きかんしゃトーマス号
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この項目では、大井川鐵道の特急列車について説明しています。京阪電気鉄道の「京阪きかんしゃトーマス号」については「京阪10000系電車#特別塗色・ラッピングなど」をご覧ください。
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きかんしゃトーマス号
きかんしゃジェームス号
きかんしゃトーマス号(2014年8月)
概要
日本
種類特別急行列車
地域静岡県
運行開始2014年7月12日(きかんしゃトーマス号)
2015年7月11日(きかんしゃジェームス号)
運営者大井川鐵道
路線
起点新金谷駅
停車地点数2
終点新金谷駅
営業距離29.6 km (18.4 mi)
平均所要時間70分
使用路線大井川本線
車内サービス
クラス普通車
身障者対応なし
座席全車指定席
技術
車両#使用車両を参照
軌間1,067 mm
電化直流1,500 V補助機関車
備考
臨時列車扱い
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きかんしゃトーマス号(きかんしゃトーマスごう)は、大井川鐵道大井川本線2014年平成26年)7月12日から運行している特別急行列車。テレビアニメ『きかんしゃトーマス』の主人公であるトーマスを模した蒸気機関車によって牽引される。

本項では、2015年平成27年)7月11日から運行されているきかんしゃジェームス号についても記す。
概要

2014年(平成26年)7月から実施されている、ウィルバート・オードリー原作のイギリスの幼児向けテレビ番組『きかんしゃトーマス』とのタイアップ企画の「Day out with Thomas」の一環として運行が開始された。アジアで実現するのはこれが初めてである[1]

『きかんしゃトーマス』日本語吹き替え版の総合制作であるソニー・クリエイティブプロダクツとの全面的なパートナーシップのもと、同年7月12日から10月12日までC11 227を改装した「きかんしゃトーマス号」が運行された。翌2015年(平成27年)7月にはC56 44を改装した「きかんしゃジェームス号」も登場した[2]

車内放送ではトーマス(声 - 比嘉久美子)やジェームス(声 - 江原正士)による沿線名所の案内も行われている[3][4]

本列車が運行されない期間には彼らがソドー島に帰っていると公式ホームページに記載するなど、トーマスの世界観を重視した演出がされている。報道各社に対しても世界観を破壊する報道をしないよう要請を行った[5]

2020年令和2年)には原作出版75周年を記念した様々な企画が計画され、『きかんしゃトーマス トーマスのはじめて物語』に登場する、トーマスが初めてソドー島に来た頃のボディを再現した「緑色のトーマス号」を、5月から6月にかけ期間限定で運行予定[6]とされた。しかし新型コロナウイルス感染症流行の関係で中止され、同列車は列車名を「みどりのトーマス号」に変更の上で2021年(令和3年)6月12日から28日まで運行された。

2021年(令和3年)12月24日から2022年(令和4年)1月10日にかけて行われた冬の特別運行からは、C11 190をトーマスに改装して運行している[7]が、これはC11 227が2022年(令和4年)3月で検査切れとなるからである。

「きかんしゃジェームス号」については、C56 44が不具合のため、2019年(令和元年)9月1日を最後に運行されていない。
運行概況

特定日に1日1往復設定される(必ずしも同日に設定されず、トーマス号・ジェームス号どちらか片方のみの運行日もある)[2]。両列車とも種別は「特急」であり、客車にも「特急」のサボが表示されるが、ダイヤ自体は「かわね路号」の増発便のものを流用している。このためダイヤ上は新金谷 - 千頭間をノンストップで結んでいるが、途中駅にて運転停車列車交換を行っており、所要時間は「かわね路号」と同等である。料金面では2014年(平成26年)は従来のSL急行料金が適用されたが、2015年(平成27年)からはより高額な「トーマス料金」が必要となった。

いずれも全車指定席である。当初は「かわね路号」と同様に自社で予約を受けていた[8]が、2016年(平成28年)からローチケへの委託となり、大井川鐵道側での発売は行わなくなった[9]

2022年(令和4年)9月に発生した台風15号による豪雨災害により、運行区間の一部が長期運休を余儀なくされていることから、同年12月の運行より新金谷 - 家山間の往復遊覧運転に切り替えている[10]2024年(令和6年)6月からは新金谷 - 川根温泉笹間渡間で運行される予定[11]
停車駅
2022年9月以前

新金谷駅 - 千頭駅

途中で乗降できる駅はないが、家山駅で機関車整備のための運転停車を行う。

2022年12月改正

新金谷駅 - 家山駅 - 新金谷駅

家山駅で乗降することはできない。

2024年6月改正(予定)

新金谷 - 家山駅 - 川根温泉笹間渡駅

上り列車に限り、家山駅で乗降が可能となる予定。

使用車両

基本的に客車7両を蒸気機関車が牽引し、後部から補助機関車電気機関車)が補助する形態をとる。
蒸気機関車

両機はそれぞれトーマスジェームスに似せる改造がなされており、車体塗装の変更、顔の設置、前照灯移設など手間をかけたものとなっている[12]

C11 227C11 190 - トーマス

C56 44 - ジェームス(休車中)


トーマス (C11 227)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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