おねがい☆ツインズ
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おねがい☆ツインズ
ジャンル
ラブコメディ
アニメ
原作Please!
監督井出安軌
脚本黒田洋介
キャラクターデザイン合田浩章
音楽feel細井聡司(hosplug)
ZIZZ produced by Aifmade+
アニメーション制作童夢
製作バンダイビジュアル
放送局WOWOW
放送期間2003年7月 - 2003年10月
話数全13話
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『おねがい☆ツインズ』は日本のアニメ作品。『おねがい☆ティーチャー』の続編。
概要

2003年7月15日から10月14日にかけて、WOWOWのアニメノンスクランブル枠にて第12話まで放送された。略称は「おねツイ」または「おね2」。

2004年4月28日発売のDVD第7巻に、後日談となる新作が第13話として収録された。

2005年7月から9月の間、月に一度だけ、チャンネルNECOのアニメエクストラ内で、未放送の第13話を含む総集編が放送され、2005年12月にもチャンネルNECOで全話一挙放送された。その後も、AT-X キッズステーションなどでの放送やネット配信などが行われている。

放送開始と同時に『月刊コミック電撃大王』で漫画化され、放送終了後には『電撃文庫』にて小説化された。なお、アニメと漫画、小説とでは設定とストーリーが一部異なっている。
舞台

おねがいシリーズの舞台は長野県大町市木崎湖周辺で、学校は松本市にある旧制松本高校をモデルにしている。なお、脚本家やキャラクター原案などのスタッフが同じあの夏で待ってるでは舞台は長野県小諸市に移っているが終盤に木崎湖などが登場する。

これらの舞台(聖地)にファンが巡り歩くことを「巡礼」と言い、木崎湖周辺のお店にはポスターや巡礼ノートなどが置かれている。

放送終了から数年を経ても巡礼に訪れる者が続き、舞台となった施設では原画展などのイベントが開催されていた[1][2]。2008年9月1日にはJR信濃大町駅で「アニメのなかの大糸線入場券」が発売された[3]

旧制松本高校 本館

反転に変更された、高校の中庭

信濃木崎駅


軽井沢駅の二階

海ノ口駅

稲尾駅

ストーリー

軽井沢での『正体不明のUFO騒ぎ』で偶然テレビに写った一軒の家を目にしたことが、1人の少年と2人の少女にとって大きな転機となった。3人はいずれも、幼い女の子2人と男の子が遊ぶ場面を写した写真を持っており、写真の背景にその家が写っていたのである。

それから2年後。その1人、高校1年生の神城 麻郁は、幼い自分と一緒に写真に写るその家を借りて、フリーランスの在宅プログラマーとして一人暮らしをしていた。両親を知らず施設で育った彼は、自分の出生を調べていたが、なにも手がかりはなかった。

そんな彼の下に、彼と同じ瞳の色をした2人の女の子、明るく快活な宮藤 深衣奈と、大人しくて内気な小野寺 樺恋が訪ねてくる。2人とも例の写真を持っていて、自分こそが『麻郁と血の繋がりをもつ双子の兄妹』だと名乗り、なかば強引に居候として同居することになる。

どちらが双子なのか判明しないまま奇妙な共同生活を始め、さらに同じ高校に通う事になる3人。やがて深衣奈と樺恋は、ぶっきら棒だが優しい麻郁に恋心を抱くようになる。肉親でなければ、その家にいられない。肉親であれば、恋人になれない。葛藤する2人は『恋愛同盟』を結成して、互いの恋愛を応援しあうようになるのであった。

