かみちゅ!
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かみちゅ!
ジャンル
ファンタジーコメディ
アニメ
原作ベサメムーチョ
(舛成孝二、倉田英之、落越友則
監督舛成孝二
脚本倉田英之
キャラクターデザイン千葉崇洋
メカニックデザイン小川浩
音楽池頼広
アニメーション制作ブレインズ・ベース
製作アニプレックス
放送局放送局参照
放送期間2005年6月29日 - 9月28日
話数全16話(TV未放送4話)
漫画
原作・原案などベサメムーチョ
作画鳴子ハナハル
出版社メディアワークス
掲載誌月刊コミック電撃大王
発表号2005年6月号 - 2007年1月号
巻数全2巻
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ漫画
ポータルアニメ漫画
舞台のモデルとなった尾道市

『かみちゅ!』は、テレビ朝日系列で2005年6月29日 - 9月28日まで放送された日本テレビアニメ作品、およびそれを原作とする漫画作品。タイトルの『かみちゅ!』とは「神様で中学生!」(かみさまでちゅうがくせい)の意味である[1]
概要

広島県瀬戸内地方にある架空の港町「日の出町」(モデルは尾道市[2])を舞台に、ある日突然「神様」になってしまった女子中学生・一橋ゆりえと、その周りの人々の生活を描いている。

この作品での神様は神道における八百万の神の事であり、劇中にはゆりえ以外にも数多くの神様(付喪神妖怪〈荒ぶる神〉、貧乏神死神など)が登場する。ただし、ゆりえ以外の神様は神通力を持った一部の人しか見ることができない。神様達は神様の国という、神様だけが入ることのできる別世界を作り上げており、神無月には、全国の神様が集結して神様集会を開いている。

舞台設定は現代の日本に近い本作だが、作中の一般人は中学生が神様になったことを多少めずらしがりはするものの、事実として受け入れがたいものではないという描かれ方がされている。これは作者の意図したものである[3]

作中では直接語られてはいないが、時代背景は1983年度である[4]。なお、作中に登場する一部の店には、取材協力へのスペシャルサンクスとして、尾道市内に実在する店の名前が使われている。

