えとたま
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えとたま
ジャンル
萌え擬人化コメディファンタジー
アニメ
原作白組タブリエ・コミュニケーションズ
原案吠士隆、是空とおる
監督追崎史敏
平川孝充(CG)
シリーズ構成赤尾でこ
脚本赤尾でこ
キャラクターデザイン小池智史(アダルト)
高橋麻実(プリティ)
音楽菊地梓
アニメーション制作白組、エンカレッジフィルムズ
製作えとたま製作委員会
放送局TOKYO MXほか
放送期間2015年4月9日 - 6月25日
話数全12話
アニメ:えとたま ?猫客万来?
原作白組、タブリエ・コミュニケーションズ
原案吠士隆、是空とおる
監督追崎史敏(アダルトモード)
シリーズ構成赤尾でこ
脚本赤尾でこ
キャラクターデザイン渡辺明夫(なぁ?たん)
小池智史(アダルトモード)
高橋麻実(プリティモード)
音楽菊地梓
アニメーション制作白組
配信サイトABEMAほか
配信期間2021年5月 -
話数全4話
漫画
原作・原案など白組&タブリエ・コミュニケーションズ(原作)
吠士隆&是空とおる(原案)
作画氷野広真
出版社KADOKAWA アスキー・メディアワークス
掲載誌月刊コミック電撃大王
レーベル電撃コミックスNEXT
発表号2014年1月号 - 2016年1月号
巻数全3巻
インターネットラジオ:えとたまらじお?ソルラルくれにゃ!?
配信期間2014年11月12日 - 2016年3月28日
配信サイト音泉
HiBiKi Radio Station
配信日隔週月曜日
配信回数全41回
配信形式録音放送
パーソナリティ村川梨衣
松井恵理子
花守ゆみり
構成作家諏訪勝
ディレクター山嵜省吾
プロデューサー小原康貴
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ漫画
ポータルアニメ漫画ラジオ

『えとたま』(干支魂)は、2015年4月より6月までTOKYO MXサンテレビBS11などで放送された日本テレビアニメ。CG・VFXの製作会社である白組と、音泉などを運営しているタブリエ・コミュニケーションズがタッグを組んだオリジナル作品。
概要

2006年、タブリエ・コミュニケーションズがコスパの新春企画として、2007年干支であるを擬人化したフィギュア「うりたん」を製作。この干支企画を12年続けようと、やまけんなどが12キャラのキャラクターデザインと大まかな設定を考えた。内容は「干支に猫が入るはずだったという昔話をベースに、猫が12の社を周って干支たちを倒していき、干支になる」というもの。この企画は1年で終了となったが、白組が興味を示したため、昔話をベースにバトルをするという設定は残しつつ、一から企画をし直し、2015年4月からのTVアニメ化が決定した[1]

白組とタブリエ・コミュニケーションズが手がけるオリジナルアニメ作品[2]。映像は2Dパート(日常部分)と3Dパート(アクション部分)に分かれ、2Dパートはエンカレッジフィルムズが、3Dパートは白組がそれぞれ担当する[2]

「日本一うるさいアニメ」を目指す。十二支と一匹の猫が繰り広げる、女の子×バトル×日常な物語[3]。また、他作品のパロディ要素や「Aパート」「尺の都合」といったメタ発言も多く取り入れている。

2017年10月にはTOKYO MXの全日帯(日曜午前11時)で再放送された。

イベント『コンテンツ東京2016』で『えとたまkids』のPVを出展、子供向けアニメとなる予定とされていたが詳細は不明。

2021年5月より新作短編『えとたま ?猫客万来?』(-にゃんきゃくばんらい)が配信。ABEMAなどのプラットフォームにて、オーディオドラマ3話(起、承、転の各話16分)、アニメーション1話(結、30分)の全4話構成となっている[4]。また、それに際しバーチャルYoutuber企画兼宣伝活動の一環としてイタチの干支娘「いずたん」の活動が開始。
あらすじ

「えと娘」は動物を模したあどけない少女の姿をしている、神の使いである。数多く存在するえと娘の中でトップに君臨する12人のメンバー「干支神」は、60年に1度の選抜祭・ETM12によって決められるという。

男子高校生・天戸タケルは秋葉原でひとり暮らしを始めることにしたが、引越し先は超格安の訳有り物件。タケルが部屋に入るなり、いきなり飛び出してきたのは彼よりも先にそこに住み着いていた、干支神を目指しているネコのえと娘・にゃ?たんだった。
登場人物
メインキャラ
にゃ?たん
- 村川梨衣干支ランク - ランク外(えと娘) / 守護地方 - なし / 萌力祭具 - 「にゃ?たんハンマー」本作のもう一人の主人公。苗(ネコ属)のえと娘。身長152cm、体重48kg、靴下を片方緩く履いている、スリーサイズ:不明、Bカップ[5]。猫要素と星形の生きた髪飾り[注 1](声 - 生天目仁美)がトレードマーク。猫らしく語尾に「?にゃ」「?にゃす」が付き、一人称は「にゃあ」。驚く時は「ギニャー!」と叫ぶ。干支神になることを夢見ているが、その一方で性格はかなり怠惰。萌力やソルラルシールを得るためなら手段を選ばず、タケルに媚びを売ったりキーたんやイヌたんを買収しようと企み、その度に他の干支神達から呆れられている。ただし、本人はタケルのことを萌力の供給抜きでも一緒にいたい関係だと思っている。ネコ属は「干支神にもっとも近い存在[注 2]」と言われているが、ネズミ属の妨害などもあり十二支には入れていない。また、にゃ?たん自身も本来はかなりの力を持つことが作中でも示唆されているが、にゃ?たんは60年前に一度消滅し、現在のにゃ?たんはそれが転生した存在だとされている。現在のにゃ?たんは本来の力と「十二支になる」という目標以外の全ての記憶を失っており、ネズミ属との因縁や自分がなぜ十二支になりたいのかも思い出せないでいたが、モーたんの最期のソルラルによって傷ついていた干支魂が修復されたことで、全ての記憶を取り戻した。最終的に「鼠」以外のソルラルシールをETM12にて得ているが、チュウたんからは貰っていない。必殺技は「苗弾丸(キャット・ガン)」と、シマたん戦で新しく編み出したのネコ科奧義「苗真祠倶嵐(ねこまっしぐらん)」、ピヨたん戦で発現したの新奧義「苗謝嵐(ねこじゃらし)」。干支魂・神楽遷偶は元々はにゃ?たんが編み出した技であり、にゃ?たんの神楽遷偶は干支魂を滅する事も、干支魂の穢れを祓い浄化することも出来る技であった。チュウたんの計らいで干支神にはなれなくて家出してしまったもののその後はモーたんと旅に出ており、何者かと決闘しようとしている描写がある。
天戸タケル(あまと タケル)
声 - 下野紘本作の主人公。秋葉原でひとり暮らしをしている男子高校生。一人称は「僕」。身長175cm[5]。格安の借家を見つけたものの、そこにはにゃ?たんや干支神が居着いており、結果としてETM12に巻き込まれることになった。現在はえと娘達と同居する形になっている。極上の萌力の持ち主。そのため、にゃ?たんからは毎日のように萌力をねだられている。一方でシマたんからは極上故ににゃ?たんを堕落させている一因と見られ、引き離されそうになった。「将棋は宇宙」と公言するほど将棋に並々ならぬ拘りを持つ。最終決戦にて、店長に今の干支神の存在価値を迫られるが、店長の質問を無視し、にゃーたんとチュウたんのバトルに集中するなど物怖じしない一面を見せた。その後、にゃーたんのキャラの価値、干支神との楽しい思い出を店長に話し、今の干支神は必要だと語った。
干支神
チュウたん
声 -
大原さやか干支ランク - 1位 / 守護地方 - 南関東地方 / 萌力祭具 - 千舞葉剣「ウィップソードネズミ属)の干支神。身長178cm、体重不明、スリーサイズ:B 93/W 55/H 83のFカップ[6]。好物はチーズ。一人称は「我」。にゃ?たんを含め、ネコ属を嫌悪している。また、干支神と人間との交流にも否定的である。干支神の中でも最強と呼ばれる実力を持ち、現在行われているETM12においてもにゃ?たん以外のえと娘を全て撃破している。にゃ?たんとの戦いでも言葉巧みにバトルへと誘導し、「どちらかが滅するまで」を条件とするデスマッチでにゃ?たんを圧倒した。にゃ?たんとは並々ならぬ因縁を抱えているようで、にゃ?たんと相対した際にはうわ言のように「滅する」と連呼するほどだが、当のにゃ?たんにはその記憶がないため余計に恨みを重ねている。必殺技は「黒支天鼠殺(こくしてんちゅうさつ)」。チュウたんの秘奥義「干支魂・神楽遷偶(えとたまかぐらせんぐう)」は相手の干支魂を滅する能力があるが、これはにゃ?たんの技を中途半端にコピーしたため。以前は真面目な性格で他の干支神に頼られる存在であったが、真面目すぎる性格が災いし、正の感情も負の感情も背負いすぎたことで、自身の干支魂の精神バランスが保てなくなり、今の性格になってしまった。その際にゃ?たんと交戦するがにゃ?たんに干支神としての役割を休むよう言われ、自分が邪魔者にされたと曲解したことでにゃ?たんを恨むようになり、一度はにゃ?たんを殺害している。にゃ?たんとの最終決戦で干支魂・神楽遷偶を受け、自身の干支魂が浄化されたことで元の性格に戻り、にゃ?たんに対する強い想いを吐露しながら和解した。バトル後は改めて十二支としてやり直すことを決心し、にゃ?たんにソルラルシールを渡さなかった。ちなみに浄化されたことでプリティーモードの武装も黒から白に変わっている。
モ?たん
声 - 松井恵理子干支ランク - 2位 / 守護地方 - 東海地方岐阜県を除く[注 3]) / 萌力祭具 - 二丁拳銃「ハラミ」「マルチョウ」 / SP - Impact Observation Systemウシ属)の干支神。身長186cm、体重63kg、スリーサイズ:B 94/W 61/H 96のFカップ[6]巨乳の持ち主。にゃ?たんを偏愛している変態。英語交じりの口調で喋り、一人称は「ミー」。アメリカン・スタイルで奔放かつオープンな性格。胸からミルクが出ると自称しているが真偽は不明。にゃ?たんへ猛アタックを繰り返し、にゃ?たんとのバトルでも「にゃ?たんの靴下を賭けた鬼ごっこ」を提案してにゃ?たんから本気で気持ち悪がられている。バトル中もにゃ?たんのことを匂いだけで探し当てて追い詰めたものの、結果的にはその直情的な愛が仇となって敗北している。更にはにゃ?たんの裸を見て喜び抱きついたりもしている。以前は人間と家族となって暮らしていたが、家族が亡くなった時ににゃ?たんが家族になると言われたことで好きになった。チュウたんとのバトルで神楽遷偶により干支魂を破壊され滅せられる。消滅直前にチュウたんの暴走を封印するソルラルを送っていた。このことによりチュウたんとの繋がりが生まれ、その後小さい姿ながらも転生を遂げている。必殺技は「肉牛超弾丸祭(モ?たんスペシャルドライバー)」。
シマたん
声 - 巽悠衣子干支ランク - 3位 / 守護地方 - 近畿地方 / 萌力祭具 - 手甲両節棍「電光石火」 / SP - Lightning Speed Systemトラ属)の干支神。身長165cm、体重55kg、スリーサイズ:B 85/W 57/H 84のCカップ[6]中国拳法の使い手で、チャイナドレスを着ている。にゃ?たんの力との師匠。関西弁で喋る。一人称は「ワイ」(第5話では「ワシ」と言ったことがある)で二人称は「自分」。生真面目な性格で怠惰なにゃ?たんを度々戒めているが、チュウたんが現れた際にはドラたんと共ににゃ?たんを庇うなど、にゃ?たんのことは弟子として大切に思っている。ただし、にゃ?たんが堕落しきり、おまけに自分の恥ずかしい写真で脅された際には師匠として情けなく思い本気でバトルを挑んだ。バトルでは「足で抑えた缶を蹴り飛ばせたら勝利」という条件でにゃ?たんとキーたん・イヌたんの3人を相手に行い、同じ干支神のキーたん・イヌたんを瞬殺、二人に「無理」と言わしめる圧倒的な実力を見せた。このままにゃ?たんを放置すればチュウたんに滅されると考え、タケルと引き離して修行の旅に出ようとしていたが、にゃ?たんの本心がタケルの強い萌力を引き出したことで二人の関係に理解を示した。
ウサたん
