キリル文字
АБВГ?Д?
?ЕЁ??ЖЗ
?И??Й??
К?Л?МН?
ОПРСТ?У
?ФХЦЧ?Ш
ЩЪЫ
Ы, ы は、キリル文字のひとつ。2部分に分かれているが、全体で1字である。歴史的には Ъ と ? を合わせた合字に由来する。 ロシア語の第29字母、ベラルーシ語の第28字母である。 大文字UnicodeJIS X 0213文字参照小文字UnicodeJIS X 0213文字参照備考
呼称
ロシア語: ы(ゥイ), еры?(イェ?イ)
音価
ロシア語では非円唇中舌狭母音 [?] を表す。この音は、[i] のように口を横に開き、舌を奥に引っ込めて発音する音である。И と音声は異なるが、完全に相補的であって、同一の音素をなす。
ルシン語では非円唇後舌半狭母音 [?] を表す。
アルファベット上の位置
Ыに関わる諸事項
ロシア語では、語頭に立たないため元来大文字はない。また、正書法の制約上、г, к, х, ж, ч, ш, щの後ろにこの文字が来る場合、иに書き換えなければならない[1]。
ウクライナ語、ブルガリア語では用いられない。
モンゴル語では、男性母音の語で /i?/(и の長母音)を表す。
大文字「Ы」はShift_JISにおいてコンピュータプログラムの動作不良の原因となる文字(通称「ダメ文字」)の一つ。
朝鮮語のキリル文字表記では、?(/?/)に使われる。
符号位置
ЫU+042B1-7-29Ы
ЫыU+044B1-7-77ы
ы
ꙐU+A650-Ꙑ
ꙐꙑU+A651-ꙑ
ꙑ古い字体
脚注[脚注の使い方]^ “ ⇒Spelling rules”. webhome.auburn.edu. 2021年8月19日閲覧。