いつでも夢を
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この項目では、楽曲について説明しています。本曲を元にした映画については「いつでも夢を (映画)」を、その他の用法については「いつでも夢を (曖昧さ回避)」をご覧ください。

「いつでも夢を」
橋幸夫/吉永小百合シングル
B面あすの花嫁
リリース1962年9月20日
規格7インチシングルレコード
ジャンル歌謡曲
時間3分47秒
レーベルビクターレコード
作詞・作曲佐伯孝夫(作詞)
吉田正(作曲)
ゴールドディスク


第4回日本レコード大賞・大賞

橋幸夫/吉永小百合 シングル 年表

いつでも夢を
(1962年)若い東京の屋根の下
(1963年)

橋幸夫 年表

成田の花太郎
(1962年) いつでも夢を
(1962年) わが胸に歌は消えず
(1962年)

吉永小百合 年表

草を刈る娘
(1962年) いつでも夢を
(1962年) かわいい花の物語
(1962年)

試聴
いつでも夢を - JVCKENWOOD Victor Entertainment提供のYouTubeアートトラック


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「いつでも夢を」(いつでもゆめを)は、1962年昭和37年)に発表された橋幸夫吉永小百合デュエット。橋の27枚目、吉永の3枚目のシングル第4回日本レコード大賞受賞曲。

1963年(昭和38年)には、橋と吉永の主演による同名のドラマ映画いつでも夢を』が製作・公開され、ヒット曲映画化作品となった(本曲が映画の主題歌として作られたのではなく、先に楽曲があって、それをもとに映画が製作されたという順である)。本曲は同映画で主題歌として使用されている。

通販CD-BOX『魅惑のムード歌謡デラックス』など、多くのコンピレーションアルバムに収録されている。
収録曲
オリジナル盤
ビクター VS-807

規格:7インチシングルレコード

発売当時の価格は290円。
A. いつでも夢を(作詞:佐伯孝夫、作曲・編曲:吉田正)B. あすの花嫁(作詞:佐伯孝夫、作曲・編曲:吉田正)
再発盤(1984年)
ビクター SV-8527

規格:7インチシングルレコード
A. いつでも夢をB. 若い東京の屋根の下(作詞:佐伯孝夫、作曲・編曲:吉田正)
制作吉永小百合橋幸夫

橋のデビューに関わり、吉永の担当でもあった日本ビクター音楽事業部(のちのJVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)ディレクター・武田京子の企画で、両者の師であった佐伯孝夫(作詞)、吉田正(作曲)に提案し実現した。武田は「これは、考えに考え抜いた企画というではなく、ごく自然に私の頭の中に浮かんできたこと」と述懐している[1]

佐伯の詞ができると吉田の手により作曲されたが、作曲にあたって吉田は、吉永が歌いやすいよう吉永に「少し比重を置いた」という[2]。当時は両者とも多忙な日々を送っていたためスケジュールが合わず、別々にレコーディングした音源を一つにミキシングして発売したという。なお吉永の歌がオーケストラと合わず、やむなくピッチを上げてオーケストラと合わせた。

歌詞に登場する「あの子」については、橋は当初は吉永を連想して歌っていたが、吉永も共に歌唱していることに気付き、上にいる妖精のような存在を連想して歌うようになったという。
ヒット・受賞と影響

若き王者歌手(「御三家」の舟木一夫西郷輝彦はデビュー前である)と人気若手女優の初デュエット曲という顔合わせや、その特徴的な歌詞が発売当初より話題となり、発売から「1ヶ月で30万枚という驚異的な記録をたて……半年すぎた翌年5月には100万枚を突破した」[3]。累計売上は260万枚を記録している[4][5]

1962年末、第4回日本レコード大賞を受賞。

発表翌年の1963年1月11日には、同名の映画日活作品、監督:野村孝)が封切られ、同作品についても橋と吉永が揃って出演した(浜田光夫松原智恵子野呂圭介信欣三内藤武敏らが共演)。この曲は同映画の主題歌として使用され、劇中ではこの他に吉永の「寒い朝」、橋の「潮来笠」が歌唱される。

楽曲・映画両方のヒットを受け、同1963年春に開催された第35回選抜高等学校野球大会入場行進曲に採用された。

2005年に日本放送協会(NHK)が行った「スキウタ?紅白みんなでアンケート?」では、本曲が紅組22位にランクインした。

2007年には「日本の歌百選」に選出された。
各媒体での使用
映画・テレビ番組での歌唱

橋が
美空ひばりと共演した映画『ひばり・橋の花と喧嘩』(1970年松竹製作、監督:野村芳太郎)では本曲を橋とひばりが歌唱している(CD化されていない@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}模様[独自研究?])。

NHK紅白歌合戦』では、いずれも橋のソロで、1962年の第13回、1970年の第21回、1990年の『第41回、1998年の第49回の合計4回歌唱された。

橋と吉永が音楽番組一緒に歌唱している映像は、1968年12月27日にTBS系列で放送された『日本レコード大賞10周年特番』(カラーのビデオ映像)のものが現存する。

2013年3月31日放送のNHK総合テレビ今夜も生でさだまさし』でサブタイトルに使用され、橋とさだまさしが歌唱した(また、吉永もVTR出演)[6]

映画テーマソング

作曲者・吉田正の故郷である
茨城県日立市が舞台となっている2019年の映画『ある町の高い煙突』でエンディングテーマとして使用。

コマーシャルソング

2017年に、吉永小百合が出演するソフトバンクモバイルのテレビCMでCMソングとして使用された。


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