かまど地獄
[Wikipedia|▼Menu]
かまど地獄入場口かまど地獄2丁目の鬼の像煙を使った実験

かまど地獄(かまどじごく)は、温泉湧出量、日本一の大分県別府地獄めぐりのひとつ。地獄めぐりとは、別運営の地獄(別々の会社)が共同で販促や宣伝活動を行う観光施設の共同体(組合)の総称である。 1907年頃(明治40年)創設。もとは柴石温泉下手(内竈地区)にあったが枯渇したため、1947年頃(昭和22年)に現在地に移転したものである。旧の竈地獄にて、八幡竈門神社(はちまんかまどじんじゃ)の大祭で神前に供える御飯を炊いていたことからこの名が付いた。他の地獄をダイジェストにして集めたような6つの地獄があり、それぞれ「地獄の1丁目」から「6丁目」と名付けられている。1ヶ所で様々な地獄が楽しめる。

所在地:別府市御幸621

泉質:含芒硝弱食塩泉(塩化ナトリウム物泉)

泉温:約90度

沿革「別府地獄めぐり#かまど地獄」も参照

泉温98℃の噴気で、古来より氏神の八幡竈門神社の大祭に、地獄の噴気で御供飯を炊いていた事が名前の由来。2019年頃からは八幡竈門神社とともに鬼滅の刃の聖地としてマスコミなどに取り上げられ話題になった。

1907年(明治40年)頃

現在の柴石温泉と血の池地獄の中間あたり(内竈地区)に宇都宮 七八六(ウツノミヤ ナヤロク)が創業。旧旅館 野村荘の敷地内、建物の真裏にかっての竈地獄の名残もある

創業者 宇都宮 七八六(ウツノミヤ ナヤロク)


1947年(昭和22年)頃

 現在の鉄輪地獄地帯に移転。2代目 宇都宮 勇(ウツノミヤ イサム)が株式会社竈地獄(昭和22年12月8日)を設立

当時は、温泉たまごに使用する卵の養卵事業や食堂も経営。食堂では、大分名物のだんご汁や手焼きせんべい、コーヒーなども販売していた

2代目 宇都宮 勇(ウツノミヤ イサム)

3代目 宇都宮 三男(ウツノミヤ ミツオ)


1988年(昭和63年)

4代目 宇都宮 嘉彦(ウツノミヤ ヨシヒコ)がかまど地獄の運営会社 有限会社宇都宮観光を設立(昭和63年2月5日)


2007年(平成19年)創業100年を迎える。

5代目 宇都宮 貴(ウツノミヤ タカシ)


園内の見所

かまど地獄の見所

1丁目 熱泥地獄。地下にある岩盤が地熱によりできた粘っこい色んな種類の粘土がとけだした色です。

2丁目 ここには、かまど地獄のシンボルとも言えるかまどの鬼がいます。この鬼は、改心してかまど地獄の門番になった八幡竈門神社(別府市内竈)の伝承の鬼。鬼の横には藤の花(藤の木)もあり、季節になると綺麗な花を咲かせます。

3丁目 綺麗な水色(コバルトブルー)をした地獄。白色物質は非晶質のシリカ(温泉沈殿物)で70年以上の年数がかかって出来たものと推定されます。

4丁目 4丁目の池の色は地下にある岩盤が地熱によりできた粘っこい色んな種類の粘土がとけだした色。酸化鉄の色ではありません。

5丁目 池の色が変わる不思議な地獄。この池は年に数回、ある日突然色が変化をします。ブルー・グリーンなど色も濃くなったり、薄くなったり。原因はわかりませんが、自然の力は不思議です。

6丁目 赤い色の熱泥地獄。以前はこのような色ではなく、灰色でしたが、年々色が変化し、現在の色になりました。地中に含まれている鉄分が何らかの原因で溶け出し変化したと推測されます。


極楽コーナー(極楽0丁目?極楽3丁目) 温泉を体験できる極楽コーナー。飲む温泉、手・足の湯 “蒸し湯”、のど・肌の湯は肌に保湿効果をあたえる。

足湯コーナー 3丁目の綺麗な水色(コバルトブルー)の温泉を使った100%源泉かけ流しの贅沢な足湯。かまど地獄では足湯の利用者に無料でタオルを貸し出し。

かまど茶屋(売店) かまど地獄名物「温泉ピータン」、「抹茶石垣まんじゅう」、「オリジナルぷりん」など、ここでしか味わえない美味しい逸品がある。醤油ぷりんや温泉ピータン、かまど地獄限定ゆずこしょう醤油などはSNSでも大好評。

