いっき萌バイル
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この項目では、コンピュータゲームについて説明しています。連合や蜂起を意味する歴史用語については「一揆」を、その他の用法については「イッキ」をご覧ください。

いっきジャンルアクションシューティング
対応機種アーケード (AC)
ファミリーコンピュータ (FC)
iアプリ
Wii
Microsoft Windows (Win)
ニンテンドー3DS (3DS)
Wii U
PlayStation 4 (PS4)
Nintendo Switch (Switch)
開発元サン電子
発売元サン電子
(サンソフト)
販売元ナムコ
音楽小井洋明
人数1 - 2人(同時プレイ)
メディア業務用基板
発売日AC
1985年7月
FC
198511281985年11月28日
iアプリ
200308182003年8月18日
Wii(FC版の移植)
200701162007年1月16日
Win(FC版の移植)
201003302010年3月30日
Wii(AC版の移植)
201207242012年7月24日
3DS
201302132013年2月13日
Wii U
201305222013年5月22日
PS4
201505222015年5月22日
Win(AC版の移植)
201708152017年8月15日
Switch
201805242018年5月24日

対象年齢CERO:A(全年齢対象)
ESRBE10+(10歳以上)
コンテンツ
アイコンESRB:Fantasy Violence
デバイス8方向レバー
1ボタン
CPUZ80 (@ 4 MHz)×2
サウンドSN76496 (@ 2 MHz)
SN76496 (@ 4 MHz)
ディスプレイラスタースキャン
横モニター
240×224ピクセル
60.00Hz
パレット257色
売上本数70万本(FC版)[1]
その他型式:TVG17
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『いっき』は、サン電子が開発し1985年7月より稼働開始したアーケードアクションシューティングゲームである。同年11月28日ファミリーコンピュータ(以下ファミコン)版が発売され、以降も様々なプラットフォーム移植されている。
概要

農民の「ごんべ(権べ)」を操作し、悪代官の屋敷まで殴りこみにいくという内容[2]。2人協力プレイも可能で、プレイヤー2は「たご(田吾)」を操作する[2]。生活苦にあえぐ農民たちが蜂起するという設定は百姓一揆を元にしているが、味方サイドのキャラクターはプレイヤーキャラクターの1-2人のみで他の仲間は一人もおらず、「一人でも一揆ができる」「一揆なのに、なぜか敵が忍者である」など荒唐無稽でコメディチックな内容となっている。ジャンルは多方向スクロールのアクションゲームとされることが多いが、内容的にはシューティングゲームの要素を多く含むゲームである。当時としては珍しく縦書きの日本語を多用したメッセージ表示が特徴でプレイデモやオープニングデモステージの合間など色々な場面で表示される日本語メッセージは独特の雰囲気を醸し出している。

元はアーケードゲームだが、サン電子が開発した作品をナムコが販売するかたちで設置されていた。

ファミコン版は70万本を売り上げるヒットとなっている[1]。本作発売後、『かんしゃく玉なげカン太郎の東海道五十三次』(1986年)、『水戸黄門』(1987年)といった時代劇シリーズが展開された。

2006年7月よりリニューアル版『いっき萌バイル』が携帯電話アプリゲームとして配信された。また、2010年6月29日にはPlayStation 3のオンライン配信専用ソフト『いっき おんらいん』を発売[3]2011年3月8日にはスパイシーソフトと共同開発したソーシャルゲーム『いっき?みんなで米騒動の巻?』をSNSサイト「モバゲータウン」で配信[4]2023年2月15日には最大16人での同時プレイが可能な『いっき団結』が発売された[5]

イラストレーターのみうらじゅんが初めてクソゲーという言葉を使用したソフトとして知られ[6]、サン電子(サンソフト)自身も自虐的にクソゲーと称することがある[6][7][8]

サンソフトのタイトルとしては著名であるため、サンソフト関連作品ではごんべなどがゲスト出演をすることが多い。
ゲーム内容
システム

8方向レバーでプレイヤーの移動を行い、1個のボタンで攻撃を行う。プレイヤーが使用する武器はであり、ボタンを押すことでキャラクターが鎌を投げる。投げる方向はプレイヤーには決定できず、一番近い敵キャラクターに向かって鎌を投げる。

画面右側は得点表示とマップ表示のためのスペースがある。マップには小判の位置が表示される。実際のマップ上では壁などに遮られ、遠回りしないと小判を取れないことがある。ファミコン版ではマップ表示はない。

敵キャラクターは黒装束の忍者、赤装束の忍者、爆弾忍者、イノシシなどが出現する。赤装束の忍者は黒装束の忍者よりも素早く移動するため倒しにくいが、倒すと倍の得点が手に入る。ファミコン版ではいくつかの敵キャラクターは登場しない。

忍者の体当り、あるいは忍者や鉄砲隊の飛び道具に接触するとミスとなり残り人数が減る。残り0の状態でミスするとゲームオーバー

たまに出現する幽霊(妖怪)に憑依されると、しばらく鎌を投げられない状態になる。幽霊は高速で近付くので厄介だが、この状態で地蔵もしくは狛犬に触れると即座に祓うことが出来る。同様に出現するたらこ唇が特徴の腰元に抱き付かれると、しばらく移動できない状態になる。忍者の手裏剣や体当たりを避けられなくなるので、幽霊よりも厄介な存在である(iアプリ版では出現しない)。

マップに落ちている小判8枚を全て拾うか、ランダムで出現する代官を捕まえればステージクリア。全8面構成。ファミコン版では、4つのマップと小判の配置が異なる裏マップを合わせた合計8ステージ構成。ステージをクリアするとまた最初のマップに戻り、ゲームが終了することなく無限にループする。iアプリ版では表・裏の各2回=16ステージをクリアするとゲーム終了。
アイテム

アーケード版 / ファミコン版_共通アイテム
竹槍
一定時間、自動で竹槍を突き出す攻撃ができるようになる。この間、敵を倒す際の得点は増加し移動スピードも上がる。代わりに鎌攻撃が使用不能になるため、画面上方の近接した敵にしか攻撃できないというデメリットがある。
アーケード版のみのアイテム
巻物


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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