きかんしゃトーマス_魔法の線路
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きかんしゃトーマス 魔法の線路
THOMAS and The Magic Railroad
監督
ブリット・オールクロフト
脚本ブリット・オールクロフト
製作フィル・フェルリ
製作総指揮ブリット・オールクロフト
撮影ポール・ライアン
編集ロン・ウィスマン
製作会社デスティネーション・フィルムズ
ガレイン・ピクチャーズ
アイル・オブ・マン・フィルム
配給 デスティネーション・フィルムズ
ギャガ
公開 2000年7月14日
2000年7月14日
2000年7月26日
2000年9月9日
2000年10月26日
2000年12月14日
2001年4月7日
上映時間85分
製作国 イギリス
アメリカ合衆国
言語英語
興行収入$19,700,000[1]
次作きかんしゃトーマス みんなあつまれ!しゅっぱつしんこう
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『きかんしゃトーマス 魔法の線路( - まほうのせんろ)』 (THOMAS and The Magic Railroad) は、2000年に公開された『きかんしゃトーマス』の長編シリーズ第1作目の作品。
概要ペンシルベニア州におけるロケシーンで使われたノーフォーク・アンド・ウェスタン鉄道 475号機(英語版)(保存鉄道のストラスバーグ鉄道(英語版)所属)

テレビシリーズ『きかんしゃトーマス』の成功で同番組のプロデューサー、ブリット・オールクロフトは人気に乗じてハリウッドに進出し、生身のハリウッド・スターと機関車たちが共演する劇場長編映画として制作、公開したのが本作である。本作制作当時にテレビシリーズの米国版にてナレーターを務めていたアレック・ボールドウィンを主演に起用した他、ピーター・フォンダや『マチルダ』に主演したマーラ・ウィルソンなど著名俳優を起用した。

テレビシリーズとは異なり、トーマス達が働くソドー島と人々が暮らす世界には隔たりがあり、本作はその2つの世界を結ぶ「魔法の線路」を軸に物語が展開される。『きかんしゃトーマス』の作品としては初めて異世界設定が採られたが、この設定に対する違和感などから、本作は興行的に失敗という結果に終わり、ソドー島ともう一つの世界という設定、世界観は以降のテレビシリーズ及び後年の長編作以降使われることはなかった。但し、2009年頃に本作と世界観が類似した『きかんしゃトーマス』の実写映画の製作計画が発表されたが、事実上制作は中止となったと考えられている(詳細はきかんしゃトーマス シーズン毎制作史#関連作品を参照)。
あらすじ

トップハム・ハット卿が休暇でしばらくソドー島を離れることになり、もう一つの世界であるマッフルマウンテンという場所にある、シャイニングタイムステーションに務める車掌ミスター・コンダクターが代理として島へ来ることになった。

トーマスたち蒸気機関車は彼を歓迎するものの、凶悪なディーゼル機関車ディーゼル10もソドー島に帰ってきていた。彼はバーネット・ストーンが所有する、魔法の線路を走る伝説の蒸気機関車レディーを傷め付けた過去があり、ソドー島の機関車たちに恐れられていた。誰もが脅える中で、ディーゼル10を抑えられるのはミスター・コンダクターだけだったが、ソドー島とシャイニングタイムを行き来するのに必要な「魔法の粉」が底をつき、窮地を迎えてしまう。魔法が消えたことで、シャイニングタイムとソドー島が破滅的な状況になることを恐れるミスター・コンダクターは魔法の粉を探し回るが、従兄弟のジュニアを呼ぶのが精一杯であった。

しかし、マッフルマウンテンのバーネットの家に来ていた孫娘のリリーが、ジュニアとともにソドー島へ来たことで状況が変わり始める……。
製作
起源・開発

1980年代後半、ブリット・オールクロフトは『きかんしゃトーマス』の米国進出を目論み、ビジネスの拡大と同時に米国において『きかんしゃトーマス』を放映する為の枠を獲得する狙いとして幼児向け番組『シャイニング・タイム・ステーション』をPBS向けに企画、製作した。同番組は1989年に放映が開始されるとジェミニ賞を獲得するなど高い評価や人気を得ることに成功し[2]1994年にブリットは『シャイニング・タイム・ステーション』と『きかんしゃトーマス』を主体とした劇場映画作品の製作を画策する[3]

その後ブリットはパラマウント映画の副会長であったバリー・ロンドンとタッグを組み、本作の製作が開始された[3]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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