あさのあつこ
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浅野温子」とは別人です。

あさの あつこ
ペンネームあさの あつこ
誕生本名 浅野 敦子[1]
(1954-09-14) 1954年9月14日(69歳)
日本
岡山県旧・英田郡美作町湯郷(現・美作市
職業小説家
児童文学時代小説作家
最終学歴青山学院大学文学部
活動期間1991年 -
ジャンル児童文学時代小説
代表作『バッテリー
主な受賞歴野間児童文芸賞
日本児童文学者協会賞
小学館児童出版文化賞
デビュー作『ほたる館物語』
影響を受けたもの

アーサー・コナン・ドイル藤沢周平

ウィキポータル 文学
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あさの あつこ(本名・浅野 敦子[1]1954年9月14日 - )は、日本小説家児童文学作家。小説『バッテリー』(1996年 - 2005年)はのべ1000万部を超えるベストセラーを記録したほか、野間児童文芸賞日本児童文学者協会賞などを受賞。日本児童文学者協会会員。

10代の少年少女が悩み、成長する姿を描く作品に定評があり、幅広い年齢層に支持される。中学野球が舞台の『バッテリー』のほか、『NO.6』(2003年 - 2011年)『ガールズ・ブルー』(2003年 - 2008年)など多数の人気シリーズがある。
経歴

岡山県英田郡美作町(現:美作市湯郷出身。父は税理士、母は高校教師[2]。幼児から小学生まで、旧旅館経営で食堂をしていた母方の祖母に姉弟3人ともに世話され[3]、山川で遊ぶ[4]。祖母の食堂を手伝い、温泉街のさまざまの人と触れ合う[2]。図書館もないところだったが、祖母に漫画を貸本屋で借りてもらい読んだことがきっかけで漫画ファンとなり、すぐに自分で小遣いをつぎ込み借りる。漫画雑誌も買うようになる。漫画家を志望するが、絵の才能がなく12歳で諦める[5]

学校の図書室には本があまりなく、司書もいなかった。家には岩波書店少年少女文学全集があったが未読[5]、しかし他にもたくさんの本があったので、書物に触れることができた[6]。中学1年生のとき、「シャーロック・ホームズシリーズ」の『バスカヴィル家の犬』などを読んで小説の面白さを知る。次にアガサ・クリスティを読む。そしてエラリー・クイーンに没頭し全作品を読む。同時期にフィクション日記をつけ始める[4]。 中学2、3年生のころから誰にも言えないまま作家を志し、その気持ちは消えることなく続いた[3]

岡山県立林野高等学校[7] 在学中からなどを大学ノート2冊くらいに書く[8]。高校2年生で、初作で約30枚の習作『マグナード氏の妻』を書き上げ国語の授業の課題で提出し、先生に「お前の書く文章が好きだ」と言われ多くの感想を書いてくれた。初めて認められたと思い[9]、書きたい気持ちを大切にしたいと思った[2]。作家としてのきっかけを掴むため東京の青山学院大学文学部に進学[10]。学校教員ならまとまった休暇を執筆に当てられると思ってのことでもあった[8]

大学時代に児童文学サークルに入る。大学時代に自信作1篇の習作を書く[11]。卒業後、岡山市[12]小学校の臨時教師となるが、多忙で小説は書けず、さらに子どもたちと本気で向かい合うことが難しく、3年間で退職する[2][注釈 1]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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