この項目では、温度について説明しています。
これを提唱した人物については「ガブリエル・ファーレンハイト」をご覧ください。
「華」姓の人物や家系については「華 (姓)」をご覧ください。
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字が含まれています(詳細)。
カ氏度(ファーレンハイト度、華氏度)
仏 degre Fahrenheit
英 degree Fahrenheit
記号°F
系ヤード・ポンド法
量温度(温度間隔)
定義ケルビンの1/1.8
由来水の凝固点を32度、沸点を212度とする温度目盛り
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カ氏温度(ファーレンハイト温度、華氏温度)
仏 Fahrenheit temperature
英 Fahrenheit temperature
記号°F
系ヤード・ポンド法
量温度(カ氏度で表される温度)
定義ケルビンで表した熱力学温度の値の1.8倍から459.67を減じたもの
由来水の凝固点を32度、沸点を212度とする温度
語源ガブリエル・ファーレンハイト
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.mw-parser-output .legend{page-break-inside:avoid;break-inside:avoid-column}.mw-parser-output .legend-color{display:inline-block;min-width:1.5em;height:1.5em;margin:1px 0;text-align:center;border:1px solid black;background-color:transparent;color:black}.mw-parser-output .legend-text{} カ氏度を使用する国 カ氏度・セルシウス度の両方を使用する国 セルシウス度を使用する国
カ氏度、華氏度(かしど、英語: degree Fahrenheit、記号: °F)は、数種ある温度のうちのひとつであり、1度の温度間隔がケルビンの1.8分の1(9分の5) である。真水の凝固点を32 カ氏温度、沸点を212 カ氏温度とし、その間を180等分して1 カ氏度としたものである。 ドイツの物理学者ガブリエル・ファーレンハイトが1724年に提唱した。 カ氏度は他の温度と同様「度」の単位がつけられ、他の温度による値と区別するためにファーレンハイトの頭文字を取って“°F”と書き表される。 「32 °F」は日本語では「華氏32度」、「32 カ氏度」、英語では“32 degrees Fahrenheit”または“32 °F”と表現される。 考案者のガブリエル・ファーレンハイトにちなむ。ファーレンハイト度、華氏度(かしど)ともいう。華氏の語源は、ファーレンハイトの中国音訳「華倫海特」(ファルンハイトゥ、繁体字: 華倫海特; 簡体字: ??海特; ?音: Hualunh?ite)から「華」+人名に付ける接尾辞「氏」で、「華氏」「温度」になった。 「セルシウス度(degree Celsius)」と「セルシウス温度(Celsius temperature)」が異なる概念であるのと同様に、「カ氏度(degree Fahrenheit)」と「カ氏温度(Fahrenheit temperature)」とは異なる概念である。すなわち、計量単位令の別表第7 項番3が定義しているように、カ氏度は温度間隔を指し、カ氏温度はカ氏度で表される温度を指す。しかし一般にはこの違いは意識されず混同されることが多い。 日本の計量法では、ヤード・ポンド法の一つとして、例外的に限定した取引又は証明(ヤード・ポンド法#日本における使用を参照)に用いる場合にあっては「当分の間、法定計量単位とみなす。」こととされている(計量法附則第5条第2項)。 その計量単位は「カ氏度」と定められている[1]。したがって、計量法上は、「ファーレンハイト度」や「華氏度」を使用することは禁止されている(詳細は、セルシウス度#用法を参照)。 カ氏度とカ氏温度の定義は次の通りである[1]。計量法上は、カ氏度・カ氏温度は、セルシウス度・セルシウス温度から定義されているのではなく、SI基本単位であるケルビンとケルビンで表した熱力学温度の値によって直接に定義されている。カ氏度の定義:ケルビンの1.8分の1 カ氏温度の定義:カ氏度で表される温度 カ氏温度の値の定義:ケルビンで表した熱力学温度の値の1.8倍から459.67を減じたもの カ氏度は温度間隔であるから、単に「ケルビンの1.8分の1」と定義される。