お天気お姉さん_(漫画)
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『お天気お姉さん』(おてんきおねえさん)は、安達哲による日本漫画作品。週刊ヤングマガジンに連載され、実写作品としてオリジナルビデオ化、テレビドラマ化されたほか、OVAとしてアニメ化もされた。

己の性的魅力を武器として生きるお天気お姉さん・仲代桂子の巻き起こす騒動の数々を描いた作品である。
目次

1 あらすじ

2 登場人物

3 単行本

4 アニメ

5 オリジナルビデオ

5.1 出演者(Vシネマ)

5.2 スタッフ(Vシネマ)


6 テレビドラマ

6.1 出演者(テレビドラマ)

6.2 スタッフ(テレビドラマ)

6.3 主題歌


7 パチスロ

8 出典

9 外部リンク

あらすじ

各番組惨憺たる視聴率を出すテレビ局ATVにおいて唯一まともなコンテンツは女子アナウンサーの仲代のお色気要素を出したお天気コーナーのみ。そのため仲代はATV内で絶大な権力と発言力を持ち尊大な態度で振舞う。そんな彼女を追い落とそうとする先輩の河合、島森と今日も権力争いを繰り広げる。
登場人物
仲代 桂子(なかだい けいこ) - けいこ
美貌と教養、そして類稀な激しい性欲を持つATV女子アナウンサー。局看板番組の天気コーナーを担当、天気予報にお色気要素を持ち込み絶大な人気を得る。自分に刃向かう者に対しては容赦なく暴虐を振るうが、反面些細な物事にこだわらない豪快な一面もある。ヨリに対してだけは恋する乙女らしさを見せた。作中のキャッチフレーズは「仁義なき女」。
河合 倫子(かわい みちこ) - みち子
桂子の先輩アナウンサー。報道志向。けいこの台頭に危機感を抱き、卑劣な手段で陥れようとするが返り討ちに遭い、生放送中に恥を曝す破目になり失脚。それ以来公私共にけいこの奴隷として奉仕させられる。アパレルメーカーの重役と愛人関係にある。作中のキャッチフレーズは「不幸の一番星」。
島森 かおり(しまもり かおり) - かおり
ATVフランス支局帰りの女性キャスター。父親は郵政官僚。登場当初はけいこと敵対関係となるが、やがて互いに認め合う好敵手あるいは共犯関係といった間柄となり、みち子に対してもけいこと同様奴隷扱いするようになる。普段は表には出さないが実際はけいこ同様性欲旺盛。
山岸 ミノル(やまぎし みのる) - ヤマギシ
けいこの高校時代の同級生。自分の学力とは分不相応な東京大学を目指し浪人中。高校時代、泥酔したけいこに陰茎を噛まれ、以来けいこに執着、ATVにアルバイトとして潜り込む。
山岸 頼子(やまぎし よりこ) - ヨリ
ヤマギシの妹で高校生。年齢の割には非常に小柄で、兄とはまったく似つかない愛らしい容貌。大きな丸い額が特徴(丸い額の少女は作者の作品に繰り返し登場する)。唯一購読している雑誌が
びわの実学校であるなど浮世離れしたところがある。けいこが唯一恥じらいを見せる相手。
夏美(なつみ)
婦人警官。かつてはレディースの総長であった。性犯罪専門捜査官「変態ハンター」として、けいこの身辺警護を命じられるがやがてけいこと敵対。警部にもかかくわらず露出の多い格好での捜査を強いられ、時には逆に変質者に捕まって拷問されるなど苦難の日々の中で、けいこへの反感を募らせていく。一度はけいこの軍門に下るが再び対決、けいこの活力の根源である性欲を絶たすほどの深手を負わせる。
律子(りつこ)
婦人警官。夏美と同様に変態ハンターとしてけいこの身辺警護に当たる。射撃の名手。
単行本

ヤンマガKC版 全8巻

講談社漫画文庫版 全6巻

講談社プラチナコミックス版 全8巻

アニメ

R指定のOVAとして、1995年6月1日に『お天気お姉さん』と『お天気お姉さん2』の計2本がリリースされている。
キャスト


仲代 桂子 -
松本梨香

島森 かおり - 深見梨加

河合 倫子 - 根谷美智子

山岸 ミノル - 林延年

宮本 - 三木眞一郎

スタッフ


監督・脚本 - 湯山邦彦

原作 - 安達哲

キャラクターデザイン・作画監督 - 宮田奈保美

演出 - 渡部高志

主題歌「情熱のバカンス」

挿入歌「雨のちPしましょう」


作詞:渡辺なつみ

作・編曲:樫原伸彦

歌:イケイケ・ガールズ

レーベル:キングレコード

オリジナルビデオ

オリジナルビデオ(Vシネマ)として計2本がバンダイビジュアルよりリリースされている。
お天気お姉さん
リリース日:1995年4月25日。収録時間:84分。主演は水谷ケイで、原作者の安達哲も出演している。劇場映画なみの規模で制作したためにVシネマの標準的な制作費を超えてしまい、赤字となった。だがビデオの売り上げが好成績を収めたことにより、初回の注文数だけで制作費と宣伝費は十分回収できたという[1]。Vシネマではあるものの後にストックホルム映画祭へ出品され、『A WEATHER WOMAN』のタイトルで海外版が1996年9月21日に劇場公開された。これにより1996年の日本映画として最も成功した作品の一つとして認知され、映画評論家からも高い評価を獲得し、何人かは同年の映画ベスト10にこの作品を入れている。キネマ旬報ではこの年のベスト映画一覧にて26位にランクインした。


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