この項目では、日本の食品会社について説明しています。「アジカン」の略称を持つロックバンドについては「ASIAN KUNG-FU GENERATION」をご覧ください。
株式会社あじかん
Ahjikan Co., Ltd.種類株式会社
市場情報東証スタンダード 2907
株式会社あじかんは、卵焼き、干瓢・椎茸、かまぼこ、冷凍食品、焙煎ごぼう茶などの製造販売を行う会社。 巻き寿司などに使う「味付かんぴょう」の大手。主力は業務用惣菜で、特に業務用卵焼き・冷凍オムレツなどの卵加工製品を主力とし、寿司だね・弁当・総菜用の加工食品などを製造販売している。一般消費者向けの製品としては、「焙煎ごぼう茶」など「ごぼう」関連製品に力を入れている。2023年にはごぼうからチョコレート風素材を開発した[2]。 広島を中心に西日本地域に基盤をもつが、東日本地域のシェア拡大も図っている。 2021年3月期の連結売上構成は玉子焼類29%、味付けかんぴょうしいたけ類7%、蒲鉾類5%、ごぼう茶関連製品10、自社企画ブランド品271%、冷凍・冷蔵食品924%などとなっている。 社名の「あじかん」には、仏教の修行法「阿字観」、味覚の追求を意味する「味観」、ひらがなの「あ」から始まり「ん」で終わる無限の可能性や創造性、という意味が込められているという[3]。
概要
社名の由来
沿革
1962年(昭和37年)10月 - 創業者足利政春の個人事業として卵焼き製造の「三栄製玉」を創業。
1965年(昭和40年)3月 - 株式会社三栄製玉を設立。
1970年(昭和45年)1月 - 武田製玉を合併し、株式会社広島製玉に改称。
1978年(昭和53年)
2月 - 福山三栄製玉を合併。
3月 - 株式会社あじかんに改称。本社広島工場を現在地に新築移転。
7月 - 株式会社あじかん(愛媛県松山市の別法人)、株式会社三栄食品販売、株式会社サンエー食品を合併。
1982年(昭和57年)- 鳥栖工場を開設し、九州地区に進出。
1990年(平成2年)12月 - 広島証券取引所に上場。
1991年(平成3年)- 守谷工場を開設し、東日本地域へ進出。
1992年(平成4年)4月 - 株式会社東京あじかんを合併。
1996年(平成8年)12月 - 大阪証券取引所第2部に上場。
1998年(平成10年)- 静岡工場を開設。
2000年(平成12年)3月 - 広島証券取引所の廃止に伴い、東京証券取引所第2部に上場。
2010年(平成22年)- 焙煎ごぼう茶通信販売開始。
2012年(平成24年)- 焙煎ごぼう茶市販品の販売開始。創業50周年。
2017年(平成29年)- つくば工場を開設。
工場等
広島工場(広島市西区)
鳥栖工場(佐賀県鳥栖市)
守谷工場(茨城県守谷市)
静岡工場(静岡県島田市)
つくば工場(茨城県牛久市)
開発本部(広島市西区)
関係会社
連結子会社
山東安吉丸食品有限公司(中華人民共和国山東省青州市)(干瓢の加工)
株式会社井口産交(広島市佐伯区)(フローズン(冷凍)チルド(冷蔵)食品の幹線輸送便、チャーター便、スポット便の輸送業務、倉庫内作業業務受託)
株式会社あじかんアグリファーム(広島市西区)(農産物の生産・販売および加工業務等)
味堪(広州)餐飲管理有限公司(中華人民共和国広東省広州市)(酒類、食品の輸出入および卸売)
関連会社
愛康食品青島有限公司(中華人民共和国山東省?西市)(寿司用食材・惣菜類等の製造販売)
脚注^ ⇒[1]出典:株式会社あじかん公式サイトのコーポレートガバナンスより。
^ ゴボウ使ってチョコ風味の素材 あじかんが開発
^ 出典:株式会社あじかん公式サイトの記述による。