この項目では、キリル文字の?について説明しています。ラテン文字については「?」をご覧ください。
キリル文字
АБВГ?Д?
?ЕЁ??ЖЗ
?И??Й??
К?Л?МН?
ОПРСТ?У
?ФХЦЧ?Ш
ЩЪЫЬЭЮЯ
非スラヴ系文字
???
?, ? は、キリル文字のひとつ。カザフ語、ドンガン語、タタール語、ウイグル語で使用されているほか、アゼルバイジャン語・トルクメン語、チワン語で使用されていた。 大文字UnicodeJIS X 0213文字参照小文字UnicodeJIS X 0213文字参照備考
呼称
ロシア語ではыо。
アブハズ語ではа?ьыш?харгьежьрат? дырга
Unicode名ではCYRILLIC LETTER SCHWA.
音素
[a],[?],[a]
アブハズ語ではг?、д?、к? などの形で用いられ、直前の子音が唇音化することを表す。
アルファベット上の位置
ドンガン語をキリル文字で表記する時の第8字母。
アゼルバイジャン語をキリル文字で表記する時の第8字母。
タタール語をキリル文字で表記する時の第2字母。
トルクメン語をキリル文字で表記する時の第32字母。
アブハズ語をキリル文字で表記する時の第64字母。
?に関する諸事項
ドンガン語では、1932年から1953年までラテン文字表記用の拡張文字として使用された。1953年からはキリル文字表記用の拡張文字として使用されている。[?]を表す。
アゼルバイジャン語は、1940年にラテン文字表記からキリル文字表記に改められた。1991年に、再びラテン文字の復活が決定され、2003年からキリル文字による表記は廃止された。(アゼルバイジャン語の項から趣意を抜粋)
タタール語は、1939年にラテン文字表記からキリル文字表記に改められた。1999年に、再びラテン文字の復活が決定され、2001年から実行に移されたものの、ロシア連邦上院により「ロシアの言語はキリル文字である必要がある」と規定され移行は進んでいない(タタール語の項から趣意を抜粋)
トルクメン語は伝統的にアラビア文字で書かれてきたが、ソビエト連邦時代にはキリル文字を使用した。1991年に独立した後、ラテン文字の正書法が制定され、移行が進められている(トルクメン語の項から趣意を抜粋)。
チワン語では、1957年から1981年までラテン文字表記用の拡張文字として使用された。短母音の[a]を表した。1981年以降はaeと綴る方法に改められた。
符号位置
ӘU+04D8‐Ә
ӘәU+04D9‐ә
ә
関連項目
シュワー
? ?(ラテン文字)
ドンガン語
アゼルバイジャン語
アブハズ語
タタール語
トルクメン語
チワン語