おおぞら_(列車)
[Wikipedia|▼Menu]

おおぞら
とかち
特急「おおぞら」
(2023年2月 白糠駅 - 音別駅間)
概要
日本
種類特別急行列車
現況運行中
地域北海道
前身急行「まりも」(おおぞら13・14号)
運行開始1961年10月1日(おおぞら)
1990年9月1日(とかち)
後継特急「まりも」(おおぞらの一部)
運営者北海道旅客鉄道(JR北海道)
運営者日本国有鉄道(国鉄)
路線
起点札幌駅
終点釧路駅(おおぞら)
帯広駅(とかち)
営業距離348.5 km(おおぞら)
220.2 km(とかち)
平均所要時間4時間13分(おおぞら)
2時間48分(とかち)
運行間隔6往復(おおぞら)
5往復(とかち)
列車番号4000D+号数(おおぞら)
30D+号数(とかち)
使用路線函館本線千歳線石勝線根室本線
車内サービス
クラスグリーン車普通車
身障者対応2号車
座席グリーン車指定席:1号車
普通車指定席:2 - 4号車
技術
車両キハ261系気動車札幌運転所
軌間1,067 mm狭軌
電化交流20,000 V・50 Hz(札幌 - 南千歳間)[注釈 1]
非電化(南千歳 - 帯広・釧路間)
最高速度120 km/h (75 mph)
備考
「おおぞら」は2001年7月1日 - 2020年3月13日は全列車「スーパーおおぞら」として運転
「とかち」は1991年7月27日 - 1997年3月21日と2009年10月1日 - 2020年3月13日は全列車「スーパーとかち」として運転

路線図



テンプレートを表示

おおぞらは、北海道旅客鉄道(JR北海道)が札幌駅 - 釧路駅間を函館本線千歳線石勝線根室本線経由で運行する特急列車である。

本項では、同じく函館本線・千歳線・石勝線・根室本線経由で、札幌駅 - 帯広駅間を運行する特急「とかち」と、根室本線で運行されていた優等列車の沿革についても記述する。
概要
おおぞら

特急「おおぞら」は1961年昭和36年)10月1日に実施されたサンロクトオのダイヤ改正において、北海道初の特急列車として函館駅 - 旭川駅間(室蘭本線・千歳線経由)で運行を開始した[1][2][3]。当時としては珍しい、小樽駅を経由しない運行形態が採られ、函館駅 - 札幌駅間の優等列車における主要な運行経路が山線(函館本線・小樽駅経由)から海線(室蘭本線・千歳線経由)へ大きく転換される契機となった列車である。なお、運行開始当時の函館駅 - 旭川駅間の途中停車駅は東室蘭駅苫小牧駅・札幌駅で[4]、主要都市のみに停車するようになっていた。観光シーズンには虻田駅(現・洞爺駅)・登別駅と観光地にも停車していた。

1962年(昭和37年)10月1日に釧路発着編成の連結を開始し[5][2][3]1967年(昭和42年)3月1日には旭川発着編成が分離されて函館駅 - 釧路駅間(室蘭本線・千歳線経由)の運行となった[2]1970年(昭和45年)10月1日には、函館駅 - 釧路駅・網走駅間で運行されていた特急「おおとり」の釧路発着編成を統合し[6][3]1972年(昭和47年)3月15日には「北斗」の1往復を延長して「おおぞら」に統合し、再度旭川発着編成を連結するようになった。1980年(昭和55年)10月1日には5・4号の運行区間を札幌駅 - 釧路駅間とし、3・2号の旭川発着編成が再度廃止された。

1981年(昭和56年)10月1日には全列車が石勝線経由に変更され[7][2][新聞 1]1985年(昭和60年)3月14日に「まりも」の昼行列車が特急格上げとともに統合され、札幌駅 - 帯広駅間で2往復増発された。1986年(昭和61年)11月1日には全列車が札幌駅発着に統一された[2][3]1990年平成2年)9月1日に、帯広駅発着の列車は「とかち」に改称された[8]

1997年(平成9年)3月22日には、新型車両であるキハ283系気動車を投入した「スーパーおおぞら」が運行を開始[7]2001年(平成13年)7月1日のダイヤ改正後は、昼行定期全列車がキハ283系「スーパーおおぞら」に統一された[報道 1][2]。夜行便の「おおぞら」13・14号は「まりも」として分離された[報道 1][2]が、2008年(平成20年)8月31日付で廃止された[8][報道 2][報道 3][報道 4]

2020年3月14日のダイヤ改正で「スーパーおおぞら」は「おおぞら」に再び改称され、2022年3月12日のダイヤ改正では「おおぞら」「とかち」全定期列車がキハ261系による運転に統一された[報道 5][報道 6]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:312 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef