お父さんは心配症
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お父さんは心配症
ジャンル
少女漫画ギャグ漫画
漫画
作者岡田あーみん
出版社集英社
掲載誌りぼん
レーベルりぼんマスコットコミックス
発表号1983年5月号(読みきり)
1984年11月号 - 1988年11月号
巻数全6巻(単行本)
全4巻(文庫)
ドラマ:お父さんは心配症
演出辻理
制作朝日放送国際放映
放送局テレビ朝日
放送期間1994年4月12日 - 5月17日
話数全5話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画テレビドラマ
ポータル漫画ドラマ

『お父さんは心配症』(おとうさんはしんぱいしょう)は、岡田あーみんによる日本の漫画作品。集英社の漫画雑誌『りぼん』にて1983年5月号に読み切りが掲載後、1984年11月号から1988年11月号まで連載されていた。コミックス全6巻、文庫版全4巻。1994年4月から5月には、テレビ朝日系列にて朝日放送国際放映製作の連続テレビドラマとして放送された。

なお、「お父さんは心配症」であって「お父さんは心配性」ではない。
概要

本作は新人漫画賞に投稿された作品だが、「ストーリーのテンポ」「キャラクター設定のよさ」から審査員から絶賛を受け、第162回りぼんNEW漫画スクール「準りぼん賞」を受賞。それと同時に、りぼん本誌に掲載が決定している。短編として掲載後、連載となった。

こっそり娘の愛読誌を読む父親からも支持を得ていたという本作は、文庫版が全4巻として発売されており、巻末に作家本人のコメントが収載されている。

なお、「ちびまる子ちゃん」との合作を果たした回もある[1](『ちびまる子ちゃん』単行本第二巻収録)。この回では岡田あーみんとさくらももことの合作中のエピソードも挿入されている。また「こいつら100%伝説」にも、本作品のキャラクターがゲスト出演している回がある。
あらすじ

佐々木光太郎は、高校生の娘を持つ中年のサラリーマン。妻に先立たれ、娘が非行に走ってしまわないかと心配するあまり、常軌を逸した行動に出てしまう。

一方、心配症の父を持つ典子は、父の心配など必要ないほど、よくできた娘。彼氏の北野くんも、近年まれにみる好青年であり、清い交際を続けている。ところが、父の心配症は、ますますエスカレートして、友人・知人を巻き込んだ、異常な大騒動を繰りひろげる。
登場人物

※演の記述は、テレビドラマ版の表記
主要人物
佐々木 光太郎(ささき こうたろう)
演 -
大地康雄本作の主人公で、典子の父親。通称「パピィ」。フルネームと強烈な性格は、連載時に設定された。妻に先立たれ、一人娘を大事に想うあまりに異常なほどの心配症になり、常識外れの変態的な行動に出ることが多い。娘に近づく男(特に北野くん)には容赦しない[2]。だが、北野くんに対してはどんなに痛めつけても典子を一途に愛してくれる事に感謝している部分もあるようである(作中では誤魔化していたが)。また、安井さんに惚れてからは例え患者だろうと彼女に近づく男には容赦しない。空回りもあるが、基本的には物事に一生懸命に取り組む真面目な性格。娘や亡き妻、北野くんからは慕われている。また、『ちびまる子ちゃん』との合作でまる子と出会った時には(変態的かつ強引ではあったが)優しく接し、典子の幼少時の頃を思い返していた(デパートで呼び出された時、「淀川区から来た」と言われているため、淀川区出身と思われる)。特技は変装だが、決して眼鏡をはずす事はない為、素顔は謎。説得力があり、テレビの教育討論番組に出演を依頼されたり、バレンタインデーにはPTAの特別役員として保護者達を言葉巧みに丸め込み、チョコを貰えない男子達をも扇動して北野くんやチョコを受け取った他の男子達からチョコを奪った。また、騙されやすいところがあり、幼少の頃から色々騙されてきた事から毎年4月1日には警察に必ず電話し、騙されないように警戒心を強めている[3]。最終回では、晴れて安井さんと再婚を果たした。好きな歌手は天地真理。好きな唄は舟木一夫高校三年生。好きな食べ物はすきやき、きつねうどん、酢豚。シャンプーは牛乳石鹸を使っている。係長を目指している。北野を闇に葬るのが夢[4]
佐々木 典子(ささき のりこ)
演 - 持田真樹本作のヒロインで、光太郎の娘。今時珍しい、とてもよくできた性格の高校生。父親の心配症ぶりに苦労しているが、心底嫌っておらず、父のことは誰よりも慕っている。北野くんとは清い関係の恋人同士。父の代わりに家事をこなしている。9月13日生まれ。身長156cm、体重は秘密。好きな俳優はスティーブ・マックイーン。ハンカチコレクションをしている。漫画はたまにコミックスを買う程度。ショートヘアにも憧れている。今欲しいものは自転車。とにかく父の心配症が治る方法が欲しい[4]。まともなキャラだったが、連載終了後の「あーみんの好き放題劇場」では、作者に「唯一まともでいられた典子が一番の変人」と言われた。
北野(きたの)
演 - 国分太一典子の彼氏。比較的まともな青年だが、光太郎の嫌がらせでいつもデートの邪魔をされている。典子が財閥の御曹司(後述)とデートすることになった際に光太郎に助けを求められたり、窮地に立たされた場合は光太郎と絶妙のコンビネーションを発揮したりと、少しずつではあるが仲良くはなっている。典子への愛は本物で、光太郎の心配症すら上回るレベルである。時としてその行動が異常となることがあり[5]、光太郎ですらドン引きさせる程。いつも名字で呼ばれており、名は最後まで不明だったが、持っていた万年筆には「T.KITANO」としめされていた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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