おおさか東線
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おおさか東線

221系電車による普通列車
(2022年3月 南吹田駅
基本情報
通称城東貨物線(神崎川信号場 - 正覚寺信号場)
日本
所在地大阪府
種類普通鉄道在来線幹線
起点新大阪駅
終点久宝寺駅
駅数14駅
路線記号
開業1929年3月15日片町線支線として)
旅客営業開始2008年3月15日(久宝寺 - 放出)
2019年3月16日(放出 - 新大阪)
所有者大阪外環状鉄道(第三種鉄道事業者)
運営者西日本旅客鉄道(第二種鉄道事業者)
日本貨物鉄道(第二種鉄道事業者)
車両基地吹田総合車両所奈良支所ほか
使用車両使用車両の節を参照
路線諸元
路線距離20.2 km(2019年現在)
軌間1,067 mm狭軌
線路数複線
電化方式直流1,500 V 架空電車線方式
閉塞方式自動閉塞式
保安装置ATS-P(全線P)[1]
最高速度120 km/h[2]
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おおさか東線(おおさかひがしせん)は、大阪府大阪市淀川区新大阪駅八尾市久宝寺駅を結ぶ西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線幹線)。全ての旅客列車が東海道本線支線(梅田貨物線)の新大阪駅 - 大阪駅間に乗り入れ、運転系統上はそれを含めた大阪駅 - 久宝寺駅間がおおさか東線と案内されている[3]

路線のうち神崎川信号場 - 久宝寺駅間は片町線の貨物支線(城東貨物線)を改良の上で旅客線化したもので、本項ではその歴史ならびに残存区間である神崎川信号場 - 吹田貨物ターミナル駅間および正覚寺信号場 - 平野駅間についても記述する。
概要

吹田市南部から大阪市南東部にかけて東大阪を南北に走り、設置される駅の多くが大阪市中心部から放射状に延びる各鉄道路線と連絡する。

2008年3月15日放出駅 - 久宝寺駅の南区間が「おおさか東線」として部分開業し[4]2019年3月16日に残る新大阪駅 - 放出駅の北区間が開業した[5][6][7][8][9]2023年3月18日からは全列車が新大阪駅から東海道本線支線(梅田貨物線)を経由して、大阪市北区大阪駅(地下ホーム)まで乗り入れている[10]

鴫野駅 - 放出駅間は片町線(学研都市線)との重複区間で、それぞれが複線の線路を有する複々線区間となっている。JR西日本の旅客線の開業はJR東西線以来11年ぶりで、JR西日本のアーバンネットワークの一路線として位置づけられている。ラインカラーには「先進都市をイメージさせる銀色とコーポレートカラー(青)を合わせた色」として、ブルーグレー(■)を選定している[11]。路線記号は F [12]

2008年の部分開業時点において正式な起点は放出駅であり[11]、市販の『JR時刻表』などでは放出駅から久宝寺駅へ向かう方を「下り」、逆方向を「上り」と記載しているが、列車番号は放出駅から久宝寺駅へ向かう列車が本来上り列車に付ける偶数、逆方向の列車が下り列車に付ける奇数となっている[注 1]

城東貨物線を改良して旅客線化を行うにあたって、第三セクター会社の大阪外環状鉄道第三種鉄道事業者として路線の建設(改良)と施設の保有を行い、JR西日本が第二種鉄道事業者として旅客営業を行う上下分離方式が採用された。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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