おもひでぽろぽろ
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おもひでぽろぽろ
漫画
原作・原案など
岡本螢
作画刀根夕子
出版社青林堂
掲載誌『週刊明星
発売日1988年2月
発表号1987年3月19日号 - 9月10日号
巻数2
映画
原作岡本螢
刀根夕子
監督高畑勲
脚本高畑勲
キャラクターデザイン近藤喜文
音楽星勝
制作スタジオジブリ
製作「おもひでぽろぽろ」製作委員会
配給東宝
封切日1991年7月20日
上映時間118分
ドラマ
原作岡本螢
刀根夕子
脚本矢島弘一
演出渡辺一貴
制作NHKエンタープライズ
放送局NHK BSプレミアム
NHK BS4K
放送期間2021年1月9日 -
話数1
テンプレート - ノート

『おもひでぽろぽろ』[注 1](英題: Only Yesterday)は、岡本螢原作、刀根夕子作画の漫画。『週刊明星』に1987年3月19日号から同年9月10日号にかけて連載。単行本は青林堂から全2巻にまとめられ、1988年2月に刊行された。昭和40年代を舞台に、小学5年生の少女・タエ子の日常を描く(アニメ作品では原作にはない27歳のタエ子の描写が加えられている)[1]

本項では、漫画作品を原作としたスタジオジブリ制作の劇場アニメ作品とそれを基とする舞台、およびNHK BSプレミアムNHK BS4Kで放送されたテレビドラマ[2]についても記述する。
登場人物
岡島タエ子(小学5年生時代)
原作の主人公で1966年当時の10歳のタエ子。岡島家の三女として育った。作文は上手だが、算数(特に分数の割り算の計算)が苦手。ごく普通の明るい女の子だが、末っ子らしくやや意固地でわがままな一面も持っており、特に次姉のヤエ子とは反発し合うことが多い。劇中で自分の初恋を思い出す場面で、学校の帰りに初恋相手の「ヒロ」君と会話し別れた後、「ヒロ」君と自分の好みが一緒だと知り嬉しくて、空を泳ぐ自分の姿を空想している。後年のスタジオジブリ作品『
平成狸合戦ぽんぽこ』の妖怪大作戦で、空想の中の空を泳ぐ小学生のタエ子が一瞬映る。
タエ子の母
専業主婦。着物と割烹着姿の描写が多い。タエ子のわがまま加減には呆れている節があり、タエ子の成績(特に算数)がひどすぎるあまり、ヤエ子に家庭教師の依頼をした。
タエ子の父
サラリーマン。タエ子を「ター坊」と呼んでいる。口数が少なく厳格な性格。タエ子が文化祭の芝居で子役として出演依頼された件には、芸能界は危険だし早すぎると猛反対した[注 2]。その一方、末っ子のタエ子に甘いところがあるが、家族で外食に行く際に一度だけ靴を履かないまま玄関を出たタエ子を平手打ちした(この為予定していた外食は中止になったという)。
タエ子の祖母
控えめで落ち着いた性格。初めて家族でパイナップルを食べた際には、その味にがっかり[注 3]していた。姉妹のことをよく見ており、「うちの子はみんなわがままだよ」と発言した。
ナナ子
岡島家の長女。1966年の時点で美大の1年生。流行りもの好きでミーハーな面がある。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}現在(1982年)ではタエ子との電話でのみ登場[疑問点ノート]。
ヤエ子
岡島家の次女。1966年の時点で高校2年生。ややキツめな性格で、所有していたエナメルのハンドバッグをめぐってタエ子と喧嘩したこともある。成績優秀で宝塚ファン。
谷ツネ子
タエ子の小学生時代のクラスメイト。はっきりしていて気の強い性格。家は裕福なようで、別荘を持っている。論理的な思考の持ち主で、クラスの話し合いでは巧みな例えを用いて生徒を納得させている。
アイ子
近所の6年生
トコ
タエ子の小学生時代のクラスメイト。ややぽっちゃりしている。
リエ
タエ子の小学生時代のクラスメイト。発育がよく、小学四年生のときに初潮を迎えている。現在は2児の母[疑問点ノート]。
スー
タエ子の小学生時代のクラスメイト。本名は鈴木。脱脂粉乳が苦手。野球少年団に所属している。
広田秀二
タエ子の小学生時代の同級生。爽やかな印象で野球がとても上手く、エースを務めるほどで、殿村を手玉に取った。タエ子のことが好きだった。クラスメイトからは「ヒロ」と呼ばれている。
殿村
タエ子の小学生時代のクラスメイト。野球が上手く、スーからは広田の球を打てるのは殿村ぐらいだと評価されている。
岡島タエ子(27)
アニメ映画版の主人公[1]。東京の会社に勤めるOL。東京で生まれ育ったこともあり、田舎に憧れていた。山形にあるナナ子の夫の親戚の家に滞在する。1955年生まれ。映画版では、1956年2月22日生まれという設定がある。
トシオ(25)
アニメオリジナルのキャラクター[3]。ミツオとカズオの又従兄弟に当たる。サラリーマンから農業に転身。有機栽培農業を目指している。冬の時期にはスキーのインストラクターを引き受けている。タエコより2歳下だが、洞察力に長けており、優しく頼もしい性格。タエコがトシオの祖母から「トシオの嫁になって欲しい」と言われた際にタエコが動揺した時には自分が農業を始めた経緯を話し、「祖母の言ったことなど気にする必要はないし、万が一そうなってもタエ子はタエ子のペースとやり方でやって行けばいいし、無理ならば素直に辞めたっていいんだ」と優しく励ました。
トシオの母

あべくん
タエ子の小学生時代のクラスメイト。5年生の一学期に転校してきた。家が貧しく、たびたび不潔な行動をとるため皆から嫌われていた。タエ子の前ではポケットに手をつっこんで道に唾を吐き捨てるなど不良少年のように振る舞っていた。その後、また別の学校に転校する事になり、最後に担任の先生の提案でクラスの全員と握手をする事になったが、あべくんはタエ子にだけ「お前とは握手してやんねーよ」と言って握手をしなかった。タエ子は彼のこの行動がずっと謎で心残りだったが、トシオの助言により、彼がタエ子のことが好きだったことが分かった[疑問点ノート]。


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