お菓子
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「おかし」はこの項目へ転送されています。平安時代の文学における美的理念の一つについては「をかし」をご覧ください。
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チョコレート菓子抹茶羊羹ショートケーキキャンディー

菓子(かし)は、食事以外の嗜好品として食べる食品[1]。お菓子。一般に、穀類の粉を練り焼く、あるいは蒸すなどしたビスケット饅頭糖質を主体としたキャンディチョコレート類、アイスクリームなどの冷凍菓子などを総合し、菓子と分類されている。

菓子の語で一般的にまず連想される食品は甘い味のものだが、嗜好食品は甘味に限らないため、たとえばスナック菓子米菓など、いわゆる塩気のある食品も菓子である。

近代になり、冷凍冷蔵技術の向上と大量生産を可能にする工業化が進んだことで、菓子の種類と生産量は飛躍的に増えた。これにより菓子製造販売は、旧来の職人が手作りして専門菓子店(和菓子店・洋菓子店・煎餅店等)で小売りするといった形態の他、工場生産された包装済みの菓子が小売店(スーパーマーケットドラッグストア等)で販売されるという形態が定着した。主に品質が均一で安価な商品工場で生産し、手間のかかる高品質な物や流通の困難な商品は専門菓子店が製造するといった棲み分けが定着している。
菓子の発祥と伝播

約1万年前の壁画に蜂蜜の採取と思われる絵があり、人類は有史以前から蜂蜜や果物などの甘味を求めていた。また、身体維持に欠かせない塩分は、その必要性から塩味といったおいしさとして認識されていた。様々な穀物を粉にし、それを練って火にかけるという初歩的な調理が行われるようになってからは、食物に対して栄養を求めるだけでなく、甘味や塩味をより楽しむ事が求められるようになり、そういった味覚への追求が菓子を創造する原動力になったとも考えられている。

農耕や牧畜が発展し、原種の小麦が現代品種に至って以降、文明の発達と共に菓子が作られはじめた。紀元前22世紀頃の古代メソポタミア新シュメール時代マリ王朝の宮殿跡から「うずくまるライオン」の菓子型が出土している。「楔形文字」の解読研究によるとマリ王朝には「メルスの製造者」という職業があり、「メルス」は練った生地にナツメヤシピスタチオ、干しイチジクや干しブドウ、蜂蜜や各種の香辛料を混ぜ込んで焼き上げたものだとされていることがわかり、これが現代の焼き菓子につながるものだとも考えられている。

また紀元前1175年、エジプトラムセス3世の墓には、製パン施設と思われる壁画があり、パンとともに「ウテント」という渦巻き状の揚げ菓子と思われるものが描かれている。墳墓副葬品として、食物を作る人々の像や食物も出土しており、それらの研究から当時14種類の菓子があったとも推測されている。

紀元前2000年頃に地中海で海洋文明として成立したエーゲ文明はアジアの文物を媒介し、後継であるミケーネ文明をさらに引き継いだギリシア時代には、誕生日を祝う現代のバースデーケーキにあたるものなど100種を数える菓子があったと言われている。紀元前2世紀頃からはバターも知られはじめ、チーズの製造にも工夫が重ねられ専門の職人も存在しており、獣脂やガチョウなどの卵も菓子製造に利用されたようで、脂質を有する菓子作りの基本となる食材が揃い始めた時代でもあった。

文明の勃興期、穀物を製粉加工する粉食は世界各地で多発的に起こったとも考えられている。ユーラシア大陸の各所で派生した文化が成熟し、ギリシアとペルシアのように争いを含め様々な形で交わっていく過程で、菓子はさらに多様化し広まっていった。現代のアラブ諸国に見られる揚げ菓子も、ギリシアで婚礼菓子として用いられていた蜂蜜入りの揚げ菓子が由来であると考えられている。
職業としての確立と発展


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