がっこうぐらし!
ジャンル学園
サスペンスホラー
ゾンビアポカリプスもの
サバイバル[1]
漫画
原作・原案など海法紀光(ニトロプラス)
作画千葉サドル
出版社芳文社
その他の出版社
台湾東販
『がっこうぐらし!』(SCHOOL-LIVE!)は、海法紀光(ニトロプラス)(原作)、千葉サドル(作画)による日本の漫画作品。『まんがタイムきららフォワード』(芳文社)にて、2012年7月号[3]から2020年1月号にかけて連載された。 「ゾンビ的な存在が突如出現、殺害された人間はことごとく同族と化し急速に増殖した結果、社会はほとんど崩壊状態に陥る。わずかに生き残った女子学生たちは学校に立て籠もって寝泊まりし、日々を過ごす」という、ホラー系・サバイバルものによくある設定を用いつつ、キャラクターたちは可愛いらしく、ストーリーは「日常系」ほのぼの漫画のようなテイストで描かれている(特に序盤はその傾向が強い)のが特徴である[4][1][5]。原作者の海法によれば、ゾンビ物の作品としてすぐ思い浮かぶような、バトルアクションものとは異なる路線を目指しており[6]、過ぎ去っていく日々を精一杯生きる、登場人物たちの学校生活を描くことが意図されているという[7]。2020年1月時点でシリーズ累計発行部数は280万部を突破している[8]。 メディアミックスとして、2015年7月から9月までテレビアニメが放送され、2019年1月25日に実写映画版が公開された。なお、原作漫画版、テレビアニメ版、実写映画版にてそれぞれストーリー展開が異なる。 さらに原作完結後、最終回のその後を描く『がっこうぐらし!?おたより?』が同誌2020年8月号から2021年10月号まで隔月で連載された[9][10]。 女子高生の丈槍由紀、恵飛須沢胡桃、若狭悠里らが住む街や通う巡ヶ丘学院高等学校は、人間をゾンビに変えてしまう感染症のパンデミックによって地獄絵図と化していた。他の生存者はなく外界との接触を断たれている学校内で、当初の避難生活を導いてきた教師の佐倉慈は、避難生活を部活の一環として捉える「学園生活部」を創立し、生き残った由紀たち3人を部員に迎えるが、その矢先に命を落とす。しかし、由紀は現実の災禍を認識できないかのような態度をとり続け、生前と同じ姿の慈や生徒たちを空想しながら、「学校全体を借りて寝泊まりする部活」を楽しんでいた。胡桃と悠里は由紀の空想に話を合わせつつ、彼女の明るさにも救われているが、次第に生徒会室の備蓄食料や生活物資は尽きていく。 3人は由紀の「遠足に行こう」という提案に便乗する形で物資補給に校外へ出て、慈の車を運転してショッピングモールへ辿り着くと、そこで同校の下級生の直樹美紀を救出し、彼女を部員に迎える。美紀は当初、由紀の言動やそれを是としている胡桃と悠里のことを共依存と批判して軋轢を生むが、由紀が彼女なりに不穏な事態を何らかの形で認識し、皆を明るく励まそうとしていることを認めて和解する。その直後、慈の遺品から「職員用緊急避難マニュアル」が発見される。それは感染症の正体が生物兵器によるバイオハザードで、巡ヶ丘学院が有事を想定した拠点施設であることを示唆するものであった。
作品概要
原作ストーリー
高校編(第1巻 - 第5巻)