あっちこっち
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この項目では、異識の漫画作品、およびそれを原作とするテレビアニメについて説明しています。朝日放送(ABCテレビ)で放送されたコントバラエティ番組については「あっちこっち丁稚」をご覧ください。
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あっちこっち
PLACE TO PLACE


ジャンル4コマ漫画ラブコメディ学園
漫画
作者異識
出版社芳文社
掲載誌まんがタイムきらら
レーベルまんがタイムKRコミックス
発表号2006年10月号 -
巻数既刊9巻(2022年10月現在)
アニメ
原作異識
監督追崎史敏
シリーズ構成天河信彦
脚本天河信彦
キャラクターデザイン渡辺敦子
音楽横山克
アニメーション制作AIC
製作あっちこっち製作委員会、TBSテレビ
放送局TBSテレビほか
放送期間2012年4月 - 6月
話数全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ
アニメ版に登場する猫毛海岸駅のモデルとなった稲毛海岸駅

『あっちこっち』は、異識による日本4コマ漫画作品。『まんがタイムきらら』(芳文社)2006年10月号から12月号の3か月連続の読みきりの後に連載開始となった。タイトルの英語表記は「PLACE TO PLACE」。

『まんがタイムきらら』2012年1月号でテレビアニメ化が発表され、同年4月から6月までTBS系にて放送された。
概要

千葉県のとある高等学校「県立猫毛高等学校」を舞台にツンデレ少女・つみきと朴念仁の伊御を中心として繰り広げられるラブコメディである。つみきと伊御の微妙な距離感に見ている方が恥ずかしくなり、つい2人にちょっかいを出してしまうという周囲の人間の反応は、そのまま読者の代弁でもある。1巻の帯には「読んだらゴロゴロすること間違いなし」と書かれている。

つみきは伊御を強く意識しているが、素直に甘えることができずにいる。つみきの気持ちを知ってか知らずか、伊御はつみきに優しく接しているが、はっきり恋人と言える仲までは届かない。そんな2人を周囲の友人達は、後押ししたり混ぜっ返したり鼻血を噴いたりと賑やかに見守っている。

@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}作中では過去のアニメ[注 1]やゲーム[注 2]2ちゃんねる用語、ニコニコ動画で流行った動画[注 3]東方Projectのキャラクターのセリフなどが登場する[注 4]。[要出典]
登場人物

