おおいぬ座γ星[1]
Gamma Canis Majoris
おおいぬ座γ星(おおいぬざガンマせい、γ CMa)はおおいぬ座の4等星。 青白いB型輝巨星。2等級以上の明るさを持つ星が多いおおいぬ座の中で、4等星のこの星にγの符号が与えられていることは奇妙に見える[5]が、おおいぬ座の他の星に付けられたバイエル符号から、バイエルはおおいぬ座の星々には北から順に符号を付けたのではないかと考えられている[5]。 一方で、バイエルが符号を付けた頃は現在よりも暗かったのではないか、という疑問が持たれることもある[5]。事実、「1670年には姿を消し、1693年まで見えなかった」とする文献もあり[5]、ボーデの大判星図『ウラノグラフィア ムリフェイン[2] (Muliphein[3][4]) という固有名を持つ。ケンタウルス座γ星も同じアラビア語由来の固有名 Muhlifain を持つが、別の星である[3]。2016年8月21日に国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、Muliphein をおおいぬ座γ星の固有名として正式に承認した[4]。
概要
名称