また、物語の主な舞台であるゆりえたちが通う中学校は尾道市立土堂小学校が、来福神社の社殿は艮神社 (尾道市長江)、境内は御袖天満宮が、それぞれモデルとされた。

平成17年度(第9回)文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞[5]日本のメディア芸術100選アニメ部門に選出された。
登場人物
主な登場人物
一橋 ゆりえ(ひとつばし ゆりえ)
- MAKOBon-Bon Blanco)本作の主人公で、中学2年生。「神様」になったばかり。外見はごく普通の小柄な女の子で、神通力の無い人間にも姿が見える。少々引っ込み思案な性格。漫画版では、何の神様になるか決めていない。本人は自覚していないが、相当高位の神となる可能性を持っており、自分の名前を冠した台風を発生させたり、小型の雨雲を室内に出現させたりできるほどの神通力を持つ。神様になってからは、人々の願い事を叶えたり、町や神社の行事などに参加したりといった神様としての仕事と、中学生としての生活を両立させる毎日を送っている。神通力を使うと髪が著しく伸びる(自分の身長より長い)が、神通力を収めると元の長さに戻る。同級生の健児に思いを寄せているが、なかなかそのことを言い出せずにいる。
四条 光恵(しじょう みつえ)
声 - 峯香織ゆりえのクラスメイトで幼馴染。巨乳の眼鏡っ娘で、学年でも指折りの秀才。落ち着いた性格で、祀やゆりえを見守り、しばしばブレーキ役となる。八島様や神様協会の会長など、普通の人間には見えない神様たちはしばしば彼女の体を依代として普通の人間とコミュニケーションを取る。仲睦まじい男女(年齢問わず)を見ると、潤いが欲しいと零す。3人の弟がいる[6]
三枝 祀(さえぐさ まつり)
声 - 森永理科ゆりえのクラスメイトで来福神社(漫画版では八島神社)の娘。活発な性格。ルックス・プロポーション共に良く、光恵ほどではないが成績も良い。ゆりえが神様となったことを聞きつけ、友人となった。八島様や他の神様を見ることができない(小さい頃は見えていた)。神社が貧乏であるためいつもお金儲けのことを考えているが、家族に楽をさせたいという思いもある。自称ゆりえのマネージャーで、ゆりえを来福神社の専属とし、祈祷料などを取ろうとした。八島様への供物に賞味期限ぎりぎりのものを供えても気に留めない。
三枝 みこ(さえぐさ みこ)
声 - 野中藍祀の妹。来福神社で一番の神通力を持つ。内向的な性格。ゆりえの弟の章吉とはクラスメイトで、章吉と同じ弓道部に所属している。神通力により八島様を見ることができ、会話も自由にできる。八島様のことを少なからず想っている。
二宮 健児(にのみや けんじ)
声 - 宮崎一成ゆりえたちのクラスメイト。書道部だが、部員が健児だけのため部室を取り上げられてしまい、学校の屋上を部室としている。熱中すると周囲が見えなくなる。また非常にマイペースな性格で、ゆりえの髪型が変わると誰だか分からなくなるなど非常に鈍い。そのためゆりえの好意には気づいていないが、次第にゆりえが気になる存在になっていく。
八島様(やしまさま)
声 - 岡野浩介来福神社が奉る神様。青年の姿をしている。「田舎の神様」で終わるのが嫌で家出をしたが、ゆりえの説得により神社に戻る。ロックミュージックが趣味で、家出をした際にバンドを組もうとしたが、仲間が集まらなかった。本人は歌うことが自分の唯一の特技であると思っているが、光恵いわく「すごい音痴」。また、神様界のロックシンガー弁天様のファンで、追っかけをするほど。八島様を見ることができない一般人は、八島様がなげる白い羽を頭にさす事により会話が出来る。
タマ(♀)/貧乏神(びんぼうがみ、♂)
声 - 斎藤千和一橋家で仔猫の頃から飼われている白い猫。家出をしたときに海に落ちたところを貧乏神に助けられたため、貧乏神が身体に入り込んでいる。貧乏神には地域の景気や運気を悪くする力があるが、普段はゆりえの神通力が相殺しているため害はない。貧乏神が入り込んでからは二足歩行などができるようになった。ゆりえと自由に会話ができるが、貧乏神が街にいることを知られないよう他の人には秘密にしている。
一橋 章吉(ひとつばし しょうきち)
声 - 津村まことゆりえの弟。見た目はゆりえに似た小柄な少年だが、姉のゆりえよりもしっかりしているため、ゆりえより年上に見られる事もある。みこのクラスメイトで同じ弓道部に所属しており、彼女に好意を抱いている。
一橋 賢吉(ひとつばし けんきち)
声 - 星野充昭ゆりえの父。写真が趣味で、若い頃はカメラマンも目指していたこともあった。本人曰く「この町とこの町の人しか上手に撮れない」。現在は市役所に勤務する傍ら、趣味として町を撮り続けている。害のない「見てきたようなウソ話」をして妻の茜を喜ばせている。
一橋 茜(ひとつばし あかね)
声 - 伊藤美紀ゆりえの母。賢吉と出会った場所は海だが、今も昔も泳ぎはさっぱりらしい。一見物知りの夫を尊敬している。太めの男性が好みで、息子の章吉も太らせようとご飯を大盛りにしている。
イノ、シカ、チョウ
声 - 前田ゆきえ服部加奈子福圓美里神様協会からゆりえの元に派遣された「お願い集配チーム“しやわせ”」を名乗る手のひらサイズの「神の使い」。イノはイノシシ、シカは鹿、チョウは蝶の姿をしている。ゆりえ宛のお願い事の管理・選別を担当している。名前はすべて、ゆりえが名付けたものである。チョウは女の子らしい活発さで、イノは積極的な言葉でゆりえをサポートする。シカは、しばしば余計なことを言ってその度に他の2人から突っ込まれている。
その他の登場人物
三枝 光雲(さえぐさ こううん)
声 -
岩尾万太郎祀とみこの父。妻に数年前に先立たれてからは男手一つで2人の娘を育ている。来福神社の神主だが神主としての才能が全く無く、神社の経営も私財が差し押さえられるなど低迷していた。農業の資質があり、作る野菜はみこ曰く「美味しい」と好評。
能登 きよみ(のと きよみ)
声 - 広橋涼ゆりえと同じ中学に通う中学1年生。健児に一目惚れしており、ゆりえのところに恋愛相談にやってくる。
弁天様(べんてんさま)
声 - 渡辺明乃犬耳のパンク姿の神様。七福神でバンドを組んでおり、神様の中で大人気である。八島様もファンの一人。
犬和尚(いぬおしょう)
声 - 杉山紀彰神様の世界にいる柴犬の姿をした和尚で八島様と親しい仲にある。
原作アニメにのみ登場

数字は、DVD版での話数。テレビ放送版では、タイラーとデイブは登場していない。
火星人ちゃん(かせいじんちゃん)
声 -
望月久代出演:#4ピンク色をした火星人で火星中学の生徒。火星探査機・バイキングを地球に返そうとやってきたが、地球に詳しくないため日本の国会議事堂に着陸してしまう。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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