※担当声優は、ドラマCD版 / TVアニメ版の順。1つだけの場合はTVアニメ版のものとする。

登場人物のほとんど(主に猫毛高校の生徒)は、妙に人間離れした身体能力を持っているものが多い。
音無 伊御(おとなし いお)
声 - 櫻井孝宏 / 岡本信彦本作の主人公。朴念仁な三白眼眼鏡男子。誕生日は10月15日。マイペースな性格だが、女性には相手を問わず紳士的。黒みがかったショートヘアで、触覚毛は感情によって動く。つみきのことはとても大事にしており、明らかに他の女性とは違う扱いをしているが、恋人として認識している風ではない。2人の仲について悩む様子を見せないため、ポーズなのか、天然の域に達した鈍感なのか、判断が付きにくい。しかしコミックス3巻では彼女に恋心を抱くようになる(ただし本人は恋心とは分かっておらず、唯一その感情を見た榊は本人が分かるまで黙っていることにした)。ポジション的には周囲の非常識な言動や行動に対するツッコミ役だが、時折とんでもなくロマンティックな言動をさらりと行うこともある。それらは主に無自覚で行われ、その際は主につみきと姫をKOすることが多いが、榊などに促されて自発的にそういった発言を行う時にはさらに周囲の女子達をもまとめてKOするほどの威力を発揮する。昼は購買派で、焼きそばパンなどを好み、購買の人気メニューなどが関わると、触角毛が動き、珍しく本気になる。特技はペン回しだが、ペン以外でも手にした小物はだいたい回す(バスケットボール、鉄ベラ、割り箸花火ドライバーサイコロなど)。その技術は常人の域をやや超えており、「箸を持たせると高速回転させてあらゆる攻撃を跳ね返す鉄壁の防御力を発揮する(アニメ3話では割り箸を3本同時に回していた。)」「串を投げて川を泳ぐ魚を仕留める」「爪楊枝を投げて蚊を狙い打つ」など。身体能力も非常に優れているようで、購買の焼きそばパンが50円になった際など、急いで購買へ向かう際に2階から飛び降りて見せた。手先が器用で料理(両親が仕事でいないことが多いため自主的に身に着けた)の他、手編みのマフラー帽子あみぐるみを作ったりと女の子顔負け。UFOキャッチャーも得意で部屋に大量のぬいぐるみがある。音楽ゲームであるbeatmania IIDXの楽曲「冥」や「卑弥呼」のANOTHER譜面(つまり最難度)を片手でフルコンボするというとてつもない腕前を持っている[注 5](現実には片手どころか両手でのフルコンボ者が数人という譜面である)。縁日型抜きでは何も描かれていない型から画鋲を使わず指一本から放つ衝撃を調整し、ギターを持った平沢唯を完成させた(原作では三千円、アニメでは1万ポイントの出来だった)。動物に好かれやすく、特にネコを呼び寄せる能力を持つが、頭の上には必ず黒猫が乗る。金魚すくいではポイを破って火の輪くぐりのごとく金魚が大量に入ってきたうえ、榊がすくった金魚まで呼び寄せた。姫や榊と一緒に「ハチポチ」でバイトしている。寒さ・ホラー系統は苦手(スケートの時に死んだような目で見る、ホラーの回に「見た後に(ゴミ箱付近に)アレがいそう」と言うなど)。チョコレート単体は食べられないが、チョコ菓子なら食べられる。華奢な見た目からキクヱに「イオ君なら女子の中に紛れてても解らない」と遠まわしに「男の娘が似合いそう」と言われたことがある(しかも『紛れてても解らない』ことはクラスメイトに納得された)。演劇時の役は「王子」(ただし、クラスメイトからはシンデレラ役も見てみたかったと言われている)。
御庭 つみき(みにわ つみき)
声 - 斎藤千和 / 大久保瑠美本作のヒロイン。伊御のことが好きなツンデレ少女。誕生日は1月11日。猫っぽい性格として描かれており、たまにネコミミの生えたデフォルメで描かれることもあり、稀に尻尾も描かれる。左利き。友人達より頭一つ分低いちびっこで、ジト目(たまに猫目なることもある)にヘの字口。腰の下まである青のロングヘアで、上向きに一本くるりと巻いたアホ毛が特徴。五人の中では基本的に伊御と同じツッコミ役のポジションだが、榊や真宵のノリに同調することもあり、中には自らアイデアを提供したこともある。緊張している時は発言を噛むことがあり、幼児言葉のようになる。基本的に無愛想だが伊御に優しくされると嬉しがるが、ツンデレなので自分から甘えに行くことはできない。しかし、伊御が他の女の子にやさしくすると、途端に機嫌が悪くなり、しまいにはその女子に食いつく。また、気分を逆撫でされると相手が伊御でも遠慮なく噛み付く(というか主に伊御が噛み付かれている)。また、真宵と榊のことは嫌っているわけではないが、彼らのトラブルメーカー振りには若干面倒臭がっている。高い戦闘能力の持ち主で伊御絡みであると更に倍増し、また強大な猫のオーラを醸し出すこともある。微炭酸で酔ってしまい、強制的にデレ(?)状態になる[注 6]ツンネコという新しいジャンルを確立しつつある。伊御にかわいがられたり、彼からのロマンティックな言動を受けたりして、姫と同じリアクションをすることもしばしば。不機嫌な時は「つーん」、激昂すると「ふかーっ!」、「何よ」を「あによ」と言う。また、姫ほどではないが伊御のことになると鼻血が出てしまうこともある。その他、成績は学年トップクラスで料理も上手など、表に出ることは少ないが全般的に能力が高い(ただし、勉強などを人に教えるのは苦手な模様)。演劇時の役は「シンデレラ」(劇中ではにゃんデレラと呼ばれることも)。
春野 姫(はるの ひめ)
