いぬかみっ!
ジャンルファンタジー[1]、コメディ[2]
小説
著者有沢まみず
イラスト若月神無
『いぬかみっ!』は、有沢まみずによる日本のライトノベル。また、これを原作とする漫画、アニメ作品。原作のイラストは若月神無[注釈 1]。電撃hp掲載時の題名は「いぬかみ」であった。 2002年よりライトノベル雑誌『電撃hp』での連載を経て2003年1月に1巻を刊行。以降不定期で数話単位の集中連載や読切が特集として掲載されることがあるが基本書下ろし短篇集の形で刊行し2007年5月第14巻で完結した。第8巻までが「第一部」となっており、第9巻は番外編。第10巻から「第二部」となり、全14巻で完結しているが、その後も番外編にあたる「いぬかみっ! EX」が2冊発表された。また、作者によれば『いぬかみっ!』はまだ完全には終わっておらず、その世界観は後の作品である『ラッキーチャンス!』に引き継がれている[注釈 2]。2008年10月時点でシリーズ累計部数は160万部を記録している[3]。 2005年から2008年にかけて、『月刊電撃コミックガオ!』にて同誌で『ひなどりGIRL』を連載していた漫画家・松沢まりの作画により漫画版『いぬかみっ!』が連載。2006年9月に発売されたコミック『いぬかみっ!あんそろじ?』には、原作者である有沢まみずの著した外伝作小説「もしかしたらifの物語断片」が掲載されている。 2006年4月より、テレビアニメシリーズ『いぬかみっ!』が放送開始。テレビ東京系列局6局にて放送された。また、このテレビアニメシリーズの放送開始に先駆け、登場キャラクターのイメージCDが製作・発売された。2006年9月、電撃文庫ムービーフェスティバルの作品の1つとして劇場版アニメが製作されることが発表され、2007年4月に公開された。2006年12月に、ニンテンドーDS対応のサウンドノベル『DS電撃文庫』版が発売されている。 物語の主な舞台となる吉日市のモデルは盛岡市とのこと[4]。 吉日市に住む高校生・川平啓太は、由緒正しき犬神使いの一族・川平家の末裔。ところが能力不足その他モロモロの事情により主家から勘当されていた。そんな折、川平家当主である祖母の元に呼び出された啓太は、“ようこ”と名乗る犬神に引き合わされる。出会った当初の彼女は従順で容姿は抜群。早速啓太は主従の契りを結び共同生活を始める。 ところが、ようこの本性は誰もコントロール出来ないほどの大問題児。
概要
あらすじ
第一部