服&体操服のみで過ごしており、中学生になってから2年間、響にしまむら(アニメでは「しもむら」)に連れられるまで私服(UNIQLOの時は服ではなく、下着ヒートテックである)を買ったことがなかった。極度の機械音痴で、炊飯器およびパソコン2台(ナツと良夫の物)を壊しており、「災厄の破壊巫女」(アニメ第7話では「災厄の娘」)を自称する。地理的な問題で家にプロパンガスが運送できない事情もあり、普段の炊事はかまどで行っている。第22話で自分の携帯電話を落として壊したと思い込み、第24話までずっと落ち込んでいたこともある。水濡れしたパソコンを炙って乾かそうとするなど、そもそも電子機器に関する知識がスッポリ抜け落ちているが、携帯電話やTwitterなど、まちがやる気を持って学び、周囲の人間がしっかり教えてくれたものは使いこなしており、件のパソコンもナツと一緒に使う分には問題ない。最終話では、スマートフォンを使って今井とメールのやり取りをしていた。やる気はあっても根気がなく、極度の人見知りで同年代の友人がおらず引きこもりに近い生活をしているため、このままでは村の外で生きていけなくなってしまうのではないかという危機感は持っている。第28話ではそれを心配したナツが「煮物を届けるついでに、響と女子トークしてくること」との課題を出し、続く第29話では女子トーク修行にのめり込み過ぎて、響役として修行相手になったナツが響に見える幻覚すら見てしまった[注 3]コミュ障を直すべく、第29話ではシルバニアファミリーポケットバッグを用いて、響とボードゲームを行っている[注 4]。学校などで嫌なことがあると雨に打たれながらエンヤ(アニメでは「ソイヤ」)の曲を聴く癖がある[注 5]神楽と称してコアリズムを踊る、祝詞を上げるナツに即興で書いたカンペを渡したり自分の出番が無いからとお絵描きに興じるなど、神事に関しては若干不真面目な傾向がある。本人は「巫力だとかそういったものは一切ない一般人」と言うが、神通力と思しき力は多少なりとも持っている模様。小さいころは潜在能力がかなり高かったようで、後のきゃりーぱみゅぱみゅのことを予測したり、埋蔵金事件や山崩れ事件とか起こしていたらしい。現在でも神楽のついでにダイエットしようとして、山神を怒らせ雷雨を呼んだり(アニメ第3話では小規模な山火事も)している。お洒落な都会的なショッピングはまるで駄目だが、庶民的なホームセンターなどは平気(UNIQLOをホームセンターと勘違い)で、響に「しまむらマスター」になれるのではと期待されている[単 6]。普段の雨宿家の台所を預かっており、第15話で水かけごはん南蛮味噌などを添えたアレンジレシピを披露し、ナツに「いいお嫁さんになれる」と絶賛された[単 7]。見た目とは裏腹に体力・腕力があり、パンチを繰り出すとナツや良夫に深刻なダメージを与える。制服姿で山越えしたり、斧で太い木を平然と切り倒したりもしている。薪割りも上段の構えからのの振り下ろしと豪快そのもの。良夫に言いくるめられ熊出村のご当地アイドルとしてデビューするが、仙台公演の直前に仙台市民に石を投げられる悪夢を見て[単 8]、ご当地アイドルだけでなく都会の高校行きまでも断念しかけていたが、最近のナツの活躍を見て、それでも思い通り、都会で自由自在に生きたいとの願いを取り戻した。なお、劇中では両親の存在に関しては触れられておらず、その生死や消息は不明。
マーメイドルフィン
第37話に登場。三須ッ田駅で記憶喪失になり、その後保護してくれた夫婦が営む魚屋で働くまちが、いるか神社の巫女になり邪神と戦うために変身した姿、と設定されたキャラクター。コスチュームは袖無しレオタードイルカのヒレ付き燕尾服ブーツまたはフィンを履き、サンバイザーインカムを装備、となっている。変身アイテムは二枚貝型コンパクト。変身呪文は「CONCENT RATION(コンセントレーション)、魚介新鮮、マーメイドルフィン」。武器は魚型をした水鉄砲風のピストル(何を発射するのかは不明)。必殺技は「あら汁スプラツシュ」らしい(劇中未使用なので、技の詳細は不明)。実際のところは、三須ッ田駅で気絶してしまったところを保護され、その姿を見て「これは売れる!」とまちをモチーフにしたマーメイドルフィンを主人公にしたアニメを作りたい、と迎えに来た良夫に熱心にプレゼンした三須ッ田駅界隈の住民である魚屋の大将による作り話。良夫がハッキリと「ダメです!」と拒絶したところ危うく監禁されそうになったので、良夫は気絶したままのまちを抱えて慌てて逃げた。
クマ井 ナツ(クマい ナツ)
声 - 安元洋貴 / 山下誠一郎(2014年テレビCM)[4]オスのヒグマ(自己申告では去勢済みとのこと[単 9]。ただし、熊耳・熊尻尾を付けたまちを見て猛りだしたり、ナツを諦めきれないほのかが確認させろと迫ると、強く嫌がり逃げ出す)。クマ井の熊の代表かつ、まちの後見人[単 10]として幼少の時からまちやフチと共に暮らしている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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