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ああ探偵事務所
ジャンルバカミス
漫画:ああ探偵事務所
作者関崎俊三
出版社白泉社
掲載誌ヤングアニマル
レーベルジェッツコミックス
発表期間2002年No.1 - 2008年No.7
巻数全15巻
話数118話+読み切り1話
ドラマ:ああ探偵事務所
原作関崎俊三
制作テレビ朝日、MMJ
放送局テレビ朝日
放送期間2004年7月2日 - 2004年9月17日
話数全11話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル漫画
『ああ探偵事務所』(ああたんていじむしょ)は、関崎俊三による日本の漫画、それを原作としたテレビドラマ、ならびに劇中に登場する架空の探偵事務所。
『ヤングアニマル』(白泉社)にて2002年から2008年まで連載された作品。単発の読み切りとして2000年にCase.0が掲載され、その2年後にCase.1から連載開始となった。単行本については白泉社から全15巻(ジェッツ・コミックス)が刊行されている。 基本は妻木を中心にした「探偵もの」。ただし破天荒なキャラのコメディ、助手の井上涼子とのラブコメ、事件に関わる人々との人情ドラマなどの要素が複合されている。 本作品の特徴のひとつに、漫画『名探偵コナン』の主人公にして少年探偵である江戸川コナンのタイプとは異なり、あくまでも同作品の元刑事にして探偵である毛利小五郎と同様、依頼人の方から案件が持ち込まれる職業探偵が主人公であることが挙げられる。小説『シャーロック・ホームズ』の現代日本版ともいえるが、わずかな手がかりから華麗に真相を披露することはあまりなく、不必要に周囲の人々を巻き込んだり、違法行為で強引に情報や物的証拠を得たりと、泥臭い展開の末にどうにか解決に至ることが多い[注 1]。 妻木が仕事を行う際の手段の例として、 などがある。 一方、探偵の仕事のほとんどが地道な聞き込み調査であることや、警察との確執なども言及されている。
作品概要
警官殺しの犯人をおびき出すため、殺された警官の名を騙って騒動を起こす。
意味不明な暗号文を解読するため、犯人の部屋に忍び込んでヒントを探す。
登場人物
主要人物
.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}妻木(つまき)
本作の主人公。私立探偵であり、「ああ探偵事務所」代表。常に左眼が前髪で隠れている独特のヘアスタイルが特徴[注 2]。シャーロック・ホームズに強い憧れを抱いており、初対面の相手に対して何かにつけて推理を始める推理ノイローゼだが、これについては当たったためしが無い。 変装(というより仮装の域)、掃除、卓球が趣味。卓球の腕前は金槌市の卓球大会で優勝するほどだが、始めたキッカケは探偵業の依頼が来ないための暇潰しである。暴力団組員2人を相手にしても負けないほど格闘も強く、劇中では飛び膝蹴りの使用が目立つが、ここぞという場面では投げ技で片をつける場合が多い。また20人もの同業者と飲み明かしても潰れないほど酒にも強い。物腰は柔らかく、依頼に誠実で正義感あふれる良心的な探偵だが、同時に財力や権力を笠に着る人間(特に警察)を何よりも嫌っている。推理力はさておき、抜群の行動力と人脈をフルに生かした周到な罠などで、難事件を強引に解決するが、本来なら警察に通報すべき場面でも、主に警察が心底大嫌いという理由から、自分の手柄を優先してしまおうとしがち[注 3]。そのため遵法精神には全く欠けており、依頼を果たすためとあれば、不法侵入を始めとする違法行為に手を染めることに躊躇を見せない危険人物でもある[注 4]。その点を度々常識人である助手の涼子に非難・指摘・罵倒されているが、手段を選ばないのは被害者への安全を最優先に動いているためであり、懲りる様子がない。主収入源であるべき探偵業の方はあまり繁盛していないためか、家賃滞納常習者の汚名を着せられており、滞納の都度バイト生活に明け暮れて家賃を払っている。実際には探偵業よりもこちらの方が収入としてははるかに安定しており、勤務態度も非常に真面目かつ何でも器用にこなす抜群の適応力からか、どの職場でも「正社員にならないか」と誘われるほどだが、私立探偵という職業とそのスタイルに非常な愛着を持っているため、それらの誘いは全て断っている。そのために(探偵業で)定収入と言う言葉には弱い。本業である探偵業は常時不景気とはいえ、親身な対応と誠実な仕事ぶりで、クライアントの満足度は非常に高く、事件解決から何年も経った後でも挨拶に訪れる人もいる。探偵になったきっかけは、小学4年生の時、図書館でホームズの本を見つけたこと。安定した職への誘いや、同業のスカウトまでも蹴って、不安定な私立探偵を続けている理由は、ひとえにホームズへの憧れによるものである。当然、筋金入りのシャーロキアンであり、ホームズの絵を踏むどころか物も置けない。また、ホームズに憧れて異常に精巧な自身のダミー人形を借金してまで作った。性格は奇矯だが、結構な美男子で意外とモテる。泉曰く「背が高くて、手が大きくて、声がきれいで、危険な香りがして、母性本能をくすぐる」「何より女性に誠実」。