このフィクションに関する記事は、全体として物語世界内の観点に立って記述されています。関連するスタイルマニュアルを参考に、現実世界の観点を基準とした記事に修正
してください。(2017年10月) (使い方)νガンダム(ニュー・ガンダム[注 1]、NU GUNDAM)は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型機動兵器「モビルスーツ (MS)」のひとつ。初出は、1988年公開のアニメーション映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』。
作中の軍事勢力のひとつである地球連邦軍のガンダムタイプMSで、主人公のアムロ・レイ自身が設計に関与した専用機。特殊な能力をもつニュータイプに対応した機体構造を有し、左背にマントのように装備された6基の遠隔操作式ビーム砲台「フィン・ファンネル」を外観上の特徴とする。
『逆襲のシャア』劇中ではリ・ガズィに次いでアムロが搭乗し、ライバルである新生ネオ・ジオン軍総帥シャア・アズナブルが搭乗するサザビーと死闘を繰り広げる。
当記事では、外伝作品などに登場するバリエーション機についても解説する。 デザインは、富野由悠季監督によって出された「原点回帰」「マントを付けたガンダム」[注 2]というコンセプトを基に、サンライズ企画室の若手デザイナーやスタッフによりデザインが固められ、出渕裕がまとめるという形で完成した[2][3]。デザインワークには出渕裕のほか、佐山義則、鈴木雅久、中沢数宣、大畑晃一、ヴィシャルデザインなどが参加している[2][4][5]。配色はそれまでの華やかな白青赤のトリコロールから一転、白と濃紺(ミッドナイトブルー)のツートンカラーを基調とする大人びたものとなった。 νガンダムは、RX-78 ガンダムの正統な後継機として、トラディショナルなガンダムタイプのデザインの一つの到達点に達している[6]。MSVからガンダムMk-IIへの流れの下流にあり、RX-78から連なるデザインラインのほぼ完成形とも言える[3]。富野監督の意向で、このガンダムには変形、合体というギミックは加えられなかったため、『Ζ』『ΖΖ』で恐竜的進化を遂げてきたモビルスーツのラインから一転し、シンプルなラインで構成されている[1][2][4]。ガンダム史上、本体にギミックが何もないのはガンダムMk-IIとこのνガンダムだけであり、実質的にRX-78のリデザインとも言える[3]。実際、ラフスケッチの段階でも、クリンナップを手掛けた安彦良和の描いたガンダムのデザイン画を下敷きにしている画稿がある[3][4]。出渕は自著において、「νガンダムは自分の線でファーストガンダムを描いたらこうなるというデザイン。
デザイン