この項目では、千葉県千葉市のバス事業者について説明しています。東京都新宿区のタクシー事業者については「飛鳥交通」をご覧ください。
あすか交通株式会社
Aska Bus Co., Ltd.
種類株式会社
市場情報非上場
略称ASKA
本社所在地 日本
〒261-0001
千葉県千葉市美浜区幸町2-19-46
設立1974年12月(有限会社団地交通)
業種陸運業
法人番号7040001012587
あすか交通株式会社(あすかこうつう)は、ビィー・トランセホールディングス傘下の千葉市美浜区に本社を置くバス事業者である。同区幸町団地周辺における乗合バス事業のほか、「ASKA」の愛称で貸切バス事業も営む。 1969年に入居が始まった千葉幸町団地は、路線バスの運行ルートが悪く、バス停の遠い住民を中心に西千葉駅からのタクシーに頼らざるを得ない状況となっていた。 しかし、違法な相乗りが問題となっていたため、合法的なスキームとして、1974年に幸町団地自治会との時間貸し契約による10人乗りワゴン車の乗合タクシーが運行されることとなり、その目的で設立されたのが当社である。まもなく、この乗合タクシーは輸送量が不足したため、29人乗りの中型貸切バスに切り替えられた。 1980年代までは順調に旅客数を伸ばしたが、JR東日本京葉線の開通や団地の高齢化に伴い、平成に入ると利用者数が減少に転じ始めたため、企業送迎バスや観光バス事業との組み合わせによる経営効率化策がとられるようになった。現在の社名につながる「ASKA」ブランドは、1995年に制定されたものである。 1999年には、JR稲毛駅・千葉駅北口への乗り入れを開始するとともに、一般乗合旅客自動車の免許を取得。次第に快速停車駅である稲毛駅発着便の利用者が増えていった。 近年の事業展開としては、2008年に開業した千葉?外房線エリアの深夜急行バス、2012年に開業した日中高速バスの銀座・東京駅?幕張ベイエリア線がある。 また、2011年には木更津市清川に木更津営業所を開設し、アクアライン経由でかずさアカデミアパーク内の企業輸送を開始した。しかし、2012年にグループの平和交通が開設した「THEアクセス成田」の利用者数が増加すると、木更津営業所を閉鎖し、車両を転用する形で2013年4月から同路線に参入した。 稲毛線は、総武線の快速停車駅である稲毛駅西口から幸町団地を循環する路線である。団地の西部を循環する「公民館経由」と、全体を循環する「8街区経由」があったが、2019年11月1日より、前者が廃止され、新たに急行系統が新設された。 8街区経由は、現在あすか交通の主力路線となっており、最も本数が多い。 いずれもの路線とも、16街区止まり、幸町中央止まりなどの折り返し便もある。 千葉線は、千葉駅北口ロータリーの整備に伴って運行を開始した路線である。 2014年4月1日から千葉駅西口に発着に変更されている。 稲毛海岸線は、稲毛海岸駅から幕張ベイタウンを循環する路線である。駅前にある商業施設のマリンピアへの買い物利用を想定している。平日のみ運行。1乗車100円で利用できる特殊回数券(マリンピアお買い物回数券)を10枚綴り1000円で販売している。
沿革
年表団地交通バス
1974年(昭和49年)12月:有限会社団地交通として設立。西千葉線(国鉄西千葉駅 - 幸町団地間)開業。
1975年(昭和50年)4月: 貸切免許取得。運行車種をジャンボタクシーからマイクロバスに変更。
1995年(平成7年): 一般貸免許を取得、貸切バス事業に参入。
1999年(平成11年): 一般乗合免許を取得。
2001年(平成13年): 第2種旅行業登録。
2002年(平成14年): 現在の社屋に移転。
2006年(平成18年)5月1日[1]: 会社法の施行と有限会社法の廃止に伴う経過措置により、特例有限会社たる株式会社となる[2]。
2008年(平成20年)3月1日: 通常の株式会社に移行[2]、社名を「あすか交通株式会社」に変更[3]。
2008年(平成20年)3月1日: PASMOを導入。
2011年(平成23年)6月: 木更津営業所開設。
2013年(平成25年)4月頃: 木更津営業所閉鎖。
現行路線
稲毛線稲毛線
稲毛駅→幸町団地→8街区入口→幸町中央→16街区→稲毛駅
稲毛駅→(急行)→8街区入口→幸町中央→16街区→稲毛駅
千葉線
千葉駅西口 - ガーデンタウン - 8街区入口 - 幸町中央
稲毛海岸線
稲毛海岸駅→真砂4丁目→幕張ベイタウン(パティオス5・8番街→海浜打瀬小学校→ミラリオ)→真砂4丁目→稲毛海岸駅
深夜急行バス・高速バス
深夜急行バス
海浜幕張駅→千葉そごう(センシティ)→千葉駅→蘇我駅→鎌取駅南口→誉田駅前→土気駅→大網駅入口→山田インター入口