声 - 中原麻衣 / 福原香織本作で1、2を争うドジっ娘。誕生日は5月12日。誰にでも穏やかで優しい性格[注 7](榊曰く「成分の半分以上がやさしさでできてる」)で、登場する女性メンバーの中で特におしとやかな感じの常識人。天然な発言を多く使い、「はい」を「はひ」と言う傾向がある。髪は栗色のショートボブヘアで左右に結ってある黒のリボン(アニメでは紺色)が特徴。他人の恋愛模様に感情移入しやすい性格なのか、つみきと伊御の間にラブコメシーンが展開されるたび、ラブで萌えな空気に当てられ鼻血を噴くことが多い(単行本で一ページに一回二回の割合)。一同の中では押しが弱い方で、頻繁にパニックになる。また、気弱さから真宵や榊にからかわれることも多々あり、特に真宵が熊の着ぐるみを着たときはトラウマになるほど追い回された。主要メンバーの中では最も身体能力や反射神経が低く、先生から用事を押し付けられないために発せられた、伊御の「散れ!」にクラスの中で唯一反応できなかったり、校内ゲーム大会では「(皆さんの中では)お荷物」と落ち込んでいたが、貸し別荘でのバーベキューで満腹になった姫を真宵がからかったため、憤慨して非常に速い張り手を喰らわせ吹っ飛ばしたことがある(場に居合わせた、張り手を喰らった真宵はもちろん、高い動体視力と身体能力を持った伊御、つみき、榊も唸ったほど)。また、昔から田舎(どこかは不明)に行ってやっていたというスケートは得意。伊御や榊と一緒に「ハチポチ」でバイトしている。また機械類は苦手な様子(テレビの録画予約が出来ないなど)。演劇時の役は「姉先輩」(シンデレラで言う所の意地悪な姉。普段見られそうにないからという理由で票が集まったが、実際はいつも通りだった)。
片瀬 真宵(かたせ まよい)[注 8]
声 - 植田佳奈 / 生天目仁美科学技術に長けた少女。誕生日は9月10日。面白さを追求する自身の性格からか若干暴走気味な、トラブルメーカーその1。バレンタインデーチョコの中にカエルの肉を入れたことがある(榊曰く「キモチョコ」)。制服の上を着たのは入学前のサイズ合わせのときだけで、普段は白衣を常用している。そのため、学園祭で白衣を却下されて白衣を脱いだ時は、クラスメイトに通報されかけた。私服ではあまり白衣を着ていない。また、白衣は季節により厚手と薄手に変えている[注 9]。髪はオレンジのボブカットでお団子二つ(その上にカバーをつけており、短い時など中身が小さい時にカバーを外すとガッカリされるらしい[2])、目が前髪で隠れている(素顔は不明)。語尾に「?じゃ(よ)」というのがよくつき、「フェッフェッフェッ」と笑う。また会話のところどころに「にゃ」(もしくは「にゃん」)などと付くことがある。よくつみきをからかっては手痛い反撃を受け、毎回痛い目に遭っているにもかかわらず、またからかってしまうことが多く、その上つみきが自分にツッこまないことを不満に思う、つみきに「はたき」で叩かれて悦ぶなど等マゾヒストではないかという(例:伊御や佳奈に「マゾイさん」と言われるなど)疑惑をかけられている。自身のバストサイズが増えたことを男子がいる前でも平然と言うなど大胆、だが意外にも中身は女の子。主要メンバーのうち、唯一料理ができない。メインの女子3人組では最もスタイルが良く、そのことでつみきや姫に僻まれることが多々ある。また、作中では照れた時の鼻血を1度も出していない[注 10]。彼女の作る発明は彼女をよく知る友人ですら驚くギミックが搭載されている。雪合戦で雪玉を自動生成するマシン(声 - 高橋伸也)をはじめ、缶蹴り大会では校舎の床に空き缶を格納するシステムを仕込み、学園祭のクレープ屋台では怪しげなハイテク機材[注 11]を惜しげもなく導入する、顔の部分がパーカー状になっている熊の着ぐるみにはフェイスカバーを取り付け、それを閉じたときに見た目は完全に熊に見えるようにする(姫と榊にある種のトラウマができるほどの完成度)など枚挙に暇がない。伊御と榊のために用意していた学園祭用(暫定)の衣装がなぜかホスト系衣装であった(伊御は黒・白、榊は白・赤)。そのため、外見の刺激が強すぎたのか姫とつみきの2人は鼻血を出して卒倒した。登場するキャラクターの中で唯一男子に下着を見られている[注 12]。原作との相違点としてアニメのみ彼女の口が常時「ω」になっている。演劇時の役は「魔女」(この演劇中でもトラブルメーカー)。
戌井 榊(いぬい さかき)
声 - 保志総一朗 / 浅沼晋太郎伊御の男友達で幼馴染。誕生日は4月14日。5人グループでは1人だけクラスが違う。トラブルメーカーその2。よく真宵と組んでつみきと伊御を冷やかす。鼻血は噴かないが、運が悪いためよく出血する。よく全く関係ない所にいるにもかかわらずボケの被害に遭う。髪は明るい黄土色のショートヘア。ここ2年ほど初詣での願い事は「伊御がうなじ好きになりますように」(翌年では神様が叶えられないなら自分が叶えると宣言)。自宅がケーキ屋であり、伊御や姫と共にバイトしている。料理が得意。手先が器用で、よく伊御とジェンガ対決をするがありえない角度と高さになる。伊御同様身体能力が非常に優れており、購買に向かう際に一緒に2階から飛び降りて見せたり、缶蹴り大会の際は咲と共に重力を無視した動きをする。前述のキモチョコを作った真宵への復讐に豚足入りマシュマロを考案したことがあり、次のホワイトデーで本当に作ってしまった。自分宛のラブレターを伊御から受け取ったり、逆に伊御宛のラブレターの配達を断ったりしているが、彼女はいない模様。演劇時の役は「隣国王子」(王子の友人で舞踏会を企画しようとした。が、王子の正論で説き伏せられ祭りにダンスパーティーを組み込むという形で妥協した)。
桜川 キクヱ(さくらがわ キクヱ)
声 - かないみか / 岩男潤子伊御達の担任で姫に負けず劣らずなドジっ娘2号。銀髪と黒(アニメでは紫)のウェーブのかかったボブカットが特徴。彼女の教える授業は分かりやすいため生徒たちから慕われているが、運動全般が苦手で、大掃除の時にも「運動は苦手」と言っている。性格占いでは天然王とでた。「ですの」が口癖。みいことは友人関係で、伊御と榊とはみいこ経由で以前から知り合いだった。チョークを投げるとなぜかカーブする。演劇時の役は「チーフ先輩」(シンデレラで言う所の継母。ツンデレ的発言が多い)。
戌井 みいこ(いぬい みいこ)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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