おもいっきり科学アドベンチャー_そーなんだ!
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おもいっきり科学アドベンチャー そーなんだ!
ジャンル
冒険ファンタジー
アニメ
原作週刊そーなんだ!
監督須藤典彦
シリーズ構成富田祐弘
脚本富田祐弘、藤田伸三、福嶋幸典
横手美智子、武井由美
キャラクターデザイン中田正彦
音楽寺嶋民哉
アニメーション制作OLM/TEAM IWASA
製作テレビ東京電通OLMGeneon
放送局テレビ東京系列4局ほか
放送期間2003年10月5日 - 2004年3月28日
話数全26話
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『おもいっきり科学アドベンチャー そーなんだ!』(おもいっきりかがくアドベンチャー そーなんだ)は、テレビ東京系列(TXN)4局ほかで放送されていたテレビアニメである。全26話。製作局のテレビ東京では2003年10月5日から2004年3月28日まで、毎週日曜 7:00 - 7:30 (日本標準時)に放送。
概要

デアゴスティーニ・ジャパン発行の雑誌『週刊そーなんだ!科学編』を原作とする作品で、毎回特定の科学知識を基にした問題を少年少女たちが解決する。#16での宇宙空間のシーンに効果音が入らないなど、科学的見地を重視した演出が見られる。

アニメーション制作はOLM/TEAM IWASAが担当した。
ストーリー

オンラインゲームをしていたトモル、ミオ、ダイの3人は、遊んでいる最中に突然ゲームの中へと吸い込まれてしまう。そこは、ユリーカという未完成の仮想現実のゲーム世界だった。この世界でユリーカ・タワーから発せられるミッションをクリアしなければ現実世界に戻ることが出来ない事を知ったトモルたちはミッションクリアに乗り出すが、ライバルのユキオ、スズカ、コータたちもユリーカへと吸い込まれてしまっていたことを知る。相手チームより先にミッションをクリアし、知識の石・ユリーカストーンを集めなければ6人は現実世界に戻れないばかりか、ユリーカが壊れてしまうとそれぞれ教えられたトモル達とユキオ達は、不思議なミッションに挑みユリーカストーンを集めて行く。
ユリーカ

このアニメの舞台は、ユリーカという仮想現実のゲーム空間で行われている。「ユリーカ」とはギリシア語で「発見した」という意味の言葉である。Eureka、エウレカとも読まれる。アルキメデスアルキメデスの原理を風呂場で発見し、喜びのあまり裸のまま「ユリーカ!ユリーカ!」と駆け回ったエピソードが良く知られている。

元々ユリーカはガリレオ博士、ガリレイ博士が製作したもので、仮想現実の世界で、審判のユリーカ・タワーが主に科学に関するミッションを発動し、それを相手チームより先にクリアするゲームである。実際に体験することにより見聞、知識をより広げる事、そしてそれを楽しんでもらうのが真の目的らしい。

ミッション開始時にクリアのための情報「ユリーカ情報」が発信され、その後に6人が「そーなんだ!」と言うのがお約束である。#12ではユリーカ情報は無かったが、両チームのメンバーが遭難しかけた事に引っ掛けた台詞になっている。

ミッションの舞台はA・B・C・D・Eの5つのエリアに分かれている。この他に、ミッション以外の時に両チームのメンバーたちが居るエリアS、そしてユリーカそのものであるエリアXが存在する。ミッション開始時のエリア表示では、中央に正五角形のエリアS、その各辺に沿うようにエリアA - Eが時計回りに配置されている。エリアXはエリアSの下層にある。

エリアA - Eはそれぞれ、さらに複数のゾーンに分かれている。ゾーンの種類は数字で表され、「エリアC-1」などと称される。作中で最も大きいゾーン番号は9。ただし、実際に登場したゾーンの個数は23で、全ての番号のゾーンが欠番なく揃っているかは不明。ゾーンは現代の町、中世風の町、深海、ジャングル、砂漠、宇宙空間など、豊富に存在する。ゾーンによっては人間や動物も住んでいてミッションクリアの鍵になることが多い。

両博士はそれぞれ「このゲームはこちら側が勝利しないと壊れてしまい完成しない」と言っていた。最後は本当にゲーム崩壊の危機にさらされてしまった。

ミッションをクリアしたチームには「ごちそう」が出るため、育ち盛りの少年少女達はそれが目的でクリアしている事もあった。むしろこちらを目的にしている事の方が多い。負けると栄養バランスはあるが味気のない食べ物を食べる羽目になる。

ミッションをクリアすると貰えるユリーカストーンは、今までの勝敗に関係なく、最新の勝負に勝ったチームの側に今まで取得した物も含めて全て移動するシステムである。そのため、結局は最後のミッションをクリアした方が勝利チームとなる。コータがこの事に気がついてユキオとスズカに提案したが、ライバルに負けるのは嫌という事と、前述の「ごちそう」のために却下された。通常は10個集めるとクリアになり現実世界に戻れるようだが、トモル達はユリーカタワーが真の目的を達成するまで現実世界には戻れなかった。

