がきデカ
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がきデカ
ジャンルギャグ漫画
漫画
作者山上たつひこ
出版社秋田書店
掲載誌週刊少年チャンピオン
レーベル少年チャンピオン・コミックス
発表期間1974年44号 - 1980年52号
巻数全26巻
アニメ
原作山上たつひこ
脚本照井啓司、柳川茂、三井秀樹ほか
アニメーション制作スタジオぎゃろっぷ
製作フジテレビ、スタジオぎゃろっぷ
放送局フジテレビ
放送期間1989年10月16日 - 1990年3月26日
話数22(全43話)
OVA
原作山上たつひこ
監督中村孝一郎、佐藤竜雄
脚本浦沢義雄
製作大映映像
発売日1989年11月24日
漫画:中春こまわり君
作者山上たつひこ
出版社小学館
掲載誌ビッグコミック
レーベルビッグコミックススペシャル
発表期間2004年 - 2009年
巻数全2巻
その他不定期掲載
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『がきデカ』は、山上たつひこによる日本漫画作品。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、1974年44号から1980年52号まで連載された。1990年3月時点で単行本の累計発行部数は3000万部を突破している[1]

1970年代後半、少年チャンピオンの発行部数が一時的に少年ジャンプを抜きナンバーワンになった時の起爆剤的存在の漫画である。

1989年にテレビアニメ化。ほぼ同時にOVAも作られているが、双方で制作会社と出演声優が異なる。
作風

『がきデカ』の面白さは、当時のギャグ漫画としては例のなかった[2]劇画調の画風に依るところが大きい(「死刑!」などの特徴的かつ下品な動きや、女性キャラの肉感的なエロス、頻繁に登場する動物たちの間抜けさ、などなど)。従来のギャグ漫画が「意味」で笑いを作っていたのに対し、劇画調の画風でくだらないことをやって面白さを伝えるのは画期的であった[3]

こまわり君が他の動物などに変身(メタモルフォーゼ)したのち、従来のギャグ漫画ならすぐ元の姿に戻っていたのだが、『がきデカ』では変身した姿のまま物語が暴走することが多い。この点も、従来のギャグ漫画にない画期的な点であり、文芸評論家の渡部直己が、そのデビュー時の論文でテキスト論的な指摘をした[4]

ブームが落ち着いた頃に鴨川つばめの『マカロニほうれん荘』が連載開始。登場人物が変身したまま物語が暴走する特徴も『がきデカ』と共通しており、作者はライバル視していた。そのせいか絵のタッチが鴨川つばめに酷似し始め[5]、作中において西城やモモちゃん、ジュンちゃんまでもが目玉が大きく3頭身のいびつなキャラとなってしまった時期もある。
連載終了とその後

大人気作ゆえ作者は連載中にかなり精神的に追い詰められていたらしく、チャンピオン編集長を呼びつけて嫌味を言ったり、仕事場へ訪ねてきた小学生を怒鳴って追い返したりしており、後に「大人気なかった」「申し訳ないことをした」と述懐している。

『チャンピオン』連載当時の最終回は、通常の一話読み切り形式で、一見すると最終回とは全く解らない話になっている。これは作者が「連載を打ち切らせてほしい」と編集部へ申し出た際、当時の編集長から「いつでも連載を再開できる形で終わらせてほしい」と頼まれ、そのような形になった、とのエピソードがある。1989年にアニメ化された際に、並行して『週刊少年チャンピオン』誌上において月1連載で全12話の“完結編”『がきデカファイナル』が連載された。作者は意図的に当時の画風に合わせて描いており(作者自身は「技術的なことなので難しくはない」と後に述べている)、「あまりにも連載当時と変わらない」と言われた。最後はこまわり君が僧衣を纏い、種田山頭火の句と共に放浪の旅に出て完結となった。

作者の断筆宣言・小説家への転向により、その後一切こまわり君が描かれることはなかったが、2004年に『ビッグコミック』(小学館)誌上にて江口寿史泉晴紀、元アシスタントの田村信アシスタントに従え、2話読み切りの続編『中春こまわり君』(ちゅうしゅんこまわりくん)が掲載された(詳細は#中春こまわり君を参照)。

2006年、同誌で3話完結の続編を発表。2008年1月に同誌にて再び集中連載され、こまわりの両親が登場。ここまではほぼ2年に1回のペースだったが、同年10月より新作を発表。2009年1月、小学館より単行本第1巻が発売される。

2009年5月に再度新作を発表。同時期に『少年チャンピオン』創刊40周年記念企画として、同誌19号に『がきデカ』の描き下ろし新作「他人のメシはうまいのじゃっの巻」を掲載。ここでは『中春こまわり君』のキャラクターが『がきデカ』のキャラクターを演じる、という形式を取っている[6]2010年4月、『中春こまわり君』単行本第2巻が発売された。「他人のメシはうまいのじゃっの巻」は、2010年発売の単行本『週刊少年チャンピオン40th 創刊40周年記念特別編集』(秋田書店)に、他の作家陣の40周年記念漫画と併せて収録されている。
登場人物
こまわり君声 - 三ツ矢雄二(テレビ版) / 千葉繁(ビデオ版) / 富田耕生(ラジオドラマ版)日本初の少年警察官。東京都練馬区在住。最寄り駅は保谷駅。高島平近辺に所在するらしい、警視庁ねこ自慢警察署所属。名前の由来は、「小さなおまわり(巡査)」から。連載当時は苗字は不明であったが、『中春こまわり君』で「山田こまわり」と判明する。2頭身(連載当初はもう少し大きかった)で、下膨れな顔。頬の中には白菜や縄がすっぽり入る。いつもバカでかい警察の制帽をかぶっており、ランニングシャツと派手な水玉模様ネクタイに制服風のズボンを着用している。第1話にて「夏休みを利用して警察学校に通い、日本で初めての少年警察官になった」と発言しているが、その経緯は作中で語られていない[7]。警察官としての資格だけでなく、シロアリ防除士の資格も持っていることが後に判明している。変態性欲の持ち主、かつややこしい(この作品世界での「いやらしい」を指す語)性格で、極度に興奮するとタマキンがゴムタイヤを溶かすほどの高熱を発する。タマキンがロープのようになったり、合いカギに変形したり、プロペラのように回して空を飛んだりとタマキンはこの漫画で重要な役目を持つが、エロの要素は少ない。特技は「死刑!」「あふりか象が好きっ!」「八丈島きょん!」などの意味不明なギャグ全般と、動物との会話、そしてセクハラ。こまわりの母親も含む周囲の女性は、ことごとくその餌食にされている。「こまわり七変化」と称して、人間や動物はおろか虫にさえ化けることもできるが、下膨れの顔と2頭身という外見のシルエットだけは変わらないのでバレバレである。よく化けるのは、周囲の人間やなどの哺乳類加藤茶風のハゲオヤジなど。


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