あおざくら_防衛大学校物語
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あおざくら 防衛大学校物語
ジャンル
少年漫画学園漫画
漫画
作者二階堂ヒカル
出版社小学館
掲載誌週刊少年サンデー
レーベル少年サンデーコミックス
発表号2016年22・23合併号 -
発表期間2016年4月27日[1] -
巻数既刊32巻(2024年4月17日現在)
ドラマ
原作二階堂ヒカル
監督平林克理
脚本吉田恵里香宮本武史
音楽Yuria Miyazono
制作ダブ
製作「あおざくら 防衛大学校物語」
製作委員会、毎日放送
放送局毎日放送
放送期間2019年11月1日 - 11月29日
話数全5話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画テレビドラマ
ポータル漫画テレビドラマ

『あおざくら 防衛大学校物語』(あおざくら ぼうえいだいがっこうものがたり、AOZAKURA THE STORY OF NATIONAL DEFENSE ACADEMY)は、二階堂ヒカルによる日本漫画作品。『週刊少年サンデー』(小学館)にて、2016年22・23合併号から連載中[1]。2024年3月時点で累計部数は270万部を突破している[2]

神奈川県横須賀市にある自衛隊幹部自衛官を養成する「防衛大学校」を舞台とした作品[1]。本作を描くきっかけとなったのは、担当の「防大には知られざるすばらしい青春がある」という発言がきっかけで[3]、作者の二階堂は「それぞれ守りたいと思うものの為に、全力で取り組む前向きな折れない心を楽しく描けていけたらと思います」としている[4]

また、防大での生活上のルールが数多く登場するが、作中で描かれているものはその一部だという[5]。一部、現在の防衛大学校では廃止・変更されている規則なども描かれている。

2019年11月1日から11月29日まで毎日放送の「ドラマ特区」でテレビドラマが放送されていた[6]。なお、2020年にテレビドラマと同じ出演者で舞台化される予定[6]であったが、2019新型コロナウイルス感染拡大に伴い、公演中止となった。
あらすじ

高校3年生の近藤勇美は成績優秀だが、実家の定食屋が廃業するという経済的事情から、進路の選択を迫られる。そんなある日、入学金・学費が免除される上、毎月手当が出るという防衛大学校の存在を知り、同校への進学を志望する。
1学年 前期
高校を卒業して防大に着校した近藤は、対番を務めることになった松平容介や、それぞれ様々な目標を持つ沖田蒼司、原田忠、武井寅明といった仲間と出会い新たな生活の一歩を踏み出すが、入校式を終えると部屋長の坂木龍也やサブ部屋長の西脇鷹史をはじめ上級生たちの態度は激変し、厳しい指導が始まる。近藤らは坂木や西脇らの指導の下で日々の生活に追われるが、そんな中、原田はミスが重なる悪循環から脱柵未遂を起こし、沖田は要領の悪さのために上級生からたびたび叱責を受け、武井は服務事故によりヘルウィーク騒動を起こすなどの試練に直面する。近藤自身も身の回りのことを卒なくこなしつつ仲間を助ける一方で、夏季定期訓練の水泳・遠泳訓練の際にはカナヅチゆえに困難な状況に直面するが、坂木部屋長の妹・岡上乙女の協力により乗り切るなど、苦しみながらも成長を続けていく。
1学年 中期
その後近藤は、中期より坂木からの推薦により「小付[注 1]」に任命される。同時に中期のルームメイトとなった土方俊明と、性格や仲間に対する考えの違いから対立を深めていくが、秋季定期訓練やコント大会、開校記念祭を通じて、それまで独り善がり・弱者切り捨てであった土方の性格に変化が訪れ始める。そして開校記念祭の棒倒しの決勝では、近藤と土方の機転による共闘がきっかけで、第1大隊が優勝することになった。開校記念祭の後、坂木の先輩である千葉周一が教官として赴任してくる。一方の近藤は乙女との関係進展に期待したことで挙動不審となり内恋疑惑騒ぎを起こす失態をしてしまい、さらにクリスマスダンスパーティーで近藤に誘われて参加していた幼馴染の松井常代にキスされたことで気が緩んでしまうが、土方に叱責されたことでようやく自身の愚かさを自覚し、無事中期を終えている。
1学年 後期
後期に入り、近藤は同部屋となった山並啓助からのフォローを受けつつ、同期たちと共に最大限に厳しくなった学生生活を過ごすこととなる。しかし後期終了直前になって、近藤はそれまで志望していた航空要員ではなく、海上要員に配属される。更に卒業を間近に控えた坂木も、事故で重傷を負ってしまうが、近藤のために出席を強行、無事に卒業し、近藤に別れを告げた。
2学年 前期
2学年に進級した近藤は、近藤に憧れている新1学年、小島シカオの対番を務めることになった。同時に近藤達は、防大生の登竜門であるカッター競技会に向けての本格的な訓練を始める。その後、土方によるスパルタ式の指導方針が原因となり、一時は中隊内で亀裂が生じるも、卒業生の大久保俊通の助け舟もあり、競技会は近藤達の中隊が優勝することになった。GW明けには、坂木が訓練課付の教官として、防大に舞い戻ってきた。その後も近藤は、校友会での銃の折損事故を乗り越え、「一意奮闘」を目標に奮闘していく。そんな中、夏季定期訓練を、同じ海上要員で近藤に興味を持つ伊東天志らと共に乗り越え、前期を終えることになった。
2学年 中期
2学年中期に入った近藤は、儀仗隊の練習中に手指を骨折してしまう。以降、仲間たちに支えられながらも、開校記念祭に向けてアカシア会や軍事歴史研究部、演劇祭、国防男子コンテストへの協力を要請されることになる。中期終盤で近藤は、千葉教官から海外留学を打診される。
2学年 後期
中期終了後に常代と正式に恋愛関係となった近藤は、小隊学生長付として2学年最後の防大生活に臨む。
登場人物

大半の登場人物の名前は、幕末の歴史上の人物(特に新選組に関わる者が多い)の名前をモデルとしており、出身地も名前のモデルとなった人物に準じている。

実際の防衛大学校では頭髪規則により1学年男子は短髪と定められているが、髪型が全員同じだとキャラクターの描き分けがしづらいため、あえて規則を無視して描かれている[7]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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