同じ固有名で呼ばれていた「はくちょう座ε星」とは異なります。
からす座γ星[1]
Gamma Corvi
からす座γ星(からすざガンマせい)は、からす座の恒星で3等星。からす座では最も明るく見える星である[5]。
水素核融合を終え、ヘリウムのコアが収縮している段階にあり、今後数百万年の間に赤色巨星になるものと考えられている[5]。水銀・マンガン星の1つで、水銀は通常より10万倍も多いのに、アルミニウムやニッケルのような元素は著しく少ない[5]。 学名はγ Corvi(略称γ Crv)。固有名はギェナー (Gienah[3][4])。ヨーロッパでは古くからこの名称でも呼ばれている。Gienah は15世紀ティムール朝の君主ウルグ・ベクがアラビア語で?????? ?????? ????? al-jan?? al-ghir?b al-yaman(カラスの右翼)と呼んだのに由来するが、今の星座では左翼として描かれている[2]。はくちょう座ε星も同様の名前で呼ばれており、それと区別するために「ギェナー・コルビ」 (Gienah Covri[5]) と呼ばれることもあったが、2016年11月6日に国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、Gienah をからす座γ星の固有名として正式に承認した[4]。
名称
脚注[脚注の使い方]
注釈^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年は1÷年周視差(秒)×3.2615638より計算
^ 視等級 + 5 + 5×log(年周視差(秒))より計算。小数第1位まで表記
出典^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r “SIMBAD Astronomical Database