お土産売店 厳選した地元大分のお菓子(銘菓)や人気の鬼滅グッズなどを取り揃えたお土産SHOP。別府でも数カ所にしか置いていないレトロなトートバッグなども人気。

その他、フォトスポットや花壇、別府明礬(みょうばん)温泉で約300年間、採取される湯の花の貴重な原料「明礬クレイ(青粘土)』を配合したクリームやパックを販売する売店もあり。
名物

温泉ピータン - 地獄の蒸気で長時間蒸しあげた温泉たまご。燻製たまごのような香ばしい味は絶品。たまごのみ求めてくるリピーターも多い

醤油ぷりん - InstagramなどのSNSでも話題。レアチーズケーキのようなとってもまろやかな味。甘さひかえめ濃厚ぷりん

抹茶ぷりん - 試作に試作を重ねて作ったという、なめらかで奥の深い、上品な抹茶の味わいのぷりん

赤鬼ソフト - バニラソフトクリームに七味とシナモンをかけた、クセになる地獄の甘辛ソフト

オリジナルゆずこしょう醤油 - 温泉ピータンに開発されたかまど地獄限定のゆずこしょう醤油
[1]

石垣饅頭

抹茶石垣饅頭

鬼滅の刃聖地として話題

原作の漫画に”かぼす”(18巻キメツ学園クラス設定)という言葉が使われ、大分を背景にしている証拠になり、さらに構想段階で火男火売神社(別府火売地区、カグツチを祀る神社)や刀鍛冶(鉄の名のつく)が日輪刀を作り、温泉のある刀鍛冶の里が鉄輪温泉を示しているとされ、2019年頃から漫画「鬼滅の刃」との共通点がSNSや情報サイトの書き込みなどで出てきた。最近ではその根拠からメディアの取材も多く、鬼滅の刃の聖地のひとつとされる。

かまど地獄と鬼滅の刃の設定との共通点(SNSやTV・ブログなどより引用)

@かまどの名前 竈門=竈(かまど)地獄

Aかまどの鬼(終盤では炭治郎も鬼化)

B鬼退治(かまど鬼が鬼退治)

C生々流転の龍

Dその龍の尻尾の刀(日輪刀の構想元、Hの刀鍛冶の根拠あり)

E鬼の像の下は最終選別前に割ったようなしめ縄のある岩の構想。

F鬼の像の横の藤の花 ※藤の花は物語に最重要!

終盤の無惨との戦いはまさにそのまま。鬼になりかけた炭治郎が日輪刀で生々流転で龍を出して戦い、右手で藤の花と仲間の手を掴んで戻ってくる。

G竈門6兄妹=かまど地獄1丁目から6丁目までの6つの地獄

H日輪刀を作る刀鍛冶

鉄の名の刀鍛冶が日輪刀を作り、温泉がある鉄+輪+温泉=鉄輪温泉を示している。

I構想のボツタイトルが鉄輪の隣の火男火売神社を示している。

火男と書いてひょっとことも読み、刀鍛冶はひょっとこの面をつけて、さらに火男と背中に書いた羽織まで着ている。

J所縁のある八幡竈門神社に朝日を見て逃げた人喰い鬼の伝承。

K原作18巻で学園のクラス設定にかぼすという言葉が使われている。かぼすといえば大分でしかあり得ない。

かぼすのそのほとんど(97%)は大分が産地。かぼす=大分

L数十年以上前から代々伝わる天狗の面がある。

M数十年前からあるたぬきのロゴが漫画、映画で炭治郎がたぬき(ポン治郎)になった元とされる。それほど似ている。

Nワニ先生のワニの自画像は鬼山地獄のワニでかまど地獄を示す。(日本にワニ園は別府と静岡だけ)

O水の呼吸の構想元がかまど地獄スタッフのパフォーマンスとされている。

P別府には竈門(氏)一族の墓地がある。

Qかまど地獄のすぐ近くに白蛇を祀っている貴船城がある(伊黒小芭内の鏑丸の元)

R童磨の極楽教の元、極楽コーナーがある。

S狭霧山は狭霧台(湯布院)。(朝)霧が深いという共通点がある。

?蜜璃の物語の設定に出てくるような茶屋(かまど茶屋)があり、その前には色の変わる池がある。蜜璃は桜餅の食べ過ぎで髪の色が変わった事や行きつけの茶屋がある事は公式の設定です。

?ラムネもある(小説参考)

?善や恋の言葉を使った占いがある。

?そもそも鬼や地獄が重要な設定。地獄と言う言葉はタイトルにもなっている。

その他は省略。
鬼滅の刃に関する報道


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:14 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef