あぁ愛しの番長さま
[Wikipedia|▼Menu]

あぁ愛しの番長さま
ジャンル
少女漫画
漫画
作者藤方まゆ
出版社白泉社
掲載誌LaLa DX
LaLa
レーベル花とゆめコミックス
発表号LaLa DX:
2005年11月号
2006年11月号
2017年7月号 - 2019年1月号
LaLa:
2006年4月号 - 2009年4月号
発表期間2005年 -
巻数既刊8巻(2018年12月5日現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル漫画

『あぁ愛しの番長さま』(あぁいとしのばんちょうさま)は、藤方まゆによる日本漫画作品。
概要

わけあって男子生徒しかいない高校に転入したばかりか、ひょんなことから番長に祭り上げられてしまった少女・平山そうかの、あまりに型破りな高校ライフを描く。白泉社の漫画雑誌『LaLa』およびその増刊誌『LaLa DX』、『LaLaスペシャル』にて2005年から2009年まで断続的に掲載された。『LaLaスペシャル』には番外編が掲載。『LaLa DX』2017年3月号に、8年ぶりに読み切りが掲載され[1]、『LaLa DX』2017年7月号より再び連載を開始し[2]、2019年1月号まで掲載。2019年3月号にて、藤方の体調不良による休載が告知された。
登場人物

一部の学校名や生徒名などは歴史上の人物から取られている。また各校の校章は、家紋を元にアレンジされたもの。
徳川工業高等学校

略称は「徳工(とっこう)」。神奈川統一していた有名な不良高校。全校生徒は851人。かつては女子生徒もいたが、状況に耐えられず、そうかが転校してきた月のはじめ(10月)に全員転校。このため現在女子生徒はそうか1人で、女尊男卑が激しい。建築科、機械科、電気科、化学科などがある。部活動は野球部、サッカー部、ラグビー部、陸上部など、意外と盛ん(というか部活にしか来ない子多数)。昔から武田大附属とはライバル関係で、なんやかんやで毎年10月末に合同体育祭を開いている(ちなみに正規の体育祭ではなく(両校とも体育祭は6月)、参加は有志であるため、堀田はただのケンカと思っている)。
平山聡花(ひらやま そうか)
4月22日生まれ、おうし座、AB型、身長156cm、体重42kg。化学科1年1組。作中では「そうか」表記(作者曰く「ひらがなで書くとかわいかったから」)だが、生徒手帳やフルネームを名乗る時は漢字表記となる。主人公。両親が離婚し、母ゆうこに引き取られた。経済的な理由と将来の就職を考え、私立校から工業高校に転校(ちなみに学校を選んだのはそうか本人)。普段は天然でおっとりしているが、いざという時の行動力は凄まじい。「うーぽん」といううさぎがお気に入りで、うーぽん集めが趣味。本屋でバイトをしている。当初は男子ばかりの環境に戸惑うが、何だかんだで転校してから毎日登校し、「これからも来るなら何かのために」という理由で、加藤から鉄板を鞄に仕込まれる。その鉄板入り鞄で、偶然番長の木戸を倒してしまい、「番長を倒した奴が次の番長」という掟に従って、次の番長となる。その後は「女に手は出せない」「かわいい」と、存在自体が最強であるため、番長の座は狙われていない。髪が長かったが、第2話で添島に「番長の座を譲れ」と言われても「添島が番長になったら大変なことになる」と思って黙っていた結果半分髪を切られ、「番長の座は渡さない」と決意表明で、もう半分を自分で切る。ちなみに話数が進む事に伸びている。加藤に好意を抱いている。お互いに告白はしていないものの、「バカップル」「夫婦」などと揶揄されるほど仲睦まじい。
加藤雄二(かとう ゆうじ)
4月4日生まれ、おひつじ座、A型、身長176cm、体重69kg。通称「雄ちゃん」。兄弟が多いせいか、保護者気質で世話焼きな性格。困ると固まる癖がある。無自覚な番長バカ筆頭。両親は他界しており、仕事をしている姉兄に代わって家事をしたり、弟妹の面倒を見ている。総勢12人家族で、9人兄弟の4番目(次男)。両親の事故の際に、消防士やレスキュー隊、救急隊などを見たことがきっかけで、将来は消防士を目指している。受験の際、武田大附属からスカウトが来ていたが、スポーツは好きではなく、家庭が特殊であるため近場の徳工がいいと断っている。しかし校長の信玄に妹を人質にされて誓約書を書かされ、合同体育祭だけ武田に協力することになる。すべての種目に出て一人勝ちし、そうかを守るために武田を勝利に導いていたが、最後のリレーでアンカーとして出場したそうかの涙を見て自分が何をしているのか疑問を持ち、足を止める。そんな様子を見た信玄がキレて椅子を投げて、そうかが怪我をしたことにより誓約書は無効とし、信玄をぶっ飛ばして徳工に戻ってくる。
前田未来(まえだ みらい)
しし座、O型、身長162cm。髪が赤く、派手好きで、学ラン(短ラン)の裏地はハート柄。原色を好んでいる。実はクォーター(母がハーフ)。実の父親を知らない。かつては「木村」という苗字で、「木村未来は嫌な奴」と語る。小5の時に母が離婚、新しい父と合わず、家に帰らなくなった結果不良となる。補導されて警察署にいた時に母親が亡くなったことを聞く。中2でレイチと知り合い、夏祭りのポスター作りを手伝ってほしいと彼に付きまとわれるようになる。レイチの姉の美術教師の「仲良くしてやってほしいと言った」という話を聞いてしまい、ポスターが口実であると誤解したが、レイチが本当にポスターのことしか考えていないことを知ると吹っ切れる。この頃からよく笑うようになり、現在のような性格に変わっていく。その後、母親の妹・前田ナンシーが見つかり、彼女に引き取られ、「前田未来」となる。ちなみに義母はかなりパンクで趣味が合う。
海老原怜一郎(えびはら れいいちろう)
うお座、B型、身長178cm。通称「レイチ」。美容院の息子で、未来の髪のカットとカラーをしている。姉が3人いる末っ子長男のため、時々女性語を使う。将来は美容関係に進みたいらしい。外見は王子様風だが、人と教科書を間違えるほどのアホ。
渡瀬駿(わたせ しゅん)
さそり座、B型、身長169cm。通称「シュンシュン」。左利き。加藤の幼なじみで、彼を「雄ちゃん」と呼んでいる。学ランの裏ボタンを星型にしているなど、意外とオシャレ。風呂の中でまで本を読むほどの読書家だが、話数が進むにつれ読んでいる本がおかしくなっている。赤いフレームが2コ、青いフレームが1コ、銀ブチが1コと合計4コのメガネを持っており、気分で使い分けている。小4の時の道徳でのバスケ時間にクラスメイトにキツい一言を言ったため、いじめられるようになる。気にしていない素振りをしていたが、内心では傷ついており、加藤から「友達」と言われたことで、1人が嫌だったことに気づく。後に加藤にバスケを教わり、1点差で勝つ。このためバスケが上手い。前述の一件があってから、加藤が大好きらしく、内心そうかをうざがっているが、実は駿もそうかに惹かれており、よくいじわるしているのは彼なりの愛情表現。そうかに対する想いはひた隠しにし、そうかと加藤を彼なりに応援している。
堀田仁(ほった ひとし)
年齢・誕生日・血液型すべて不明。身長は170cmちょっと。化学科1年1組の担任。元・徳工生で、発言がバイオレンス(元ヤンの名残説)。毎年夏になると若作りして出てくる、幽霊の祖母がいる。
土井(どい)
徳工の先生。堀田と同じく元・徳工生で同級生。現在も仲が良い。
木戸家康(きど いえやす)
身長198cm。元・番長の3年生。
添島茜(そえじま あかね)
おとめ座、B型、身長173cm。機械科2年で、2年のボス。番長の座を狙ってそうかをつけ回す。一度は加藤に殴られて気絶するも、再び立ち上がった際、そうかが投げた鉄板入り鞄が当たって完全に倒れた。
大河内拓海(おおこうち たくみ)
イベント事を仕切っている生徒会長。
松田政親(まつだ まさちか)
機械科1年。野球部エース。加藤とは小学校からの付き合い。小3の時は地元のサッカーチームのエースで、ケガをしたメンバーの助っ人として加藤が呼ばれてきた際、ハットトリックで試合を決められる。加藤がチームにエースとして誘われたことで自信喪失してサッカーを辞めた。その後は、柔道やテニスなど様々なスポーツをするが、助っ人にやってきた加藤が大会で優勝をかっさらい、そのたびに自信喪失して辞めている。球技大会で、化学科と機械科の決勝で野球での勝負になるが、野球部である松田から点を取れていなかったことにより、「やっぱり野球部は違う、野球がんばれよ」と加藤に言われ、「ひどいことをしたのに」と感動し、野球を続けることを決意。実は武田大附属に行きたかったらしい。
飯井直弼(いい なおすけ)
27歳。おとめ座、A型、身長172cm。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:30 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef