あ・く・あ ?ふたりだけの部屋?
初日舞台挨拶(2021年)
監督中川究矢
脚本平谷悦郎
製作中川究矢
出演者小泉ひなた
櫻井保幸
今城沙耶
関幸治
園部貴一
『あ・く・あ ?ふたりだけの部屋?』(あ・く・あ ?ふたりだけのへや? 英題名:A-QU-A Room for two[2])は、中川究矢監督の日本映画。2021年5月29日公開[1][3]。 脚本家の平谷悦郎が20年に渡って温めてきた「個室に閉じ込められた男女劇」という企画を、元AV女優の小泉ひなたを主演に迎え2020年にクラウドファンディングを実施。目標を上回る資金調達に成功し制作開始された[4]。 撮影は2020年8月28日から9月2日までの5日間[5]。主演の小泉には平谷がツイッターを通して申し込んだが、不審がられたうえ、当初は「なにか用事があるなら、まず事務所を通してください」と述べられたという[5]。その後監督と2人で事務所を通して企画が進められていった[5]。 主演の小泉は「ちょっと無気力な感じの女の子なんですけどある出来事がきっかけでどんどんSに目覚めていく、あまりやったことがない役」[4]。櫻井は「(撮影中は)脚本の平谷さんも中川監督も一体何を考えているのだろうか(と思っていた)」。「脳味噌フルシェイクで観てほしい」と述べている[6]。 劇伴音楽はアーバンギャルドのメンバー、おおくぼけいが担当[4]。主題歌はおおくぼが作詞・作曲した『朝が落ちてくる』を木乃伊みさとが歌う[7]。レイティングはR-15+。 主題歌及び劇伴は2021年5月26日より各音楽配信サービスにて配信開始[8]。 公開初日には、出演者による舞台挨拶が行われた。 ライターの大坪ケムタは「謎から謎にドライブし行き着く果ては…なSFコメディ。地味顔もSな顔も魅力な小泉ひなたさん、キュートな後輩役の今城沙耶さんもよかった」とコメントを寄せた[9]。 達生は配達先で死んだような眼をした女・聡子と出会い、恋に落ちる。聡子は抜け殻のような生活をしていたが、恋人・征人とセックスするときだけは生き生きとしていた。 ある日、気づくと達生と聡子は壁に「あ・く・あ」と書かれた部屋に閉じ込められていた。なぜこんな空間に閉じ込められなければならないのか。ストレスを募らせる聡子。一方でそんな状況に幸せを感じ始める達生。やがて聡子のストレスは爆発し、達生に鬱憤をぶつけ始める。
概要
あらすじ
登場人物
吉原聡子
演 ‐ 小泉ひなた部屋にとじ込まれた女[10]。過去のトラウマから死んだような眼をして日常を過ごす[11]。20歳[12]。毎週、月曜日に恋人・征人と受動的に自宅の部屋で会っている[11]。演じる小泉はAVのドラマ作品以外では初の演技となった。緊張から本読み時点では誰とも目を合わせられなかったが、撮影当日にはセリフをばっちり覚えてきており、役者間のコミュニケーションも取れていた[5]。櫻井は小泉の芝居を「映画が初めてとは思えなかった」と評価している[5]。