ある子供
[Wikipedia|▼Menu]

ある子供
L'Enfant
監督
ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
脚本ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
製作ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
デニス・フレイド(フランス語版)
製作総指揮オリヴィエ・ブロンカール
出演者ジェレミー・レニエ
デボラ・フランソワ
撮影アラン・マルコァン(フランス語版)
編集マリー・エレーヌ=ドゾ(フランス語版)
製作会社レ・フィルムズ・デュ・フルーヴ(フランス語版)
配給 Diaphana Films
ビターズ・エンド
公開 2005年10月19日
2005年12月10日
上映時間95分
製作国 ベルギー
フランス
言語フランス語
テンプレートを表示

『ある子供』(あるこども、L'Enfant)は、2005年ベルギーフランスのドラマ映画。監督はジャン=ピエール・ダルデンヌとリュック・ダルデンヌの兄弟、出演はジェレミー・レニエデボラ・フランソワなど。

第58回カンヌ国際映画祭で最高賞にあたるパルム・ドールを受賞した。ダルデンヌ兄弟にとっては2度目のパルム・ドール受賞となる。また、ヨーロッパ映画賞の作品賞と主演男優賞(ジェレミー・レニエ)の候補、第78回アカデミー賞の外国語映画部門ベルギー代表にも選ばれた。
ストーリー

20歳のブリュノと18歳のソニアのカップルは、生活保護給付金とブリュノの盗みから得た金で生計を立てていた。二人に子供が出来たとき、ソニアはブリュノに真面目に働くようにと紹介された仕事を教えるも、ブリュノはそれを断ってしまう。

ある時、ブリュノは子供と外で二人っきりになったのをきっかけに子供を養子として売ってしまい、それを聞いたソニアは卒倒してしまう。ブリュノは子供を取り返すもソニアは激しく怒っており、ブリュノを家から追い出してしまう。

その後、ブリュノが再び盗みを働いた際に子分の14歳のスティーブが捕まってしまい、ブリュノが自首して捕まるのであった。
キャスト

ジェレミー・レニエ - ブリュノ

デボラ・フランソワ - ソニア

ジェレミー・スガール - スティーヴ

ファブリツィオ・ロンジョーネ(フランス語版) - 若いチンピラ

オリヴィエ・グルメ - 私服の刑事

ステファーヌ・ビソ(フランス語版) - 盗品を買う女

ミレーユ・バイ - ブリュノの母

作品解説

この映画のエンドロールでは音楽はもちろん、音声が全く入っていない「無音声」の状態で流れる。これはとても重くシリアスなこの映画における演出のひとつである。
公開
日本

日本では、恵比寿ガーデンシネマで2005年12月10日より公開・全国でも順次公開された。

公開日:2005年12月10日

DVD発売日:2006年6月23日

配給・提供:ビターズ・エンド

提供:スタイル・ジャム、博報堂DYメディアパートナーズ

DVD販売:ハピネット・ピクチャーズ

日本語字幕:寺尾次郎

外部リンク

公式ウェブサイト(日本語)

ある子供 - allcinema

ある子供 - KINENOTE

L'Enfant - IMDb(英語)

L'Enfant - AlloCine(フランス語)










トロント映画批評家協会賞 外国語映画賞
2000年代

シティ・オブ・ゴッド(2003)

HERO(2004)

世界(2005)

ある子供(2006)

4ヶ月、3週と2日(2007)

ぼくのエリ 200歳の少女(2008)

白いリボン(2009)

2010年代

ブンミおじさんの森(2010)

ミステリーズ 運命のリスボン(2011)

愛、アムール(2012)

罪の手ざわり(2013)

フレンチアルプスで起きたこと(2014)

あの日のように抱きしめて(2015)

ありがとう、トニ・エルドマン(2016)

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017)

バーニング(2018)

パラサイト 半地下の家族(2019)

2020年代

バクラウ 地図から消された村(2020)

ドライブ・マイ・カー(2021)

サントメール ある被告(2022)

枯れ葉(2023)










パルム・ドール受賞作品
1939?1960

大平原(1939)

もだえ(1946)

失われた週末(1946)

地球は赤くなる(1946)

逢びき(1946)

マリア・カンデラリア(1946)

下層都市(1946)

偉大な転換(1946)

田園交響楽(1946)

最後のチャンス(1946)

翼のない男たち(1946)

無防備都市(1946)

第三の男(1949)

令嬢ジュリー(1951)

ミラノの奇蹟(1951)

オーソン・ウェルズのオセロ(1952)

2ペンスの希望(1952)

恐怖の報酬(1953)

地獄門(1954)

マーティ(1955)

沈黙の世界(1956)

友情ある説得(1957)

戦争と貞操(1958)

黒いオルフェ(1959)

甘い生活(1960)

1961?1980

かくも長き不在(1961)

ビリディアナ(1961)


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:21 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef