うえきの法則
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うえきの法則
ジャンル
ファンタジー漫画
超能力バトル漫画
少年漫画
漫画
作者福地翼
出版社 小学館
掲載誌週刊少年サンデー
レーベル少年サンデーコミックス
発表号2001年34号 - 2004年46号
巻数全16巻
話数全154話
アニメ
原作福地翼
監督わたなべひろし
シリーズ構成川瀬敏文
キャラクターデザイン田頭しのぶ
音楽多田彰文
アニメーション制作スタジオディーン
製作テレビ東京電通
スタジオディーン
放送局テレビ東京系列
放送期間2005年4月 - 2006年3月
話数全51話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『うえきの法則』(うえきのほうそく)は、福地翼による日本漫画作品、およびこれを原作としたテレビアニメ作品。略称「うえき」。
概略

正義感の強い中学生・植木耕助が異能力を駆使して悪と戦う姿を描いたバトル漫画。

週刊少年サンデー』(小学館)に、2001年34号から2004年46号まで連載された。単行本は小学館:少年サンデーコミックスより全16巻、累計発行部数は350万部。

連載終了後、2005年4月4日から2006年3月27日までテレビ東京系でアニメ化された(詳細は後述)。これに伴い、続編にあたるスピンオフの『うえきの法則+』が同誌に、2005年19号より2007年29号まで長期の休載期間を挟みながら連載された。

元々この作品は1話読み切りの作品として福地が小学館に持ち込んだものである。ところがその内容の面白さに担当者が「5話掲載の短期連載にしてもらいたい」と連絡し、福地が追加の原稿を書いていると再び小学館から連絡が入り、本格的な長期連載となった[1]
あらすじ

神の座を巡り、神候補の天界人が自分の選んだ中学生に固有の特殊能力(一人につき一つ)を与え、他の神候補の選んだ中学生と戦わせる。最後に勝ち残った中学生の担当神候補は神に、中学生は「自分の好きな才能を何でも手に入れられる『空白の才』(くうはくのざい)」を手に入れることが出来る。

そんなバトルが開催された中、神候補の一人・コバセン(小林先生)は人間界に正義がないことに絶望していたが、ある時植木耕助の行動に正義を垣間見て、その正義が本物かどうか確かめる為、植木に詳しい情報を一切与えぬまま能力を与える。結果、植木の正義を認めたコバセンは植木にバトルに参加することを勧める。
登場人物詳細は「うえきの法則の登場人物」を参照

ここでは主要な登場人物だけ紹介する。
植木耕助(うえき こうすけ)
- 朴?美本作の主人公。火野国中学校一年生。13歳。(掌で覆えるだけの大きさの)ゴミを木に変える能力を持つ。並々ならぬ正義感を持ち、コバセンを慕っている。女の子に非常にモテる[2]。担当神候補はコバセン→淀川(通称:よっちゃん)。
森 あい(もり あい)
声 - 川上とも子火野国中学校一年生。13歳。元々はうえきのクラスメイトで能力者ではなかったが、物語中盤犬丸によって(ブリっ子ポーズをした)相手をメガネ好きに変える能力を与えられる。ツッコミ担当。担当神候補はコバセン。
佐野 清一郎(さの せいいちろう)
声 - 保志総一朗稲穂中学校三年生。15歳。(呼吸を止めている間)手ぬぐいを鉄に変える能力を持つ。植木が最初に出合った能力者。実質的な植木チームのナンバー2で植木の相棒的存在。温泉を掘るという夢を持っている。担当神候補は犬丸。
鈴子・ジェラード(りんこ ジェラード)
声 - 能登麻美子中学三年生。15歳。(一度、触れたことのある)ビーズを爆弾に変える能力を持つ。無類の動物好き。担当神候補はミケ。
宗屋 ヒデヨシ(そうや ヒデヨシ)
声 - 山口勝平中学一年生。13歳。(手足の指を曲げている数だけの)声を似顔絵に変える能力を持つ。人を騙すのが得意。担当神候補はネロ→ザック。
コバセン / 小林先生(こばやしせんせい)
声 - 森功至火野国中学校の教師だが実は神候補。32歳。植木を助けて地獄に落ちる。植木の担当だったが森の神候補になる。
ワンコ / 犬丸(いぬまる)
声 - 石田彰佐野の担当神候補。コバセンの後輩。28歳。佐野や植木を助けて地獄に落ちる。
ロベルト・ハイドン
声 - 斎賀みつき中学二年生。14歳。理想を現実に変える能力を持ち、最強の能力者と謳われる。父親兼担当神候補はマーガレット。
神様(かみさま)
声 - 小杉十郎太天界の神。豪快で女好きの55歳。歴代の神の中で最も知略家にして一番のお調子者と言われる。
用語
神候補(かみこうほ)
神様の勧誘により募集された100人の天界人。選考・審査などは神様の気まぐれで行われる。選ばれた者たちは能力者バトルに関わる特定のルールが課され、これらに違反した者は地獄行きとなる。ただし、地獄に行った天界人でも神候補の権限は与えられる。これは、神候補の地獄行きにより人手不足となるルールミスに気付いた神が後から追加した。

神候補は、一人につき一つの能力を与えることが出来る。明神太郎いわく、1人の能力者に2人の神候補が力を与えることは最上級のルール違反(下記も参照)にあたり、逆に1人の神候補が2人以上に能力を与えることも同様の違反に値する。