やがて、『家の写真』を撮影した場所を見つけたことから、樺恋こそが『麻郁の妹』であることが判明する。それと同時に、2人と血縁ではないことが判った深衣奈は、2人に告げることなく家出してしまう。血の繋がりがないから、麻郁と恋人同士になれる……その想いが強すぎて麻郁を意識してしまい、一緒に住むことが出来ないという深衣奈に、麻郁はプロポーズじみた告白をして二人は付き合うことになる。
登場人物
県立木崎高校1年
神城 麻郁(かみしろ まいく)
- 浪川大輔本作品の主人公。高校1年生兼在宅プログラマー。幼い頃、両親に捨てられ、誰にも干渉せずに一人で暮らしていたが、深衣奈と樺恋に出会ってからは、少しずつ雰囲気が変わっていった。一見はクールだが、責任感が強く、深く関わった人を見捨ててはおけない優しい性格を持つ。原付の運転免許を持っており、原付でバイク通学を行っている。
宮藤 深衣奈(みやふじ みいな)
声 - 中原麻衣本作品のヒロインの一人。麻郁と瞳の色が同じ。明るく元気で活発な美少女で、積極的に行動を起こす性格。両親の顔を知らないまま施設で育てられた。中学時代は陸上部に所属していたが、交通事故で左膝を怪我してしまったため、陸上選手への夢が断たれた。また、炊事や洗濯などの家事全般が得意。後に樺恋と一緒に恋愛同盟を結成する。「切実」が口癖。神城麻郁の妹ではないが、「幼い頃の写真」に写っていたもう一人の女の子だと判明した(アニメ版)。その後、麻郁と恋人同士の関係になる。なお、コミック版では麻郁、樺恋ら兄妹の従姉妹にあたると設定されている。
小野寺 樺恋(おのでら かれん)
声 - 清水愛本作品のヒロインの一人。エメラルドの長い髪で後頭部に大きなリボンをつけていて、麻郁と瞳の色が同じ。深衣奈と違って、しとやかな性格。プリッチという菓子が大好物で、何かに驚くと失神してしまうのがタマにキズ。まりえと仲がいい。麻郁や深衣奈と一緒に暮らす以前は、おじ(肉親では無く施設から引き取った保護者)夫婦の所で暮らしていた。後に深衣奈と一緒に恋愛同盟を結成する。昔暮らした向かいの廃墟の家で、神城麻郁の母親が残した日記帳ノートが見つかり、神城麻郁との双子の妹である事が明かされ、また「幼い頃の写真」には昼寝していたため、彼女は写っていなかった(アニメ版)。麻郁の双子の妹になってからは、自由気ままに麻郁にキスを迫るなど大胆さが過激を増し、宮藤深衣奈にヤキモキさせた。リボンの色は毎回変わっている。
島崎 康生(しまざき こうせい)
声 - 鈴村健一麻郁のクラスメイトで、ナルシストなところがある。秀才でかなりの美男子だが、調子者の性格。中学3年生の時に椿と付き合っていたが、ある事がきっかけで破綻し、その時のトラウマから最初は同性の麻郁にくっついていたが、後に椿と和解し縒りを戻した。
四道 晴子(しどう はるこ)
声 - 新谷良子跨の妹で、深衣奈と樺恋のクラスメイト。天真爛漫な性格であり、色恋沙汰には全くの無縁。まとわり付いてくるシスコンの兄とは仲がいいが、変態扱いしている。因みに初潮前(11話より)。家は美容院。右膝の絆創膏がトレードマーク。
佐川 秋那(さがわ あきな)
声 - 浅野真澄深衣奈と樺恋のクラスメイトで、晴子の親友。
真下 双葉(ました ふたば)
声 - 佐久間紅美深衣奈と樺恋のクラスメイトで、晴子の親友。
県立木崎高校2年
織部 椿(おりべ つばき)
声 -
根谷美智子生徒会副会長で、麻郁達の一年先輩。かなりのグラマーで眼鏡っ娘な高校2年生。高校1年の時に島崎と付き合っていたが、ある事がきっかけで破綻し、以後距離を置いていた。麻郁と知り合ったあとは事ある度にちょっかいを出していたが、後に以前つき合っていた島崎と和解し縒りを戻した。
県立木崎高校3年
草薙 桂(くさなぎ けい)
声 -
保志総一朗前作から引き続き登場。麻郁たちの2年先輩で、みずほ先生の旦那様でもある。本編ではいくどか登場するも、セリフはくしゃみ1回だけ(漫画版ではいくらか用意されている)。ただ、未放送だった13話ではセリフが用意されている。3年間停滞していたため、戸籍上の年齢は20歳。UFO事件は、前作での彼の行動が原因であり、麻郁達3人が出会うきっかけを作った人物。
森野 苺(もりの いちご)
声 - 田村ゆかり前作から引き続き登場、相変わらずの幼い外見をしている。ただし、性格(というかキャラクター)が変更・誇張されている。生徒会長であり、趣味はカメラ[4]で写真を撮ることだが、その被写体はもっぱら他人の恥ずかしい場面であり、それゆえに校内では絶大な権力を誇っている。6年間停滞していたため戸籍上の年齢は23歳である。小説では椿と併せて生徒会の凸凹コンビと陰で呼ばれている。諜報員S3号の密告により、夜な夜な謎のリサイタルを開いていることが判明する。
四道 跨(しどう またぐ)
声 - 三浦祥朗前作から引き続き登場する、桂の親友。しかし前作とは、性格が大幅に異なる(ただし前作の13話で、すでに壊れ始めている兆候が見られる)。女の子には全くもてない上、究極のシスコンロリコン変態性欲者であり、作中では散々な扱いを受けることが多い。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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