これに対して、カ氏温度は、温度の高さであるから、「熱力学温度の値の1.8倍 - 459.67」とやや複雑である。なお、上記の定義中の数値、459.67 = 273.15 × 1.8 - 32 の関係がある。 セルシウス温度をカ氏温度で表すと「セルシウス温度の値の1.8倍に32を加えたもの」となる。 カ氏度の単位記号は、「°F」である[2]。国際単位系国際文書では、数値と単位記号の間には1字分の空白を挿入すること(セルシウス温度の表記も同じ)になっており(国際単位系#量の値の形式)、カ氏度の表記においても数値と「°F」の間に1字分の空白を挿入する。 華氏から他の単位への換算公式華氏から華氏へ カ氏度による温度目盛では水の融点を32 °F、沸点を212 °Fとする。水の氷点と沸点の間は180度に分割される。カ氏温度Fは、ケルビンKやセルシウス度Cと以下の関係にある。 F = 9 5 K − 459.67 {\displaystyle F={\frac {9}{5}}K-459.67} F = 9 5 C + 32 {\displaystyle F={\frac {9}{5}}C+32} C = 5 9 ( F − 32 ) {\displaystyle C={\frac {5}{9}}(F-32)} 計量法では、一番上の式によって、ケルビンからカ氏温度が定義されている[3]。カ氏温度⇔セルシウス温度 早見表 °F°C °F°C °F°C カ氏温度とセルシウス温度との間の変換において、おおよそ「61 °F → 16 °C」「82 °F → 28 °C」の関係(一の位と十の位の交換)がある。これは、温帯における気温の範囲にあり、大雑把な変換の目安としてしばしば用いられる。 セルシウス温度にケルビンが対応するのと同様、絶対零度を0としてカ氏温度に相当する目盛りを振ったランキン度がある。 ファーレンハイトがこの温度目盛を作った時の話には、いくつかの説がある。
概要
語源
カ氏度とカ氏温度
計量法における位置づけ
他の単位との換算
セルシウス度[°C] = ([°F] ? 32) × .mw-parser-output .frac{white-space:nowrap}.mw-parser-output .frac .num,.mw-parser-output .frac .den{font-size:80%;line-height:0;vertical-align:super}.mw-parser-output .frac .den{vertical-align:sub}.mw-parser-output .sr-only{border:0;clip:rect(0,0,0,0);height:1px;margin:-1px;overflow:hidden;padding:0;position:absolute;width:1px}5⁄9[°F] = [°C] × 9⁄5 + 32
ケルビン[K] = ([°F] + 459.67) × 5⁄9[°F] = [K] × 9⁄5 ? 459.67
ランキン度[°R] = [°F] + 459.67[°F] = [°R] ? 459.67
温度の間隔は以下のようになっている。
1 °F = 1 °R = 5⁄9 °C = 5⁄9 K
他の温度の単位への換算
?40.0?40.0
?30.0?34.4
?22.0?30.0
?20.0?28.9
?10.0?23.3
?4.0?20.0
0.0?17.8
10.0?12.2
14.0?10.0
20.0?6.7
30.0?1.1
32.00.0
40.04.4
50.010.0
50.010.0
60.015.6
68.020.0
70.021.1
80.026.7
86.030.0
90.032.2
100.037.8
104.040.0
110.043.3
120.048.9
122.050.0
130.054.4
140.060.0
140.060.0
150.065.6
158.070.0
160.071.1
170.076.7
176.080.0
180.082.2
190.087.8
194.090.0
200.093.3
210.098.9
212.0100.0
220.0104.4
230.0110.0
歴史
ファーレンハイトによる考案
ファーレンハイトは最初、彼が測ることのできた最も低い室外の温度を0度、彼自身の体温を100度としようとしたと述べている。彼は1708年か1709年の冬の大変寒い日に、ダンツィヒ郊外の彼の自宅において「0度」を計測した(これは?17.8 °Cである)。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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