ルールその50・神候補はいかなる場合でも能力者の手助けを禁ずる。

神候補に限り、天界人による人間界への滞在期間の制限が適用されない。

能力や神器で他人の財産を壊してはならない。

神候補が能力の進化系であるレベル2の存在を教えてはならない(下記も参照)。

能力(ちから)
神候補100人の内誰かによって選ばれた中学生だけがもらえる天界力。もらえる能力は必ず"何かを別の何かに変える能力"になる。神候補が与えたい中学生に手のひらを向ければ、自由に能力を渡すことが出来る(1人の神候補が2人以上に能力を与えた場合、ルール違反となり自動的に地獄に落ちる)。3次選考等の例外を除き能力者との戦いで気絶すると能力は失われてしまう。また能力者以外の人間を能力で傷つけた場合一撃につき1つ才がなくなる。
限定条件(げんていじょうけん)
能力を使う為に満たさなくてはならない条件で、その条件は能力によって様々。条件の厳しさは能力の強さに比例し、特に精神操作系(=洗脳系)の能力は自分や相手の強さに関係なしに気絶させることが出来るため特に限定条件が厳しい。
才(ざい)
人が持つ才能のようなもの。単位は「○件」か「○個」で表記される。"才"を持っているとその分野のことが得意になる。逆に持っている"才"を失うとその反動でその分野のことが極端に苦手になる。例えば「走りの才」を持っていると速く走ることができ、それを失うと一気に足が遅くなる。しかし"才"はあくまで才能でしかない為、"才"が無くても努力次第である程度はどうにかなるらしい。よっちゃん(淀川)の言うところ、能力者の平均的な持ち才の数は、約160件。バトルでは能力者を倒すことで"才"が1つ手に入り、能力者以外を能力を使って傷つけるたびに"才"を人数、または回数分失う。持っている"才"が全て無くなった人物は消滅してしまう。バトルの鍵となっているため、この「才」のルールに限り、神様でさえも改変することが出来ない。物語の展開上、作品の中盤以降はこの設定に関する描写はほとんど無くなったが、バトルの最後の最後で重要な役割を果たすことになる。
空白の才(くうはくのざい)
書き込むことでどんな"才"でも手に入れることが出来る木札。このバトルに優勝した能力者(=優勝チームで能力を1番成長させた者)が手に入れることが出来る。
神器(じんぎ)
天界人の持つ武器。詳細は
神器の項目を参照。
新天界人(ネオ)
植木やロベルトのように神候補から能力を与えられた天界人。能力を与えられた天界人の神器は能力と一体化し、総じて通常の神器よりも巨大なものとなる(例として、植木の神器は「ゴミを木に変える能力」と一体化した「木の神器」となる)。ただし、能力を付加しない通常の神器は逆に使えなくなるとされるが、アニメ版の植木VSアノンの百鬼夜行対決では、植木のレベル2能力を帯びた攻撃を防ぐべく、アノンはロベルトの理想的能力を付加しない通常の神器を使うことで相殺させた。アノン曰く、この場合は神器の威力はかなり落ちるらしい。
レベル2
能力がレベルアップすることで、さらに特殊な超能力が付与された状態、またはその超能力のこと。能力をレベル2にするには「レベル1の天界力を完全に使いこなす」その上で「強くなりたいと心の底から願う」という条件を満たす必要がある。ロベルト曰く、神候補がこのことを能力者に教えるのは禁止されているらしい。新天界人は通常の能力と神器の二つの異なる天界力を持っているため、両方の天界力をコントロールしなければならず、ロベルトのような天才を除き、通常の方法でレベル2になるのは非常に難しい。作中でレベル2となった新天界人はロベルトと植木の2名だけ。
とめるくん
神様もしくは神様からの使いが使えるアイテム。天界力(神器や能力)の使用を禁止する機能と神様のホログラムを流す機能がある。
はかるくん
とめるくんと同様に神様が使えるアイテム。能力がどれだけ成長したか測ることが出来る。
神器

神器(じんぎ)とは、天界人の持つ武器。天界人の強さのレベルである"星"を上げることによって使うことが出来るようになり、全部で10種類ある。"星"を上げるには最低5年の修行が必要(ただし天界獣の覚醒臓器を使えば、短期間で"星"を上げることが可能)。普通の天界人は同時に複数の神器を出すことは出来ない(七ツ星神器除く)。それぞれの神器には、修得するための"鍵"が存在する。

新天界人の神器は能力と一体化しており、総じて普通より巨大で、独自の柄を持つ。また、植木の物は、その中でもさらに大きく、普段は地面に木の根で固定されている(そのため空中ではバランスが悪いが、天界力を使うことで安定化が可能)。機能自体は共通だが、使う天界人によって形状や色などデザインに違いがある。

使用には「天界力」が必要であり、短期間にあまり発動を重ねると長期間使えなくなってしまうことが続編「うえきの法則+」で明かされた。
一ツ星神器 鉄(くろがね)
巨大な弾丸を発射する大砲の神器。普通は、大砲を腕に直接装備して放つ。植木の場合、木を媒介にしているので木の弾丸を撃つ。ロベルトの場合、能力によって「絶対命中」や「絶対粉砕」、「連射可能」な鉄となる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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