参加チームはレッドチームとブルーチームの2組だけだった。ただし、ユリーカタワーを中心に延びている道は東西南北の4方向に分かれていた。
登場人物
レッドチーム
トモル
声 -
石川静レッドチームのリーダーを務める少年。小学5年生。南町少年サッカークラブのエースストライカーで、常に前向きな性格で熱血漢。眉毛がとんでもなく太い。考えるより先に行動するタイプなので、ミッションクリアのアイデア立案はミオとダイに任せ、自分は直感と体力に頼ることが多い。しかし、どんな時でも皆を引っ張って行ける性格なので、ブルーチームのユキオとは対照的なタイプのリーダーである。また、熱血主人公らしく一方的に勝利する事を望まず、あくまでも対決によって勝利することを好む傾向がある。顕著なのは、#9のレース対決で崖から転落しそうになったユキオを助け、自らの車を放棄してユキオに徒競走を挑んだ時のことである。意外に察しが良く、家族を恋しがっていたダイを励まして元気づけもした。キャラクターデザイン担当の中田正彦によれば、燃える炎のように逆立った髪型は「無敵鋼人ダイターン3の主人公・破嵐万丈の髪型が描きたかったから」との事[1]
ミオ
声 - 村井かずさレッドチームのチームメイト。小学5年生。元気で活発な少女で、トモルに負けないほどの行動派。考察力・洞察力も優れており、ユリーカ情報を基に最初に提案したり、ミッションの途中で何かを発見することがチーム内で最も多い。マイペースかつしっかり者。トモルとは何かあるたびに口喧嘩をするものの、結局はダイも含め3人は仲が良い。ブルーチーム以上に協力的な要素が多く、その中心に立つのは大抵彼女である。自宅がイタリアンレストランで、本人の弁によれば料理には多少才能があるらしい。#6の料理大会ではその手腕を発揮するかと思われたが、実際に腕を振るう機会はなかった。オープニングではスズカと一緒に料理を爆発させている。店の魚全部を買おうとしたバドバドに「ペンギン鍋にするわよっ!」と過激なことも言っていた。また、#3ではとっさに自分からバドバドに抱きついたのに「いつまで抱きついてるのよ!」とキツい一言を浴びせるなど、最初は結構ツンツンしていた。女の子らしくスタイルには敏感で、ベストの体型を維持するための運動やダイエットは欠かさない。ただし、食べ物は粗末にしないらしく、ためらう事はあっても無理をして全部食べるらしい。ポニーテールにしている髪は膝下くらいまでとかなり長く、目は二重でパッチリとしている。よく言えば美少女で、胸こそ年齢相応で平らだが、スタイルも良い。犬か猫かなら犬派であり、#4ではミオ自身が犬に変身させられた。さらに#14では渡り鳥にも変えられており、人間以外の動物になった回数はスズカと並び、登場人物の中で最も多い。動物になってもチャームポイントのポニーテールは残る。キャラクターデザインの中田いわく、髪型は「無敵超人ザンボット3の神北恵子の髪型が描きたくてポニーテールにした」との事[1]
ダイ
声 - 小桜エツ子レッドチームのチームメイト。小学4年生。両チームの子供たちの中では彼だけが1学年下で、背もかなり小さい。しかし、ことわざに関する知識やウンチクは他を圧倒する。しかしそれを鼻にかけることはなく、性格は素直。泣き虫というわけではないが、たまに瞳が潤んでしまったりもする可愛らしい少年である。トモルやミオと非常に仲が良く、この2人に対してはダイも名前を呼び捨てにしている。なお、ブルーチームの面々については、ユキオとコータを「 - くん」付けで呼ぶのに対し、なぜかスズカだけは呼び捨てにしている。#2ではミオに抱きついて一緒に喜んでいた。最年少らしく家族の写真を眺めて恋しがっていたこともあったが、「トモルたちと一緒なら平気だよ!」とも言っており、トモルをかなり慕っていることがうかがえる。「百里を行く者は九十里を半ばとす」を英語だと思ったトモルにはさすがに呆れていた。父親が「理科の先生」との事で、科学に関する知識も豊富だが、ミッション中は自らその知識を使って作戦を立てることはあまりなく、ミオが立てた案に対して補足・追加を行うことが多い。インフォギアが登場してからは、それを使って情報検索をすることが多くなった。
バドバド
声 - 水田わさびガリレオ博士の研究所にいるマスコット。口癖は「バド!」。どこからみてもペンギンだが、本人はペンギンではないと言い張っている。自身が何の動物だと思っているかは不明。ただし、#1でペンギン扱いされたのには怒ったが「鳥」と言われたことはスルーしており、また#14で全員が渡り鳥になった際に「お前は元々鳥だろ」と言われてハッとしていた事から、鳥であるという自覚はあるらしい。最初はやや意地が悪く、落ち込むダイに「もう家族はダイの事なんて忘れちゃってるバド?」、「期待したオイラが馬鹿だったバド?」などと毒舌を吐いたが、徐々に毒素が抜けて行き、間が抜けたドジなキャラクターに特化されていったため、憎めない性格に磨きがかかっていった。中盤からは特にミオに懐いたのか庇ったり一緒に行動することが多くなった。また、その性格からか囮にされることも多く、登場人物の中で一番ソンな役割が多い。#13ではギャグとしてだが、囮にされたあげく、トモルたちに置いてけぼりにされた事もあった。
ガリレオ博士
声 - 中村大樹レッドチームの博士


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