あの日のように抱きしめて
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あの日のように抱きしめて
Phoenix
監督
クリスティアン・ペツォールト
脚本クリスティアン・ペツォールト
ハルン・ファロッキ
原作ユベール・モンテイエ
『帰らざる肉体(フランス語版)』
製作フロリアン・コールナー・フォン・グストルフ
ミヒャエル・ヴェバー
製作総指揮ヤチェック・ガチェコフスキ
ピオットル・シュトエレキ
出演者ニーナ・ホス
ロナルト・ツェアフェルト
ニーナ・クンツェンドルフ(ドイツ語版)
音楽シュテファン・ヴィル(ドイツ語版)
撮影ハンス・フロム(ドイツ語版)
編集ベッティナ・ボーラー(ドイツ語版)
製作会社Schramm Film Koerner & Weber
Bayerischer Rundfunk (BR)
Westdeutscher Rundfunk (WDR)
配給 Piffl Medien
アルバトロス・フィルム
公開 2014年9月25日
2015年8月15日
上映時間98分
製作国 ドイツ
言語ドイツ語
興行収入 $704,818[1]
$809,167[1]
$3,184,472[1]
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『あの日のように抱きしめて』(あのひのようにだきしめて、Phoenix)は2014年ドイツドラマ映画。原作はユベール・モンテイエの1961年の小説『帰らざる肉体(フランス語版)』。監督はクリスティアン・ペツォールト、出演はニーナ・ホスロナルト・ツェアフェルトなど。第二次世界大戦終戦後のベルリンを舞台に、強制収容所から生還した元歌手のユダヤ人女性と、容貌の変わった彼女に気付かない夫の関係を描いた心理サスペンス映画

東ベルリンから来た女』(2012年)のスタッフと主演2人が再結集した作品である。
ストーリー

1945年6月、敗戦直後のドイツ・ベルリンに元歌手のユダヤ人女性ネリーが強制収容所から奇跡的に生還する。顔に深い傷を負った彼女は、親友の弁護士レネの助けで顔面修復手術を受ける。傷の癒えたネリーは愛する夫ジョニーとの再会を果たすが、彼女が死んだと頑なに信じているジョニーは彼女を妻によく似た別人と思い込み、彼女の一族の遺産を手に入れるために妻になりすましてほしいと頼む。激しいショックを受けたものの、ジョニーとの再会のみを心の支えに収容所で必死に生き抜いて来た彼女は、ジョニーの提案を受け入れ、ジョニーと共同生活を始める。元の顔を失い、自分自身をも失っていた彼女はジョニーの言うままに昔のネリーを演じる中で本来の自分を取り戻せたような気持ちになっていく。一方、ジョニーが保身のためにネリーをナチスに売り、彼女の逮捕直前に離婚までしていた事実を知るレネは、ネリーにジョニーは裏切り者なので縁を切れと言う。ネリーも疑念を抱くものの、事情があったのだと思い、ジョニーの言うがままに妻を演じ続ける。そんなある日、レネが自殺する。レネの遺書には、ジョニーが一方的にネリーと離婚していたことを示す書類が同封されていた。

ジョニーは昔のネリーを知る友人たちとネリーとの「再会」の場を設ける。「ネリー」として受け入れられた彼女は、友人らの前でジョニーとの思い出の曲「スピーク・ロウ」を歌いたいとして、ジョニーにピアノ伴奏を頼む。動揺しながらもピアノを弾き始めたジョニーは、ネリーの歌声と腕に刻まれた囚人番号でようやく彼女が妻本人であることに気づく。伴奏の手を止め、呆然とするジョニーを無視してネリーは歌い続ける。そして、ジョニーを残してその場を去っていく。
キャスト

ネリー:
ニーナ・ホス - 元歌手のユダヤ人女性。

ジョニー: ロナルト・ツェアフェルト - ネリーの夫でピアノ弾き。

レネ: ニーナ・クンツェンドルフ(ドイツ語版) - ネリーの親友の弁護士。


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