『∠TRIGGER』
ポルノグラフィティ の スタジオ・アルバム
リリース2010年3月24日
ジャンルJ-POP(ロック)
時間56分14秒
レーベルSME Records
チャート最高順位
週間1位(オリコン)
2010年3月度月間6位(オリコン)
2010年度上半期29位(オリコン)
2010年度年間64位(オリコン)
ゴールドディスク
ゴールド(日本レコード協会)
ポルノグラフィティ アルバム 年表
PORNO GRAFFITTI BEST ACE
PORNO GRAFFITTI BEST JOKER
(2008年)∠TRIGGER
(2010年)PANORAMA PORNO
(2012年)
『∠TRIGGER』収録のシングル
「今宵、月が見えずとも」
リリース: 2008年12月10日
「この胸を、愛を射よ」
リリース: 2009年9月9日
「アニマロッサ」
リリース: 2009年11月25日
「瞳の奥をのぞかせて」
リリース: 2010年2月10日
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『∠TRIGGER』(トリガー、「∠」は読まない)は、ポルノグラフィティの8作目のオリジナルアルバム。2010年3月24日にリリースされた。 ベスト・アルバム『PORNO GRAFFITTI BEST ACE』『PORNO GRAFFITTI BEST JOKER』から1年5か月ぶり、スタジオ・アルバムとしては『ポルノグラフィティ』以来2年7か月ぶりのアルバム。 ジャケット写真は表と裏にメンバーが写っていて加工がされている。バンド名が表(PORNO)、裏(GRAFFITTI)と続いている。アルバム名のTRIGGERが手書きだが、Eが「≡」になっている。 本作では、これまでアルバムでは全作品に作曲者としても参加していたak.hommaが作曲している楽曲がなく、全て作詞・作曲がメンバー自身(の組み合わせ)によるものとなっている。なお、収録トラック数は全13曲だが、トラック7はトラック8のイントロダクションであるため、メンバーおよび公式サイトでは全12曲として扱われている[1][2]。 初回生産限定盤は三方背スリーブケース仕様。また付属DVDには、シングル曲のビデオクリップやそのメイキング映像、ライブ映像などが収録された。 2010年4月5日付オリコン週間アルバムチャートで1位を獲得。『PORNO GRAFFITTI BEST ACE』に続いて2作連続(通算4度目)の同チャート首位獲得であり、オリジナルアルバムでの首位獲得では『THUMPχ』以来3作ぶり2度目となった。 全編曲:ak.homma、Porno Graffitti(一部除く) 表記はトラック番号/曲名/曲時間
概要
収録曲
CD
∠RECEIVER (4:29)
作詞:新藤晴一/作曲:岡野昭仁
制作当初からオープニングナンバーにふさわしいスケール感のあるものとして制作された[3]。仮タイトルは「Opening」[4]。詞もテーマ性の大きなものになっている。晴一曰く「恋愛以外の表現にも挑戦したかった」。スマトラ沖地震と津波のことを考えた時に書いたもの[5]。発売前から自身らのラジオにて公開されていた。また、NHK『SONGS』で披露された。一部の歌詞にルビがあるが、大文字英単語になっている[6]。アウトロで水の滴る音が挿入された後、すぐ次の曲に移る。
アニマロッサ (4:31)
作詞・作曲:岡野昭仁
29thシングル。[3]
瞳の奥をのぞかせて (4:27)
作詞:新藤晴一/作曲:岡野昭仁
30thシングル。[3]
ネガポジ (4:46)
作詞・作曲:新藤晴一/編曲:篤志
編曲にak.hommaではなく篤志が参加しており、ak.hommaが直接関与しない初の楽曲。メンバーは曲の製作過程が異なったことが新鮮だったとのこと。なおこの時期、晴一が篤志をTHE 野党に誘う。ポルノグラフィティ初のデジタル・ディスコ曲であり、効果音としてパーティーノイズが取り入れられている[4]。アウトロの最後ではうぐいすボーイズ&ガールズのガールズ側の笑い声が入っている。
クリシェ (4:48)
作詞・作曲:新藤晴一
クリシェ(Cliche)とは「常套句」「決まり文句」を意味し、晴一曰く、「どこにでもある言葉で歌詞を書け」という周りのプレッシャーを受けて、それに挑戦した曲[3]。特徴的な音が欲しいとして、チェロが参加している[3]。
IN THE DARK (3:58)
作詞・作曲:新藤晴一
歌詞は「暗闇」を擬人化して描いており、晴一が変化を求めた際、それを良しとしない人たちへの葛藤に対する意思表示として作った曲[3]。シングルを除くアルバム収録曲の中で最初に制作された[4]。伴奏部分ではフリューゲルホルンが使用されている。
Introduction ?迫リ来ルMONSTER? (0:21)次トラック「MONSTER」のイントロ。アニメ調の構成で、声優の水樹奈々とゆかなが声を担当している。また、晴一はオペレーター、昭仁は爆発に巻き込まれ「ア?ッ!」と叫ぶ役で参加している。ポルノグラフィティの楽曲では最も収録時間が短い。世界観は「まんま“エヴァンゲリオン”」な感じで構成してもらったという。構成を担当した今浪祐介は、『カフェイン11』(bayfm)や『ポルノグラフィティ岡野昭仁のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)、『水樹奈々 スマイルギャング』(文化放送)などで構成作家を務めている。この楽曲でアフレコを体験した晴一と昭仁は「子供のようにテンションが上がった感じ」「14歳くらいのイメージでと伝えたらホントにそれくらいの子の声になったんです」[7]「(声優さん含めて)プロフェッショナルな現場は見ていて楽しかった」[3]という感想を残した。また出演者の水樹曰く「本間さんの立ち会いのもと(ポルノグラフィティの2人は)興味深そうにこちらを見つめていらしゃった」[8]とのこと。
MONSTER (4:13)
作詞:岡野昭仁/作曲:新藤晴一
歌詞の「決着」を「けり」と歌っている。昭仁曰く、晴一の曲に詞をつける機会も多くないため、自問自答を詞にしたとのこと[3]。曲のイメージは「ポップロック」[3]。発売前から自身らのラジオにて公開されて、発売当時には『ミュージックステーション』でも演奏された。
この胸を、愛を射よ (5:00)
作詞・作曲:新藤晴一
28thシングル。[3]
曖昧なひとたち (3:58)
作詞・作曲:岡野昭仁
詞は、草食系を書いたのではなく曖昧なものへの希望を込めている。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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