おねがいマイメロディ
[Wikipedia|▼Menu]

おねがいマイメロディ
ジャンル
少女向けアニメギャグラブコメファンタジー
アニメ
原案福嶋一芳、サンリオ
監督森脇真琴
シリーズ構成夢ヶ丘中学校文芸部(第1話 - 第28話)
山田隆司(第29話 - 第52話)
脚本山野辺一記、山田隆司、江夏由結
平野靖士待田堂子
キャラクターデザイン宮川知子
音楽渡部チェル
アニメーション制作スタジオコメット
製作テレビ大阪読売広告社
マイメロディ製作委員会
放送局テレビ東京系
放送期間2005年4月3日 - 2006年3月26日
話数全52話
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『おねがいマイメロディ』は、サンリオのキャラクター「マイメロディ」を原案とした日本テレビアニメテレビ大阪を制作局として、2005年4月3日から2006年3月26日までテレビ東京系列にて放送された。
概要

放送開始時、サンリオの公式サイトでは「マイメロディ初の本格TVアニメ[1]」という触れ込みで宣伝された。本作が放送開始された2005年は、マイメロディの誕生から30周年を迎える節目の年となる[2]。ストーリーは完全オリジナル。サンリオのファンシーキャラクターを主人公としたアニメだが、世界観は牧歌的メルヘン世界ではない。現実の人間社会とそれに影響されるファンシーワールドとを舞台に、サンリオのキャラクターイメージを広げる個性豊かなファンシーキャラと、多様な人間の登場人物達の交流を中心として、ギャグや魔法バトルやラブコメなど様々な要素が展開される、明るい少女向けアニメである。

続編に『おねがいマイメロディ ?くるくるシャッフル!?』、『おねがいマイメロディ すっきり♪』、シリーズの前日譚『おねがい♪マイメロディ きららっ★』があるほか、劇場版短編アニメとして『おねがいマイメロディ 友&愛』がある。
評価

関東地区では平均4%以上(最高6.5%)、さらに4歳から11歳女児の視聴率は20%以上(ビデオリサーチ調べ)という高視聴率を記録した。

また、従来のマイメロディのファンとは嗜好の異なる客層を開拓する契機にもなり、ライバル役として登場した「クロミ」も注目を集めた[3]
ストーリー

悪さが過ぎて反省室(牢獄)送りとなったマリーランドのいたずらコンビ、クロミとバク。ある日ふとした事からダークパワーの結晶・黒音符を生み出す魔法道具メロディ・ボウを手にした二人はメロディ・ボウの取り扱い説明書にある「悪夢魔法を使って人間から黒音符を100個集めれば何でも願いがかなう」との記述に従い、まんまと脱獄に成功し人間界へと向かう。

その現場にたまたま居合わせたマイメロディ(以下マイメロ)は二人を人間界に脱走させる手助けをしたと誤解されてしまう。王様から罪を許してもらう代わりに「クロミとバクを捕まえ、ダークパワーから人間の夢を守れ」と命じられたマイメロは、その意味を良く判って無いまま人間界に遣わされた。

人間界にやってきたマイメロはその矢先にクロミの悪夢魔法をかけられた人間の少女、夢野歌と出会う。王様からいただいた魔法道具メロディ・タクトを使って歌を救ったマイメロは夢野家に居候する事となった。

一方、クロミも偶然関りを持ったダークパワーをメロデイ・ボウに充填させる能力を持った青年、柊恵一と手を組み、マイメロをギャフンと言わせる願いをかなえるため、夢ヶ丘市の人間達に悪夢を見せようと活動を開始した。

こうしてマイメロと歌、クロミとバクと柊との楽しさと怖さが入り混じった奇妙な日々が始まった。
登場人物

おねがいマイメロディの登場キャラクター・マリーランドの人々おねがいマイメロディの登場キャラクター・人間界の人々をそれぞれ参照。
物語の舞台設定と用語
マリーランド
詳細は「
マリーランド (おねがいマイメロディ)」を参照
夢ヶ丘市
詳細は「夢ヶ丘市」を参照
レディース「クロミーズ5」
5人で構成され、クロミがリーダーを務める。グループのエンブレムはピンク色のドクロで、マントに付けている。黒いさらしを巻き、紺色のスケ番スカートとマスク、黒色のマントで身を固め竹刀を持つ。クロミの下の4人のメンバーは、エンブレムの付いた黒色のマントを身に纏う。リーダー「黒頭巾」のクロミを先頭に、改造三輪車でフォーメーションを組んで暴走し、正月には「ブンブンドライブ」を行う決まりがある。またマリーランドでは“集会”が開かれ、メンバーの親睦を深めているようである。焼肉パーティを行う[4]。チームの絆は強く、リーダーを慕う気持ちも篤い。クロミからメロディ・ヴァイオリン奪取の相談をされると、クロミの気持ちを試す芝居を打った後、協力しお城に侵入する。捕まったときは身代わりになり、クロミと救出に来たバクを逃がす。クロミとバクを逃がした後、自身達も隙を見てお城から逃亡したが、長らく禁断の地「黒い森」に逃げ込み難を逃れていたが、コーちゃんの魔法により、甘い夢に囚われて眠り続けていた。その後、探しに来たクロミ達に発見されるも、クロミ達も魔法で眠らされる。マイメロのお助けカードで召喚され、眠りから覚めたニャンミ達がコーちゃんを倒す。その功績から王様達に今までの罪を赦され、ニャンミ達4人は釈放された。バコに憑依したダークパワーの精がクロミーズ5のお助けカードを見つけて、カードにダークパワーを作用し召喚され、クロミとの協力技「必殺喧嘩雲」でマイメロのお助けキャラに勝つ。この活躍でマイメロからタクトを奪う必要がない、とダークパワーの精に思わせた[5]。しかし、マイメロママの一言攻撃の前に完膚なきまでに叩きのめされた[6]。クロミは赤色、ニャンミたちは紫色の改造三輪車に乗り、アッパーカウル部にライトやクラクションを取り付けている。またカウル内部には、足止め用のパチンコ玉や煙幕(催涙)ロケットを装備し、ハンドル右グリップ部のボタンで発射できる。
バク族
バク族
マリーランド界で最も醜い存在とされており、嫌っている者も多い。マリーランドで産まれときからバクである者もいるが、一部はマリーランドを窮地に追い込んだ人間が「バクの刑」を受けて、バクに変えられた者もいる。ダーちゃんがバクに憑依すると、バクの体に艶が出る。その理由を、「茄子料理みたいに茄子と油と相性がいいため」とクロミに答えていた。耳を羽ばたかせて自在に空を飛ぶ
[注釈 1]。他にも新聞紙を持ったり、耳を大きく広げクロミのマントや掛け布団代わりにもなる。バクの一族は夢を司る能力を持つため夢のにおいが分かり、55年に一度満月の夜に夢のはざまの世界に侵入することができる。呪文を唱え、眠りの夢の主を魔法陣の上に召喚(召喚されたものは何をされても起きない)し、召喚後、呪文を唱え、夢を吸い込む。バクの体内で召喚された人の夢の世界を体験することができる。黒音符を口から体内にためることができ、たくさん音符が発生すると、串に刺していただいた。音符には出した人独特の味があるらしい。バクが特別な感覚でメールの電波も受信したときもある。ダークパワーも感じ取り、恵一がメロディ・ボウでの演奏中に、歌のことが気になり集中力が少し落ちたときにも「音色が甘い」と指摘した。『くるくるシャッフル』では、打倒勝ち組ため、負け犬オーラの研究をしていたためか、負け犬オーラの匂いも感じるようになった。柊恵一からも負け犬オーラの匂いを感じとり、自分の仲間と言っている。バク父の村に高御茄子神が「ナスビの神様」としてまつられている。バク族には謎の力があり、その全貌は底知れず、バク父でも良く知らない。
なすビーム
高御茄子神から授かった力により、口から発射した紫色の巨大なビーム。復活し巨大なダークパワーに打ち勝てなかった。
負け犬ビーム
ウサミミ仮面のイケメンビームを破ろうとした気持ちから、未知の能力が発動し使えるようになった技だが、イケメンビームに敗れる。この光線を人間が受けると、即座に身体が紫色に変わってしまい、時間の経過と共によりバク族の姿に近付いていく。歌がこれを受けたことがある。この呪いは、ピンクの森にある虹色の花で解くことが可能。本来は小さな幸せを生み出すための能力だと高御茄子神が語っている[7]。なすび仮面の負け犬エネルギーがマックスの場合に撃ったら「負け犬ビームMAX」と呼ばれ、イケメンビームをしのぐ。また、負け犬ビームは負け犬オーラを持った者でも発動でき、魔法を失ったエレファント55世が負け犬オーラを吸収するとで発動することができる。
負け犬の遠吠え攻撃
バクがなすび仮面に変身し、ウサミミ仮面に戦いを挑んだときに放ったビーム技。勝ち組に対しての恨みつらみを呟いた直後に、負け犬ビームを放つ。
魔法関連
ラブラブビーム
王妃との合体魔法。腕でハートマークを形作り光線を放つ。真の愛を知らなければ扱うことが出来ない。
電撃魔法
王家秘伝の魔法でピンク色の光線を打ち出す。城内で大臣に向かって放った際に、直撃した石床を破壊した。威力はあるものの、唱える時間が長い。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:90 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef