『ペネロペ』(Penelope)は、ゲオルグ・ハレンスレーベン、アン・グットマン夫妻作の絵本シリーズ。またはこれを原作にしたアニメ『うっかりペネロペ』の主人公。 擬人化した動物を登場人物とした子供向け絵本である。2002年に「3?4歳児向けのキャラクター」を制作するためのプロジェクトを立ち上げ、2003年秋に絵本がフランスで出版された[1]。日本では2005年に出版開始。 主人公ペネロペは女の子であるにもかかわらず、体色が青であるが、これは作者が男女振り分けされにくい中性的なキャラクター設定をするように心がけたためである[1]。作者アン・グットマンいわく、子供に何か特定のメッセージを伝えることを目的とした絵本ではないという[2]。 ペネロペの原案は、黄色のネコのキャラクターであったが、試行錯誤の末、青色のコアラに落ち着いた[3]。 同じ作者の『リサとガスパール』の主人公の住む町はパリであるが、本作の主人公の住む地域に関しては、実在する特定の地名・場所は明示していない[2]。ただし、シリーズ中に主人公がパリに遊びに行くシーンが何度かみられるため、パリ近郊に住んでいると推定される[4]。
概要
登場人物
主人公
ペネロペ(Penelope):青色(水色)のコアラ。3歳の女の子。幼稚園児。うっかりやさん。彼女の愛らしい“うっかり”が本作ストーリーの核。好物はチョコレートクレープとチョコレートパン。
ペネロペの家族・親戚
パパ:黄土色のコアラ。
ママ:ピンク色のコアラ。
ウスターシュ(タータ):白いコアラ。「ペネロペ、おねえさんになる」で登場したペネロペの弟。フィロメーヌと双子。
フィロメーヌ(フィーフィ):ラベンダー色のコアラ。タータと同じく「ペネロペ、おねえさんになる」で登場したペネロペの妹。ウスターシュと双子。
おじいちゃん(父方):薄茶色のコアラ。海の近くに別荘を所有している。
おばあちゃん(父方):黄色いコアラ。
おじいちゃん(母方):白いコアラ。帽子が好き。農園を経営している。
おばあちゃん(母方):白いコアラ。
ひいおじいちゃん:灰色のコアラ。ペネロペのパパのおじいちゃん(おじいちゃんのお父さん)。(アニメでは未登場)
マリ(マリー)・クリスティーヌ:薄桃色のコアラ。ペネロペのおばさん。
ムスタファ:中東に住んでいる。ペネロペのおじさん。
ミロ、マドレーヌ:桃色のコアラ。ペネロペのいとこで、男女の双子。
ニコラおじさん:緑色のコアラ。
メルラン:赤色のコアラ。
ペネロペの友達の幼稚園児
ストロンボリ(Stromboli):青い犬の男の子。
アラジン(Aladin):虎の男の子。
リリーローズ(Lili-Rose):黄色い象の女の子。
セザリーヌ(Cesarine):白熊の女の子。
フィレア:蛙。(性別は不明) 絵本では「いろであそぶ」「かえるじかんよ、ペネロペ」に登場。
その他
ねこさん(ポリー):ペネロペの家で飼っている茶色の猫。
うさちゃん(Doudou):ペネロペがいつも一緒にいる、水色の兎のぬいぐるみ。アニメでは「ドゥドゥ」。doudouはフランス語で「(乳幼児が)慣れ親しんだ(お気に入りの)もの(特に毛布・ぬいぐるみを指すことが多い)」の意味。
幼稚園の先生:茶色い熊。
絵本、発行・岩崎書店。
ペネロペのしかけえほんシリーズ
ペネロペ まきばへいく
ペネロペ ゆきあそびをする
ペネロペ ようちえんへいく
おやすみなさい ペネロペ
メリークリスマス、ペネロペ!
ペネロペ うみであそぶ
ドアをしめてね、ペネロペ
ペネロペ ルーヴルびじゅつかんにいく
ペネロペ パリへいく
ペネロペ スポーツをする
ペネロペ チョコレートケーキをつくる