本作はオムニバス形式で登場人物も毎回変わるため、本記事では「あらすじ」と「登場人物」の節を設けていません。
いじめ
ジャンル学園漫画、少女漫画
漫画
作者五十嵐かおる
出版社小学館
掲載誌ちゃおデラックス
ちゃお
レーベルちゃおフラワーコミックス
発表号2005年6月号 -
発表期間2005年4月 -
巻数既刊18巻(2021年9月現在)
OVA:いじめ ?いけにえの教室?
原作五十嵐かおる
監督木村真一郎
脚本金春智子
キャラクターデザイン岡野幸男
アニメーション制作シナジーSP
製作小学館集英社プロダクション
発売日2012年2月
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル漫画
『いじめ』シリーズは、五十嵐かおるによる日本の漫画作品。2005年から、『ちゃおデラックス』(小学館)および『ちゃお』(同)にて不定期掲載。のちにノベルス版と文庫版も展開されるようになり、それらは主人公が複数制となっている。 小・中学生女子の「いじめ」をテーマとした短編シリーズ[1]。主に被害者の目線から描かれている[1]。シリーズ1作目の単行本では「大問題に正面から取り組んだ衝撃の話題作」であると謳っており[2]、2015年ごろにはインターネットや新聞で話題沸騰となった[3]。 2012年にはOVAとして、『いじめ ?いけにえの教室?』がアニメ化されている[4]。2019年からはボイスコミック化が行われ、ちゃおのYouTubeチャンネルに『いじめ ?いびつな心?』『いじめ ?最後の願い?』『いじめ ?明日に向かって?』が投稿されている。 このほか、五十嵐が本シリーズと並行して描いた短期連載の『終わらない歌をうたおう!』と『学園クライシス!』(共にちゃおコミックス全1巻)も、いじめ問題を重点的に扱った作風になっている[5][6]。 2009年からは同社のちゃおノベルスより小説版が刊行開始され[7]、2012年には小学館ジュニア文庫より新シリーズとして別の内容の小説版が刊行開始[8]。 2013年には五十嵐の出身地である新潟の新潟市マンガ・アニメ情報館にて、8月から10月31日まで本シリーズの原画展が開催[1][9]。 2017年1月23日、第62回「小学館漫画賞」(児童向け部門)受賞[10][11]。2019年8月時点で累計発行部数は270万部を突破している[12]。 ストーリーの多くは、いじめの被害者である主人公の少女が自分の境遇を克服して、立ち直るまでの過程を重点的に描いており、対する加害者の少女たちは終始一貫して悪人のまま、反省も謝罪もせずに罰せられる(転校や停学)場合が多い。しかし、ごくまれに加害者の少女を主人公とするストーリーもあり、その場合は主人公が被害者と同様の苦しみを味わうことにより、自分の行いを反省して悔い改める結末になっている。 読者として、主に小・中学生の女子を想定している関係上、ストーリーは基本的に女子のみで進められ、男子のキャラクターが登場することは滅多にない(作品設定として女子校を舞台にしているストーリーも多い)。しかし、小学館ジュニア文庫版の小説では名前付きの男子キャラクターが原作よりも多めに登場する。 各登場人物や学校は毎回異なるが、一部のストーリーでは人語を解する謎の黒猫「ノア」が登場することもある。ノアを介して主人公たちはいじめから立ち直るため、主人公たちから見ればノアは救世主のように描かれているが、いじめを行っている加害者に対しては殺人をも厭わない冷酷さを見せることもある[注 1]。 作者の五十嵐は、主人公の辛いシーンを描く時は自分も辛くなり、体調を崩して寝込むこともあるという[13]。しかし、五十嵐は「いじめられている主人公の気持ちにできるだけ寄り添いたいから」という理由から、アシスタントに手伝ってもらうことはせず、一人だけでこのシリーズの原稿を描いているという[14]。
概要
作風
制作背景
五十嵐の苦悩
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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