声 - 相坂優歌干支ランク - 4位 / 守護地方 - 北陸地方 / 萌力祭具 - 不思議な時計「キャロル」 / SP - Unidentified Flying Objectウサギ属)の干支神。身長164cm、体重45kg、スリーサイズ:B 84/W 52/H 86のCカップ[6]。「ウサたんカンパニー(UTC)」という多方面に手を広げた事業を立ち上げ、プロデューサーとして活躍している。一人称は「私」。実は超スピード能力の持ち主で、にゃ?たんとのバトルはあっち向いてホイで行い、超スピードによる力技で圧倒したが、にゃ?たんがラビットフットを連想してとっさに掴んだ足が性感帯だったために隙が生まれ、敗北した。理由は不明だが、メイたんと共にする事が多い。
ドラたん
声 - 内田真礼干支ランク - 5位 / 守護地方 - 東山地方 / 萌力祭具 - ハリセン「龍扇芭蕉」 / SP - Dragon Blower属)の干支神。身長170cm、体重48kg、スリーサイズ:B 82/W 56/H 82のCカップ[6]。にゃ?たんの精神力の師匠。彼女を鍛えるためのバトルでタケルの借家を破壊してしまったため、これを建て直すついでににゃ?たん専用の離れ小屋を作る。精神力の師匠だが、その実力はにゃ?たんよりも強い。一人称は「わし」。記憶を取り戻したにゃ?たんを認め、11枚目のソルラルシールを与える。落ち着いた真面目な性格だが、ユーモアも解す気さくな人物でもある。タケルのことは「少年」と呼んでいる。
シャアたん
声 - 生天目仁美干支ランク - 6位 / 守護地方 - 中国地方 / 萌力祭具 - シーシャ・アフアー(水煙草の蛇) / SP - Jammerヘビ属)の干支神。身長176cm、体重57kg、スリーサイズ:B 90/W 54/H 88のEカップ[6]。実力の全てを出し切らないのが身上。髪飾りのヘビは生きており、噛まれると全身が石化してしまう。石化を解除するにはカレーが必要となる。冗談が好きで、タケルをよくからかう。チュウたんの師匠。一人称は「わらわ」。石化したにゃ?たんを元に戻すための旅にタケルを連れて行き、そのお礼にとソルラルシールを与える。上記の通り干支ランクは6位だが、チュウたんの師匠であるためもし実力の全てを出していれば他の干支神より強い可能性がある。
ウマたん
声 - 小澤亜李干支ランク - 7位 / 守護地方 - 九州地方 / 萌力祭具 - 「オミクジタキオン」 / SP - Oracle Tachyon Systemウマ属)の干支神。身長172cm、体重60kg、スリーサイズ:B 89/W 60/H 90のCカップ[6]巫女の姿で、髪は馬蹄で留めたポニーテール。一人称は「ウチ」で、語尾に「?ですわ」「?でございます」を付ける。真面目である一方、かなりのネガティブな性格で、十二支を子から順に読み上げる時、午の語呂が悪く自分から先を思い出してもらえないことがトラウマになってしまった。神事『タカマガハラ記念メイド喫茶干支店長カップ』の担当干支神。他の干支神には「店長カップ」と略されるがそれを好まず、自身は常に正式名称で呼ぶ。レース途中、優勝しても干支神になれないと知ったことでやる気を無くしかけてたにゃ?たんにバトルとしてのレースを促し、にゃ?たんが勝利したことでシールを与える。
メイたん
声 - 渕上舞干支ランク - 8位 / 守護地方 - 北海道 / 萌力祭具 - 「メイプルシリンジ」 / SP - Body Enhancement Systemヒツジ属)の干支神。身長160cm、体重48kg、スリーサイズ:B 86/W 58/H 87のDカップ[6]ナースルックの癒し系。一人称は「メイ」。神風邪ウイルスの事件以来、自分に優しくしてくれたタケルに好意を寄せている。事件の最中、無防備なタケルの体を他の干支神から守ったにゃ?たんにシールを与える。ショートエピソードで、ストーカー疑惑が浮上している。漫画版ではタケルに対する好意が顕著に表されており、その好意はにゃーたんを思うモ?たんとほぼ同じであり、アニメ版と比べてかなりギャップの激しい性格となっている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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