おおいぬ座ガンマ星
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おおいぬ座γ星[1]
Gamma Canis Majoris
仮符号・別名ムリフェイン[2], Muliphein[3][4]
星座おおいぬ座
見かけの等級 (mv)4.12[1]
分類青色輝巨星
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α) 07h 03m 45.4920987716s[1]
赤緯 (Dec, δ)?15° 37′ 59.811562053″[1]
赤方偏移0.000107[1]
視線速度 (Rv)32.00 km/s[1]
固有運動 (μ)赤経: 2.328 ミリ秒/年[1]
赤緯: -12.925 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π)10.4148 ± 0.3768ミリ秒[1]
(誤差3.6%)
距離310 ± 10 光年[注 1]
(96 ± 3 パーセク[注 1]
絶対等級 (MV)-0.8[注 2]

γ星の位置
物理的性質
半径5 R?[5]
質量4.3 M?[5]
スペクトル分類B8II[1]
光度685 L?[5]
表面温度13,600 K[5]
色指数 (B-V)-0.12[6]
色指数 (U-B)-0.48[6]
色指数 (R-I)-0.10[6]
他のカタログでの名称
おおいぬ座23番星[1]
23 CMa[1]
BD-15 1625[1]
FK5 271[1]
Gaia DR2 2936152657029237888[1]
HD 53244[1]
HIP 34045[1]
HR 2657[1]
SAO 152303[1]
TYC 5963-1938-1[1]
2MASS J07034549-1537593[1]
Template (ノート 解説) ■Project

おおいぬ座γ星(おおいぬざガンマせい、γ CMa)はおおいぬ座の4等
概要

青白いB型輝巨星。2等級以上の明るさを持つ星が多いおおいぬ座の中で、4等星のこの星にγの符号が与えられていることは奇妙に見える[5]が、おおいぬ座の他の星に付けられたバイエル符号から、バイエルはおおいぬ座の星々には北から順に符号を付けたのではないかと考えられている[5]

一方で、バイエルが符号を付けた頃は現在よりも暗かったのではないか、という疑問が持たれることもある[5]。事実、「1670年には姿を消し、1693年まで見えなかった」とする文献もあり[5]ボーデの大判星図『ウラノグラフィア』(1801年)やアメリカの『バリット星図』(1835年[注 3])などではこの星に変光星の表示がなされるなど、一時期は変光星と考えられたこともあった。しかしながら、そのような減光を起こすメカニズムは知られていない[5]。例えば星間塵の影響だとすると、星の色はより赤くなるはずだが、この星の色にそのような異常は見られない[5]
名称

ムリフェイン[2] (Muliphein[3][4]) という固有名を持つ。ケンタウルス座γ星も同じアラビア語由来の固有名 Muhlifain を持つが、別の星である[3]。2016年8月21日に国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、Muliphein をおおいぬ座γ星の固有名として正式に承認した[4]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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